結婚式場の下見をスムーズに行うポイント7選!コツと質問も紹介
豆知識・費用・相場 | 公開: / 更新:
ふたりが希望する結婚式の実現に向けて、結婚式場の下見はかかせません。細部までチェックすることで、納得のいく結婚式につながりますし、大切なポイントを見落とさずに済むでしょう。
そこで今回は、結婚式場の下見で見るべきポイントや、結婚式選びのコツ・質問したい内容を紹介します。これから結婚式場の下見をするカップルは、ぜひ参考にしてください。
結婚式場の下見とは?
結婚式場の下見とは、会場スタッフや結婚式のプランナーに案内してもらいながら、会場を見学することです。挙式や披露宴会場の見学はもとより、どういったことができるかなどを案内してもらえます。
「ふたりの希望にマッチするか?」や「ゲストを招待するのに問題はないか?」、「開催したい結婚式のテーマに沿っているか」などを判断する重要な機会であるため、実りある結婚式の実現にかかせません。
特に「開催したい結婚式のテーマ」を決めておくと、下見の際にもイメージが付きやすいため、予め結婚式のテーマを決めておくと良いでしょう。
下見に行く会場数は、カップルにより異なりますが、3~5件程度が一般的でしょう。2~3会場まで絞れたら理想的です。
結婚式のテーマの決め方が分からない、テーマの決め方のポイントを知りたい方はぜひ以下の記事をご覧ください。
まずは下見に行く会場を「しぼる」ポイントとは?
結婚式場の見学は、やみくもに行っても仕方がありません。なんとなく複数の会場をまわると情報量が多くなり、結局どういった会場を選べばよいかわからなくなります。
また会場見学の所要時間は3~4時間程の会場が多いため、1日にまわれたとしても2会場が限界でしょう。
以下のポイントを踏まえたうえで、あらかじめ「下見に行く会場」をしぼるとよいでしょう。
およそのゲストの人数
まずは、招待したいゲストの「およその人数」をふたりで話し合っておきましょう。
人数を把握することで、どういった規模の会場を選べばよいかが見えてきます。人数に適した会場を選ぶことで、見栄えがよくなるのはもとより、新郎新婦もゲストも快適に過ごせます。
またゲストの人数は、見積作成時の費用にも影響するため、事前に決めておきたいポイントです。
おおよその予算
ふたりで事前に話合い、おおよその予算を決めて下見に行きましょう。予算を決めておかないと、見学自体が無駄になる可能性があります。予算をはるかにオーバーする会場を見に行っても、イメージがつきにくいでしょう。
そのため、およその費用を調べたうえで見学に行くことをおすすめします。
希望する結婚式のスタイル
結婚式のスタイルとは、キリスト教式・神前式・人前式を指します。
ドレス・タキシードの洋装を希望の場合は先に結婚式スタイルを決めておく必要はございません。
ほとんどの会場でキリスト教式・人前式を行うことが可能だからです。
一方で和装の神前式を希望される場合は神社や神殿があることが必須です。そのため
希望の挙式スタイルができる会場なのかを必ず確認しましょう。
必ずやりたいこと
結婚式でやりたいことがある場合には、希望を叶えられる会場選びがかかせません。
たとえばガーデン挙式を希望されている場合、ガーデンがある会場なのか、またガーデンはあるがそこで挙式をすることが可能なのか、という点も確認する必要があります。
ほかにも、ゲストに美味しい料理を味わってもらいたい場合には、料理に定評があるレストランやホテルから予算に合う会場を選ぶとよいでしょう。
結婚式場の下見で見るべき7つのポイント
実際に結婚式場の下見に行った際には、見るべきポイントがあります。
以下に挙げた7つのポイントを踏まえたうえで、自分たちの希望やゲストの状況と照らし合わせるとよいでしょう。
1、立地・アクセス
結婚式会場は多くのゲストにとって、初めて訪れる場所だといえます。慣れない場所であるため、立地がよくアクセスもしやすい場所を選ぶのがベストです。
以下のような点を意識すると、ゲストが訪れやすい会場選びにつながります。
- 最寄り駅から会場までの距離が近い
- (最寄り駅から距離がある場合)シャトルバスが出ている
- 空港やターミナル駅から電車で30分以内
- 主要駅から乗り換えが1回以内
