結婚式にテーマは必要?決め方の例やメリット・ポイントを紹介
はじめての方へ | 公開: / 更新:
一般的な結婚式をする際に「テーマは必要ないのでは?」と思う人もいるでしょう。仮にテーマが必要といわれても、どのように決めたらよいかと悩みますよね。
そこで今回は、結婚式におけるテーマの必要性をはじめ、決め方やメリットを紹介します。
結婚式を行なう予定のカップルは、ぜひ参考にしてください。
結婚式のテーマとは?
結婚式のテーマとは、”結婚式の軸であり、ふたりの想いをカタチにしたもの“です。
そのため、仮に「一般的な結婚式を挙げられればよい」と思っていても、テーマは必要だといえます。なぜなら「一般的な結婚式をしたい」という内容が、ふたりの想いだからです。
「一般的な結婚式をしたい」にこめられた想いのなかにも、【満足できる料理を提供したい】や【30人規模の結婚式をしたい】など、さまざまな要素が含まれます。
このように結婚式のテーマは決めた方がその後の結婚式の準備や判断がスムーズになります。結婚式にテーマが必要な理由は次項より解説していきます。
また、テーマはコンセプトとは明確に違います。詳しくは後述しますが、コンセプトはテーマに沿って作成されるもので、より具体的な形にしたものをコンセプトといいます。
このように、理想の結婚式を挙げるためにはテーマはぜひ決めておきたいものです。結婚式スタイルには様々なものがあるため、テーマが設定されていることで、選ぶ基準ができます。
理想の結婚式を挙げるための方法や注意点を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
結婚式のテーマが必要な理由
結婚式を挙げる際に、そもそもテーマが必要かどうか疑問に感じる方もいらっしゃいます。
結婚式にテーマが必要な理由は以下の3つあります。
- 結婚式全体に統一感が出る
- 準備がスムーズになる
- 後悔がなく満足度の高い結婚式ができる
1.結婚式全体に統一感が出る
人は統一感に「美しさ」や「洗練さ」を感じることから、結婚式に統一感は必要だといえます。テーマという軸があれば、軸に沿って演出やアイテムを用意できるため、結婚式全体に統一感が出ます。
たとえば春がテーマであれば、3月〜5月に開催し、桜や梅・桃の花を使用し、やわらかなテイストのペーパーアイテム・淡いピンクのカラードレスなどで統一感を出せるでしょう。
一方テーマがなければ、カジュアルな会場・派手なアイテム・甘めな印象のウェディングドレスなど、バラバラでまとまりのない印象の結婚式になってしまう可能性もあるでしょう。
2.準備がスムーズになる
結婚式の準備は、会場選びをはじめ、ゲストの人数・料理・衣装など、決めることが多くあります。そのため、準備はスムーズに行ないたいものです。
テーマが決まっていれば、テーマに沿った「会場選び」「アイテム選び」「演出の用意」ができ、準備をスムーズに進められるからです。
テーマがなければ、何を基準に会場を選んだらよいかがわかりません。その都度、お互い話し合いながら、一つ一つ決めていくことになり、大変時間がかかります。
会場選びに時間がかかれば、希望の日程を押さえられない可能性があります。
希望日程が押さえられなければ、また別の会場を探すなど、準備に時間がかかるでしょう。その場合は、会場が決まってから会場の雰囲気に合ったテーマを決めるとスムーズです。
また、テーマが決まっていれば、打ち合わせの回数も少なく済むため、準備にかける時間も少なくなります。
結婚式のテーマをプランナーさんと共有することで、プランナーさんからの提案精度が上がり、スムーズな打ち合わせができるようになります。
打ち合わせ回数についてもっと詳しく知りたい場合は以下の記事をご覧ください。
3.後悔がなく満足度の高い結婚式ができる
結婚式が終わってから「もっとこうすればよかった」と後悔しても、やり直しはできません。とはいえ、せっかく結婚式をするのであれば、満足度の高い内容を実現したいですよね。
先述の通り、結婚式のテーマとは「ふたりの想いをカタチにした」ものです。テーマを決めれば、ふたりの思いを軸として「結婚式の演出や進行」を決められることから、やり残しが少なくなります。
そのため、テーマを決める際には、ふたりが最も満足できる内容を選ぶとよいでしょう。
結婚式のテーマを決める際にもプロに相談するのもおすすめです。お気軽にLINEでご相談ください。
結婚式のプロがあなたのお悩みに真摯に回答します。
結婚式のテーマの種類
結婚式のテーマは数多く存在します。
