演出がシンプルな結婚式は実際どう?メリットや演出方法を紹介
挙式スタイル | 公開: / 更新:
華やかな結婚式は魅力的なものの、演出がシンプルな結婚式も素敵ですよね。
シンプルな結婚式を挙げ、新郎新婦・ゲストも楽しめるような結婚式を実現するには、どのようなポイントに気をつければよいのでしょうか?
当記事では、演出がシンプルな結婚式をしたいカップルに向けて、メリットや演出方法・具体例などを紹介します。満足のゆくシンプルな結婚式を実現したい人は、ぜひ参考にしてください。
演出がシンプルな結婚式は、大人花嫁に人気
演出がシンプルな結婚式は、派手な演出をしなくても「自分たちらしさを表現できる」という点から、とくに大人花嫁に人気の結婚式スタイルです。シンプルな中にも、メリハリのある流れを意識すれば、満足度の高い結婚式が実現できます。(演出がシンプルな結婚式のメリットや具体的な方法などは、後述します。)
演出がシンプルな結婚式の成功事例も知りたい場合には、こちらの記事もオススメです。
結婚式でシンプルな演出を選ぶ主な理由とは?
結婚式でシンプルな演出をしたいと思っているカップルが多く見受けられます。シンプルな演出を選ぶ主な理由は、以下の通りです。
余興が多いと、新郎新婦・ゲストも忙しい
余興を実施すると、余興の準備や打ち合わせの時間が必要です。ただでさえ忙しい結婚式の準備に加えて、余興の用意もすれば、休む間もない可能性があります。
また余興をゲストに依頼すれば、ゲストに準備の時間を割いてもらうことになるでしょう。結婚式当日も、余興を行う新郎新婦や余興を頼まれたゲストは、慌ただしく過ごすかもしれません。
こうした余興の準備や当日の負担を減らすために、シンプルな演出を選ぶ新郎新婦が多くなってきました。
余興のノリが好きではない
新郎新婦が控え目な性格であったり、目立つことに苦手意識がある場合には、余興のノリが好きではないこともあるでしょう。
また知人の結婚式に参加した際に、体育会系の余興や上品さに欠けるような余興を見た経験から、結婚式の余興そのものに対して苦手意識を持つ人もいるでしょう。
余興のノリが苦手ではないものの、落ち着いたゲストが多いといった理由や親族のみの結婚式だと盛り上がりに欠けるかもしれないという理由から、シンプルな演出の結婚式を計画するケースも見受けられます。
少人数なので余興は少なくてよい
昨今では、10人以下~30人程度のゲストを招待する「少人数での結婚式」も増えています。少人数の結婚式であれば、新郎新婦とゲストとの距離が近いため、一人ひとりにおもてなしする時間も確保できるでしょう。
少人数での結婚式を開催することで、一人ひとりと接する時間ができるという観点から、あえて余興を少なくしたうえで、ゲストと過ごす時間を大切にするケースも多いでしょう。
とはいえ、少人数結婚式は盛り上がらないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。以下の記事では、少人数結婚式の演出について詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
演出がシンプルな結婚式のメリット
演出がシンプルな結婚式には、シンプルならではのメリットがあります。主なメリットは以下の通りです。
ゲストとの時間を多くとれる
演出が盛りだくさんの結婚式は、進行スケジュールが密になっていることから、あっという間に時間が過ぎてしまいがちです。実際に、ゲストと接する時間も少ない傾向にあります。
一方演出がシンプルな結婚式は、余興などが少ない分、ゲストひとり一人との時間を多く取りやすい点が特徴です。
久しぶりに再会した学生時代の友人や、遠方から参加してくれた親戚など、お世話になっている人に対し、直接的に感謝の言葉を伝えられるでしょう。
ゲストの余興負担が少ない
結婚式の余興を頼まれたゲストは、新郎新婦が想像する以上にプレッシャーを抱えていることがあります。人によっては、寝る間を惜しんで練習や準備をするケースも見受けられます。
当日も余興のことを考えて、それしか考えられないような人もいるでしょう。
演出がシンプルな結婚式では、余興を行った場合にも、ゲストに負担がかかる内容は少ないでしょう。余興負担が少ないことから、ゲストに対して、結婚式そのものを楽しんでもらいやすくなります。