また、会場には結婚式の打ち合わせでも何度も足を運ぶ可能性があります。自分たちのアクセスも考えておくとさらに絞りやすくなります。
結婚式の打ち合わせについて気になる方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
2、会場の設備(挙式・披露宴・演出)
下見では、ブライズルーム・化粧室・エレベーターといった「会場の設備」もチェックしましょう。なぜなら、設備状況によって過ごしやすさが変わるからです。
希望の演出がある場合には、演出に必要な設備(例:音響設備、映像設備)が揃っているかも確認しましょう。
また、「新郎新婦がどの席も見渡せるか?」や「テーブルのレイアウト」などもチェックします。
やりたい演出がある場合にはそれができるのかもチェックしておきましょう。特に人前式での挙式をお考えの場合、チャペルの広さや設備によってもできるできないが出てくる場合がございます。
人前式の演出について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
3、ゲスト用の設備
結婚式では、ゲストにも快適に過ごしてもらえるよう「ゲスト用の設備」もチェックします。
【ゲスト用の設備(例)】
- 控え室
- 着替えスペース
- 授乳室
- おむつ替えのスペース
- 喫煙所
- バリアフリー
喫煙所をチェックする際には、非喫煙者のことも意識し「会場から喫煙ルームがほどよく離れているか?」も確認しましょう。
4、料理・ドリンクの内容
料理・ドリンクを楽しみにするゲストは多いものです。
そのため、実際に試食できるとベストです。
試食を実施していない場合には、別日に会場内のレストランで食事するなど、実際に食べてみるとよいでしょう。
【料理やドリンクをチェックするポイント(例)】
- コースかビュッフェか?
- フリードリンクの種類
- (子連れゲストがいる場合)お子様メニューに対応可能か?
- アレルギー対応可能か?
- オリジナルメニューを作成できるか
5、衣装の品揃え
会場で衣装を手配できると、持ち込みや結婚式後の返却といった手間が省けます。
とはいえ、品揃えがイマイチだとがっかりしてしまいます。
デザインはもちろんのこと、自分に合ったサイズがあるかもチェックしておきましょう。
自身で持ち込みたい場合には、「そもそも持ち込みが可能か?」や「持ち込み料」も聞いておきたいところです。
6、スタッフの対応
スタッフの対応は結婚式の印象を左右するため、しっかりとチェックしておきましょう。
笑顔があり雰囲気もよいのはもとより、「質問に的確にこたえてくれるか?」そちらもチェックします。スタッフ陣の対応がよい会場は一体感があり、当日の準備から運営まで手際よく実施してくれます。
招待したゲストを気持ちよくもてなすためにも、案内役だけではなく、他スタッフの対応もしっかりチェックしておきましょう。
7、料金
「いいな」と思っても、予算オーバーでは意味がありません。そのため、実際の料金を確認する必要があります。
一般的には、会場見学の最後に見積書をもらえるでしょう。
見積に含まれない費用(例:ドレスの持ち込み料)が存在する可能性もあるため、含まれない費用の詳細も聞いておきましょう。
また、料理や会場に飾る花は、グレードによって金額が変わることも多いので、グレードアップした金額もチェックしておきましょう。
なるべく初回の見積りは内容を盛り込んだボリュームがある内容で作成していただくことが大切ですをおすすめします。その後自分たちで用意できるものはないか、不要なものはないか、ふたりで話合ってみましょう。
結婚式場の下見の際に質問しておきたい内容
結婚式場の見学では、あらかじめ質問しておきたい内容も存在します。
主な内容は以下の通りです。
撮影シーンの制限有無
実際に結婚式では、撮影シーンを制限することがあります。
たとえば、新郎新婦の支度シーンやリハーサル中は、会場が許可した写真家以外の撮影をNGとするケースが多いです。またチャペルでの撮影を禁止するといった、撮影場所を制限することもあるでしょう。
外部の写真家による撮影許可はおりず、結婚式場の専属写真家のみが撮影可能なケースもあります。
持ち込みの制限有無