ここでは代表的な7つの種類を紹介するので、テーマ選びの参考にしてください。
好きな色
ふたりが共通して好きな色や、お互いが好きな色を組みあわせ、結婚式のテーマにする方法があります。
【色をテーマにする例】
- 新郎は黄色・新婦はピンクが好きなので、黄色とピンクをテーマにする
- 共通の趣味がマリンスポーツなので、海をイメージする「青」をテーマにする
また、「ストライプ」や「チェック」など、柄をテーマにするのも素敵です。
思い出の場所
ふたりが出会った場所やよくデートをした場所など、思い出の場所をテーマにすると、ふたりらしい結婚式ができるでしょう。
【思い出の場所をテーマにする例】
- 映画館で出会ったので、シネマをテーマにする
- 水族館でデートをすることが多かったので、海の生き物をテーマにする
他にも、ふたりの地元を思い出の場所とし、それぞれの地元が連想できる内容をテーマにする方法もあります。郷土料理を振る舞ったり、地元の食材をふんだんに使用した1品を作ったりと、コンセプトの幅も広がるでしょう。
ゲストへの想い
結婚式のテーマを決める際に、ゲストへの想いからテーマを決めるのもアリでしょう。
たとえば、「両親への感謝」や「ゲストへのサプライズ」などです。
【ゲストへの思いをテーマにする例】
- ゲストへの感謝から、「Thank you」をテーマにする
- 両親からの愛をうけつぎ、今後もつないでいきたいので「絆」をテーマにする
上記のように、結婚式のテーマは「抽象的な要素」から決めてもかまいません。
趣味
ふたりの共通する趣味からテーマを決めるのも、素敵ですね。
好きなことである「趣味」から決めれば、結婚式の準備がいっそう楽しくなるでしょう。
【趣味をテーマにする例】
- 共通の趣味は旅行なので、印象的だった旅行先をテーマにする
- 音楽鑑賞が趣味なので、「音を楽しむ」をテーマにする
共通の趣味がなければ、お互いの趣味をそれぞれ組みあわせたテーマもよいでしょう。
招待状を飛行機の搭乗券やコンサートチケットに見立ててつくる新郎新婦も。
趣味をテーマにすると会場内の装飾やペーパーアイテム、小物など、アイディアも出やすくなるでしょう。
開催する季節
結婚式を開催する季節にあわせ、テーマを決める方法もオススメです。季節のイベントをテーマにすると、「季節にそったロケーション撮影」や「旬の素材を料理として提供できる」などのメリットもあります。
【開催する季節をテーマにする例】
- 春を連想できるよう、ピンクと暖かさをテーマにする
- 12月に開催するので、クリスマスをテーマにする
季節に応じたイベントも意識すれば、ゲストも楽しみながら祝福ムードも倍増することでしょう。
好きなキャラクター
ふたりに共通する好きなキャラクターが存在したり、どちらかに好きなキャラクターがあれば、キャラクターをテーマにする方法もオススメです。「キャラクターウェディング」と呼ばれることもあります。
【好きなキャラクターをテーマにする例】
- 新婦がシンデレラに憧れているため、シンデレラの世界観にこだわる
- 共通の好きなゲームキャラクターがいるので、ゲームの世界をテーマにする
ゲストもよく知っているキャラクターであれば、一緒にテーマを楽しんでもらえるでしょう。あまりにもマイナーなキャラクターの場合、ゲストは反応に困ることもあります。幅広い年齢層にも認知のある万人受けを考慮したキャラクターだと安心です。
好みのテイスト
雰囲気をあらわす「テイスト」を、結婚式のテーマにする方法も人気です。たとえば「ナチュラル」「クール」「メルヘン」などです。
【好みのテイストをテーマにする例】
- ふたりともヨーロッパが好きなため、西欧をテーマにする
- 共通してキャンプやカジュアルな服装が好きなので、ナチュラルをテーマにする
普段のファッションや小物などを見てみると、ふたりが好むテイストを見つけやすくなります。
参考:テーマとコンセプトの違い
テーマと似た言葉に「コンセプト」があります。
結婚式のテーマとコンセプトの違いは、以下の通りです。
- テーマ…ふたりの結婚式に対する想い
- コンセプト…テーマを実現する方法
テーマとコンセプトは、互いにリンクする関係です。テーマが決まってはじめて、コンセプトを決められるでしょう。
たとえば【自然体の結婚式】がテーマであれば、コンセプトは「シンプルな衣装や装花」「自然派の料理」「ふたりのプライベート写真を飾る」などです。
このようにテーマとコンセプトは明確に違います。テーマに内包される形でコンセプトが決まっていくことになります。
【結婚式のテーマ】決め方をSTEPで紹介