美味しい食事を楽しんでもらえる
さまざまな演出を行う結婚式は、食事を楽しむ間もなく、次々と演出を見るようなケースも多いでしょう。
提供する食事がコース料理の場合には、プレートを完食していなくても、演出が終わるごとにプレートを下げるケースも見受けられます。
美味しい食事を楽しみたいゲストにとっては、物足りない内容になるかもしれません。
演出がシンプルな結婚式であれば、それぞれの演出時間に余裕があるため、美味しい食事を楽しんでもらいやすくなります。
時間配分をそれほど気にしなくてよい
多くの演出を予定する結婚式では、規定時間内にすべての演出がおさまるよう、演出ごとに分単位の細かな時間が決められています。しかし、時間をオーバーする演出もあるでしょう。
時間内に結婚式が終わらなければ、延長料金が発生する可能性もありますし、あとに別の結婚式が控えていれば、延長自体ができません。
演出がシンプルな結婚式は、演出と演出の間に余裕がある傾向にあり、時間オーバーの演出があっても帳尻合わせが可能です。そのため、時間配分をそれほど気にせずに済みます。
演出の自由度が高いのが「人前式」での挙式です。人前式の演出について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
演出がシンプルな結婚式のデメリット
演出がシンプルな結婚式には多くのメリットがあるものの、デメリットも存在します。
主なデメリットは、以下の通りです。
盛り上がりに欠けることも
演出が盛りだくさんな結婚式は、楽器演奏やダンスなど、余興を行うだけで盛り上がりやすくなります。一方演出がシンプルな結婚式は、意識しないで実施すると盛り上がりに欠ける可能性があります。
しかし、シンプルでもメリハリを意識すれば、盛り上がりを作り出すことも可能です。たとえば歓談がメインの結婚式でも、中盤と終わりに「会場が一体となって楽しめる内容」や「感動ポイント」を加えれば、盛り上がりを期待できます。
間延びする可能性
演出がシンプルな結婚式は、余興が少なくなる分、参加者が手持ち無沙汰になる可能性があります。美味しい食事を堪能でき、ゲストの余興負担を減らせたとしても、ゲストを飽きさせてしまうのは避けたいですよね。
しかしポイントを押さえれば、演出がシンプルな結婚式でも間延びをせず、みんなが楽しめる内容を実現できます。演出がシンプルでも間延びすることなく、素敵な結婚式を実現したい場合には、次項も参考にしてください。
【具体例】おすすめの結婚式のシンプルな演出例
シンプルな演出で盛り上がりを意識し、間延びを防ぐには、「演出を最低でも2つ入れる」「感動シーンを1つは入れる」ことがポイントだといえます。これらを踏まえたうえで、シンプルな演出の結婚式でオススメな方法・具体例は以下の通りです。
サンクスバイト
サンクスバイトとは、ウェディングケーキをお世話になったゲストに対し、新郎新婦が直接食べさせる演出です。全員ではなく、代表者を呼んで食べてもらうケースが多いでしょう。
新郎新婦から両親に食べさせるということが最も多いですが、誰を呼ぶかに決まりはありません。
お世話になった方を呼んでサプライズにすれば盛り上がること間違なしでしょう。(例:親友・会社の上司・お世話になった叔母の3名を呼ぶということもあります)
サンクスバイトのほかに、ラストバイトを行うのもオススメです。
ラストバイトとは、新郎新婦の母親からケーキを食べさせてもらう演出です。親から子どもに対する「食べおさめ」の意味合いがあります。
フランベ演出やお料理のサーブ
新郎がコックコートを着てシェフに扮し、フランべする炎の演出は特に盛り上がる演出です。特にご新郎様が料理人という場合は腕の見せ所でしょう。
その後フランベしたお料理をゲストそれぞれにサーブするのもよいでしょう。
またお料理だけでなく、ウェディングケーキやデザートビュッフェを取り分けてゲストに渡しながら日頃の感謝をゲストそれぞれに伝えるのもいいですね。
ケーキのお皿にシールを貼っておき、シールが貼ってあるお皿を「当たり」というルールにして特典を用意すれば、さらに盛り上がりやすくなるでしょう。
テーブルラウンド
テーブルラウンドとは、新郎新婦でゲストのテーブルをまわることをいいます。ゲストのテーブルのキャンドルに火を灯すキャンドルサービスや、各テーブルを回って写真を撮る演出のフォトラウンドが一般的です。
