人前式の演出とは?定番からオリジナリティ溢れるアイデア集をご紹介
こだわり・アイディア | 公開: / 更新:
- 「挙式の演出ってどんなものがあるんだろう」
- 「どうやって演出したらいいかわからない」
このようなお悩みはありませんか?
人前式とは、おふたりらしい結婚式ができる自由な挙式スタイルです。
ゲスト数を減らし、席間隔をあけることでコロナに配慮しながら素敵な1日を実現させることができます。
本記事では人前式に興味がある方に向けて、具体的にどのような演出があるのか、定番からオリジナリティ溢れるおすすめ事例をご紹介していきます。
人前式とは?
人前式は教会式や神前式のように執り行うべき決まった儀式はなく、フリースタイルな挙式です。
ただし、他の挙式スタイルと同じように30分程度で行う必要があるため、基本的なプログラムをベースにして、ふたりならではのアイデアを加えていくのがおすすめです。
以下は基本的な人前式の流れです。この流れの中に演出を組み込むポイントがありますので、まずは基本的な流れを押さえておくことが必要です。
まずは定番のプログラムをみていきましょう。
ゲスト入場
ほかの挙式と同様に、招待されたゲストは受付をします。その際に、結婚の証人として結婚証明書に記帳(サイン)をしてから会場へ入ります。
新郎新婦入場
キリスト教式で式を挙げる場合は新郎がひとりで先に入場し、その後新婦が新婦の父と一緒に入場するのが一般的です。
一方、人前式では新郎も新婦それぞれの親と一緒に入場することができます。出番の少ない新郎やその家族へスポットライトをあてるのも人前式ならではです。
開式宣言
司会者の方が人前式の開式を宣言します。
誓いの言葉
キリスト教式では牧師によって誓いの言葉を促されますが、人前式では事前に新郎新婦が考えてきた誓いの言葉を読み上げます。
ふたり同時に読み上げてもよいですし、新郎新婦が順番に結婚の誓いを立てるケースもあります。
指輪の交換(ベールアップ・誓いのキスなど)
結婚の誓約として指輪を交換します。
この際に、教会式のようにベールアップや誓いのキスを交わすカップルもいます。
ゲストから大きな祝福を受ける瞬間です。
結婚証明書に署名
結婚証明書に新郎新婦がサインをしますが、入籍前のカップルであればこの時間に婚姻届に署名をすることもできます。まさに人前式ならではの演出です。
ゲストによる結婚の承認
受付でゲスト全員から署名やメッセージをあらかじめ書いてもらっています。
それを加工して完成した「結婚誓約書」にふたりでサインをする、という流れが一般的です。家族や友人にふたりの結婚を承認してもらうという一体感が生まれ、人前式はピークを迎えます。
閉式の言葉・退場
司会者が式を閉式する旨をゲストに告げます。
その後、新郎新婦が退場し、人前式は閉幕です。
その後、披露宴を行う場合は、ゲストの方は披露宴会場に向かっていただく流れになります。
以上のような基本的な流れをベースに、各演出や指輪の交換、承認方法などにアレンジをくわえていくとスムーズにプログラムを考えることができます。
人前式の定番!おすすめ演出
情報が溢れているこの時代。調べれば様々出てきて、どんなものがいいかさらに悩んでしまいますよね。数々の人前式をプロデュースしてきた、ウェディングプランナーがおすすめする人前式の演出をご紹介!
人前式で定番の演出やオリジナリティ溢れる演出まで、幅広くお伝えします。
人前式は演出の幅が広く、時間や予算が許す限り何でもプロデュースすることができます。そのため、逆に困る。演出が思いつかない。などのお困りごともあると思います。
ここではそのようなお悩みをお持ちの方におすすめの演出をご紹介。
ゲスト参加型のアレンジなども会場が一つになるおすすめの演出なので、ぜひ参考にしてくださいね。
新郎新婦入場のおすすめ演出
- 人力車に乗って登場
- 入場曲を職場の同僚が演奏してくれた
- フラッグガール、フラッグボーイ
教会やレストランでは新婦は親兄妹と入場したり、新郎新婦それぞれが自分の親と入場するというアレンジも、心温まる演出として人気です。
新婦だけでなく新郎にもスポットをあてるというアイデアも素敵ですよね。
会場にもよりますが、和装ならふたりで一緒に人力車で登場する演出などもできます。
また、音楽を趣味としたり、仕事としている仲間が入場曲を演奏したというケースもあります。
新郎新婦とゲストにどんなつながりがあるのか、他の参加者にも伝わるオリジナリティある演出です。
誓いの言葉のおすすめ演出
- 好きな曲の歌詞を引用
- 結婚生活に向けての約束を述べる
- ラップにのせて近いの言葉を伝える
- あいうえお作文
人前式では誓いの言葉も自由です。そのため、あらかじめふたりで考えたオリジナリティある言葉を読み上げることができます。
たとえば、ふたりが好きなミュージシャンの歌詞を用いたり、結婚生活に向けての約束を述べるなど、ユーモアあふれる言葉を読み上げましょう。