たとえば、ドレスやタキシードは持ち込みを許可するものの、持ち込み料や保管料がかかることもあります。
ほかにも、以下のような持ち込みは制限される傾向にあるため、確認が必要です。
・ウェディングケーキ(衛生面の観点)
・生花のブーケ(衛生面の観点。造花はOKなことも)
・余興でつかう楽器(設備がない、周辺地域への配慮など)
持ち込みを考えている人は、必ず制限の有無を確認しましょう。
仮予約・キャンセルのルール
気に入った会場があれば、できれば仮予約をしておきたいところです。
仮予約ができる場合にも、「キャンセルできる期日」や「キャンセル料金」を決めているケースがほとんどです。
またキャンセルの方法についても、どういった手段で対応してもらえるかを確認しておきましょう。(例:電話、メール)
(屋外での演出がある場合)雨天時の対応
外での演出を希望する場合、雨天時の実施が厳しいこともあります。
そのため、雨天時の対応を確認するとよいでしょう。
【雨天では演出がむずかしい(例)】
・ガーデン挙式
・バルーンリリース
・花嫁行列(神前式の場合)
対応方法を確認しておくと、いざという時に安心です。
駐車場・送迎バスの有無
駐車場や送迎バスの有無は、ゲストの訪問しやすさに関係します。
駐車場の有無をはじめ、台数も確認しておきましょう。会場に駐車場がない場合や台数が少ないケースでは、近隣のコインパーキングの場所もチェックしておきます。
また駅から遠い会場であれば、送迎バスは必須だといっても過言ではありません。バスがない場合には、タクシーを一括で手配するといった配慮も必要です。
結婚式場の下見をする際の注意点
結婚式場を下見する際には、注意すべきポイントがあります。
内容は以下の通りです。
試食に料金が発生することも
会場見学では結婚式に出す料理の試食は必ず行いましょう。ただし、試食が全て無料だとは限りません。事前に予約したうえで、別途料金が発生する場合もあるため、注意が必要です。
一般的にはフルコースの料理ではなくワンプレートやショートコースで提供されるケースが多いです。
試食で出される料理のランクが、自分たちが希望するランクと異なるケースもあります。そのため、料理のランクや結婚式当日の品数も確認するとよいでしょう。
見積内容はあくまで目安
見学に行くと、ふたりの希望を加味したうえで「見積書」を出してくれるケースがほとんどです。
ただし、見積内容はあくまで目安という点を忘れてはいけません。持ち込みするものが増えたり、グレードをアップすれば、当然ながら費用は増えます。
見積をもらう際には「最高ランク」や「すべて持ち込んだバージョン」の内容も記載してもらうと安心です。
外せない条件を決めておく
結婚式場は全国に数多くあります。その中から1つの会場を選ぶのは大変難しい作業です。
そのため、自分たちのこれだけは外せないという条件を決め、予めフィルターをかけて検索をすることで、効率よく会場の下見をすることができます。
また、複数の結婚式場を見学すると、どの会場を選んだらよいかわからなくなる可能性もあるでしょう。その中でも「外せない条件」が設定されていれば、迷いが少なくなるでしょう。
本命の会場は最後に下見をする
本命の会場は最後に下見することをオススメします。
なぜなら「本日成約をするので、割引をしてほしい」といった交渉が可能だからです。
本命の会場を最初に見てしまうと、ほかにも見学する場所があるため、交渉という切り札をつかえなくなります。
また、式場でも見学当日に成約された方向けの割引きや特典を用意しているところもあるので、一番気になっている会場を最後に最後に見学できるようなスケジュールを立てておきましょう。
下見に行く際の服装も気になるところ。カジュアルすぎたり、TPOにあっていない服装だと、浮いてしまうことも。
ブライダルフェアや結婚式場の下見に行く際の服装について、もっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
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この記事を書いた人
- Wedding table事務局
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