結婚式のテーマは、次のSTEPにそって決めるとよいでしょう。
- STEP1.テーマを決めるためにキーワードを書き出す
- STEP2.キーワードを結婚式に関連づける
- STEP3:キャッチフレーズを決める
以下に、詳しいSTEPを紹介します。
STEP1:テーマを決めるためにキーワードを書き出す
まずは、「ふたりのこと」「自分のこと」「相手のこと」など、思いつく言葉を書き出します。ここでは、深く考えずに書き出す点がポイントです。
~例~
料理好き
長男
ふたりとも夏生まれ
イタリアが思い出の地
インドア派
思いつくキーワードを書き出していくと、テーマにすべき内容が見えてきます。
STEP2:キーワードを結婚式に関連づける
つづいて、出てきたキーワードを「結婚式」に関連づけます。
たとえば、【イタリアが思い出の地】というキーワードは、「イタリアに関する結婚式をしよう」と関連づけられるでしょう。
一見すると、結婚式に関係ないと思うキーワードも、残しておくことをオススメします。テーマに活用しなくても、結婚式につかえる要素が存在する可能性もあるからです。
たとえば、「(新郎が)長男」というキーワードは、一見すると結婚式のテーマには関係ないように思えます。しかし、結婚式の指輪を運ぶリングボーイとして、親戚の子どもから「新郎と同じ長男に依頼する」と結びつくことがあります。
STEP3:キャッチフレーズを決める
STEP2で、いくつかのキーワードを結婚式と紐づけたら、最後にそれぞれに対するキャッチフレーズを決めます。「キャッチフレーズ=テーマ」です。
たとえば「イタリアに関する結婚式をしよう」であれば、キャッチフレーズを「イタリア式の結婚式を楽しむ」などとテーマを決められます。
イタリア式の結婚式を楽しむとテーマが決まれば、次の行動は「イタリアの結婚式の特徴を調べる」と考えられるため、準備がスムーズです。
結婚式のテーマを決める際に知っておきたいこと
結婚式のテーマを決める際に、知っておきたいことは3つあります。
詳細は以下の通りです。
自分たちとゲストの両側面で考える
結婚式の主役は自分たちです。しかし、招待されるゲストがいて結婚式が成り立つことを忘れてはいけません。
新郎新婦の想いを追求しすぎると、ゲストが放置状態になる可能性もあります。テーマを決める際には、自分たちの想いを考えてから、ゲストも満足できるような内容を考えることをオススメします。
主役もゲストも満足できる結婚式が実現すれば、これほど素敵なことはないでしょう。
コンセプトシートを用意するとよい
コンセプトシートとは、結婚式のテーマを実現するための企画書です。
テーマを実現するには、装飾・会場全体の雰囲気・ゲストのもてなし方などを決める必要があります。さらに、衣装やヘアメイクに招待状など、細かな部分への意識も不可欠です。
コンセプトシートがあれば、軸にそって詳細を決められます。また、コンセプトシートを確認すれば、新郎新婦間での認識のズレも生じにくいでしょう。
コンセプトシートは、自分たちで用意するケースと、結婚式のプランナーが作ってくれるケースがあります。
早い段階からプランナーとすすめるとスムーズ
テーマを決めようと思った段階から、プランナーと一緒にすすめるとスムーズに準備ができます。
なぜなら、ウェディングプランナーは結婚式のプロなので、プロ目線でテーマ決めや準備をサポートしてくれるからです。
自分たちが決めたテーマに対し、さらなるよい提案をしてくれるケースも多いでしょう。そのため、少しでも早い段階からプランナーとすすめることをオススメします。
結婚式のテーマの決め方で悩んでいる方へ
結婚式のテーマを決めるのは、楽しい部分もある反面、時間もかかります。結婚式にむけてスムーズな動きをしたい場合には、プロに任せると安心です。
Wedding tableは、多くの結婚式を成功に導く「ウェディングのプロ」です。
悩めるテーマ決めもしっかりとサポートします。テーマを決めたあとは、結婚式の準備もスムーズにすすめられるでしょう。
結婚式のテーマ決めに悩んでいるカップルは、Wedding tableへお気軽にご相談ください。
この記事を書いた人
- Wedding table事務局
- ウェディングテーブルは、あなたにぴったりの会場をご提案する結婚式場紹介サービスです。1000組以上の結婚式をお手伝いさせて頂いた経験を元に、結婚に関するノウハウや知識を発信するコラムを掲載しています。結婚式を挙げようか迷っている方や結婚式に関するお悩みがある方などお気軽にご相談ください。