音楽やラップにのせた言葉やあいうえお作文を用いたケースもあり、ゲストが思わずクスりとしてしまうような演出も心に残ります。
指輪の交換のおすすめ演出
- リングボーイ・リングガール
- リングドッグ
- リングリレー
指輪の交換に際しては、子どもに指輪を運んでもらう「リングボーイ・リングガール」、ふたりの愛犬にも祝福のお手伝いをしてもらう「リングドッグ」なども人気です。
また、参列者いただいているゲストの方にも参加してもらう「リングリレー」もおすすめ。参加型の演出なので、会場全体に一体感が生まれ、お祝いムードに包まれます。
ゲストの方から「おめでとう!」の気持ちと一緒に届けられるリングは、新郎新婦への想いが詰まっています。
ほかにも、指輪以外のプレゼント交換や想い出のアイテムの交換はふたりならではの演出になります。ゲストが知らないふたりの一面をみることができ、心温まるアットホームなプログラムとしておすすめです。
ゲストによる承認のおすすめ演出
- ベルシャワー
- バルーンリリース
- 折り鶴シャワー
人前式のシンボル的な存在の「承認」の演出もさまざまなものがあります。
司会者から「ふたりの結婚を認めますか」の問いに対して、ベルシャワーやバルーンリリースで承認をあらわす華やかな空間は、お祝いムードに包まれます。
和装なら折り鶴シャワーも日本ならではの美しい演出のひとつです。
退場のおすすめ演出
- フラワーアーチ
- バブルシャワー
- お菓子まき
ゲストが式の時間を楽しみながら、最後まで「人前式に参加している」という気持ちになる心配りは、退場のシーンでも叶えることができます。
たとえば、フラワーアーチやバブルシャワー、和装ならお菓子まきなど、コロナ渦においても大きな声を出さずに祝福の気持ちを伝えられる、華やかな演出です。
写真などであとから振り返ったときも、ゲストと作り上げたお祝いムードは十分に伝わるでしょう。
そのほかのおすすめの演出
- 水合わせの儀
- ユニティキャンドルセレモニー
- ダーズンローズセレモニー
和装なら「水合わせの儀」も厳かな雰囲気を作り出すことができる和装ならではの演出といえるでしょう。
両家からそれぞれ汲んできた水をひとつの盃に注ぎ合わせる儀式で、それぞれの水が合わさることで新しい家族が生まれると言う意味が込められています。
キリスト教式であれば、「ユニティキャンドルセレモニー」も素敵です。
キャンドルを使った神聖で厳かな演出で、海外では定番セレモニーのひとつとして根付いています。
「ユニティー(Unity)」とは英語で、「結束、ひとつになる」という意味があります。別々の人生を歩んできたふたりがひとつになって、新しい人生を歩んでいく。そんな想いをキャンドルにのせて誓うセレモニーです。
最後に「ダーズンローズセレモニー」もおすすめです。19世紀初めのヨーロッパが発祥とされる方法です。
プロポーズをする男性が女性に、野に咲く花を12本花束にしてプロポーズ。女性は「YES」の返事の代わりにそこから1本の花を取って、男性の胸ポケットに入れたという素敵なエピソードが由来となっています。
人前式では、新郎が、バージンロード側に座っているゲストから12本のバラを受け取りながら入場します。そして後から入場した新婦が新郎のもとへ到着したタイミングで、束ねた12本のバラとともにプロポーズや誓いの言葉を贈るという演出。
このなんともロマンティックな演出はゲストの感動を誘い、幸せな空間になるでしょう。
料理の演出にこだわりたい方はこちらの記事もご覧ください。
人前式の演出は工夫次第で素敵な結婚式に!
時代の風潮と共に人前式の演出も変化が起こっています。これまでのような演出ができないと悩むカップルもいらっしゃるのではないでしょうか。
時代の流れに合わせた演出を行うことで、素敵な人前式を行うことが可能です。
人前式の演出でお困りの方はぜひ一度結婚式のプロに相談してみてはいかがでしょうか。様々な感染防止対策手法やアイデアを持っており、きっとお悩みを解決してくれるでしょう。
人前式の演出でお悩みならWedding tableへ
人前式に興味があるが自分たちならではの演出プランが思い浮かばない、何から始めればよいかわからない、という方は、ぜひ結婚式場紹介サービスWedding tableにぜひご相談ください。
人前式のプログラムや演出アイデアだけでなく、会場を実際に見ているコンシェルジュだから会場の特徴などを把握しているため、安心して相談できます。きっとあなたにぴったりの結婚式が見つかります。
この記事を書いた人
- 宮澤
- 婚礼衣装スタイリストとして、約1000組の新郎新婦をお手伝い。お客様の「やりたい」を実現するため、親身に、幅広い可能性を検討する接客が好評。新郎新婦たちが知りたい情報を提供できるよう日々奮闘中。これから迎える結婚式が楽しくなるような記事を多く執筆。保有資格:マタニティの医療サポート認定資格「マタニティコンシェルジュ」