フォトラウンドでは、フォトプロップスといった撮影用の小物を使うのもオススメです。テーブルラウンドでは、以下のようなスタイルもあります。
ビールサーブラウンド
大きなビールサーバーを新郎が背負ってテーブルを回ります。
お酒や野球が好きな新郎新婦には人気もあり盛り上がる演出です。ビールと一緒に楽しめるお菓子やおつまみなどを一緒に配ると良いですね。
果実酒ラウンド
新郎新婦とゲストが一緒に世界でひとつだけのオリジナルの果実酒を作っていく演出です。ゲストにフルーツを入れてもらい、最後に新郎新婦がお酒を注ぎます。彩り鮮やかなフルーツがたくさん入った瓶は見た目も華やかで、写真にもしっかり映える演出です。
メッセージラウンド
ゲストにメッセージを書いてもらい、新郎新婦が回収していく演出です。記入していただく用紙もおふたりらしい形や素材を選んで、オリジナル感を出すといいでしょう。
テーブルラウンドは、一般的にお色直し後の再入場のタイミングで行うことが多いです。お色直しをしない方もメリハリを出すためにも中座を設けることをおすすめします。自然な流れでテーブルラウンドを行えるでしょう。
ムービーでの演出
ムービーでの演出は、シンプルな結婚式でもオススメです。なぜなら、ゲストへの余興負担が少なく、演出中に食事も楽しんでもらえるからです。
ムービーでの演出では、オープニングビデオやエンディングビデオのほかに、新郎新婦の生い立ちを含めたプロフィールビデオなどもあります。ゲストひとり一人に対してや、お互いの両親に感謝のメッセージを記した「メッセージムービー」を流すケースも見受けられます。
両親への手紙
両親への手紙は、感動シーンとして定番であり、ゲストも楽しみにする演出の1つです。
照れくささを感じる人は多いものの、手紙をもらった両親は嬉しいものです。新郎新婦ともに両親への手紙を書くこともあれば、結婚して名字が変わる新婦のみが書くケースも。
両親への手紙を渡す際に、「これからは二人の時間を楽しんでほしい」という意味合いを込めて、旅行券や時計などの記念品を贈るのもよいでしょう。
また新郎新婦の生まれたときの体重と同じ重さのぬいぐるみのウエイトドールのプレゼントも人気です。もらった後も大切に飾って置けるので、良い記念になるアイテムです。
新郎から新婦への手紙
両親への手紙ではなく、新郎から新婦に対して手紙を渡すのもオススメ。両親へ手紙を渡すケースと比較すると、実施するケースは少ないものの、サプライズとして実施すれば多くの新婦は喜んでくれます。
手紙の内容には、日頃の感謝や・出会った時の相手への印象・結婚生活への思いなどを書くとよいでしょう。
新郎から新婦への手紙だけでなく、新婦から新郎に手紙を書くのもよいでしょう。
ここまで、演出例を紹介しました。数多ある演出でどんな演出をすればいいか分からないという方もいらっしゃると思います。
演出を決めるポイントは「どんなテーマの結婚式にしたいか」です。テーマが決まれば自然と演出も決めやすくなります。
結婚式のテーマの決め方については以下の記事をご覧ください。
まとめ:演出がシンプルな結婚式は事前準備が肝心!
演出がシンプルな結婚式は、「演出を最低でも2つ入れる」「感動シーンを1つは入れる」などのポイントを押さえれば、素敵な結婚式が実現できます。ただし、事前準備は肝心です。ただなんとなく準備をすると、メリハリがない結婚式になる可能性もあります。
演出がシンプルな結婚式の魅力を最大限に引き出し、みんなが楽しめるような結婚式を行うためには、プロの力を借りるとよいでしょう。
Wedding tableなら、シンプルな演出を成功させるご提案ができるとともに、最適な会場選びやスケジューリングもサポートします。シンプルな結婚式を成功させたい!そんな方はWedding tableにぜひご相談ください。
この記事を書いた人
- Wedding table事務局
- ウェディングテーブルは、あなたにぴったりの会場をご提案する結婚式場紹介サービスです。1000組以上の結婚式をお手伝いさせて頂いた経験を元に、結婚に関するノウハウや知識を発信するコラムを掲載しています。結婚式を挙げようか迷っている方や結婚式に関するお悩みがある方などお気軽にご相談ください。