結婚式をしないと離婚率が上がる⁉ その真相と後悔しない対策とは
豆知識・費用・相場 | 公開: / 更新:
近年、結婚式をしない「ナシ婚」が増えていますが、本当に後悔のない選択だと言い切れるでしょうか?
実は、「ナシ婚は離婚率が上がる」などの噂もあるのです。
そこで今回は、結婚式と離婚率の関係や後悔のないようにする対策法を紹介します。
結婚式しないカップルは全体の約半数! その理由とは?
近年、挙式や披露宴を行わずに入籍だけを済ませる、「ナシ婚」という結婚のスタイルが認知されてきました。
しかも、ナシ婚カップルの割合は増えつつあり、2019年のブライダル総研の調査によると、約半数が披露宴・披露パーティーを行っていません(※)。
では、なぜ結婚式をしないカップルがどんどん増えているのでしょうか?
※データ元:結婚総合意識調査(ブライダル総研調べ)
https://souken.zexy.net/research_news/msgi.html
結婚式をしない理由①お金がない
結婚式をしない一番の理由は資金不足です。
一般的な結婚式では300万円程度の費用がかかり、ゲストからご祝儀をいただいたとしても、負担は決して小さくありません。
結婚は、新居への引っ越しや生活の準備で何かとお金がかかるため、資金的な問題で結婚式をしない選択をするカップルも多いのです。
結婚式をしない理由②お金を別のところに回したい
結婚式をしない場合、その分のお金を新婚旅行や新居の資金、貯金に回すことができます。
結婚時やその後に必要となる費用の中で、何に重きを置くかということを考えたとき、結婚式の優先順位が低い場合は、ナシ婚を選択することになるのです。
結婚式をしない理由③授かり婚だったから
結婚式をしない理由が授かり婚の場合、
- 子どもが産まれる前は妊婦の体調に合わせなければならない
- 子どもが産まれた後は入籍から時間が経ってしまいタイミングを逃す
といった理由で結婚式をしない人も多いです。
また、結婚に出産や育児が重なると、さらに費用もかさむため、経済的負担も大きくなるでしょう。
結婚式をしない理由④セレモニーが苦手
人前に出ることや注目されるのが苦手という理由で、結婚式をしない人もいます。
結婚式では、親族や友人、会社の人など多くの人に見られたり写真を撮られたりします。
貴重な機会である反面、目立つことが苦手な人は気疲れしてしまうでしょう。
結婚式をしないと離婚率が上がるのは真実だった⁉
離婚率を調査した機関によると、「離婚歴がある人の8割が結婚式をしていなかった」という結果が出ています(※)。
20~30代のカップルのうち、約半数が結婚式・披露宴を行っているため、それと比べると「結婚式をしないと離婚率が上がる」と言えるでしょう。
離婚率が上がる理由の1つには、区切りがないため恋人の延長上の気持ちで、家族という自覚が芽生えにくいということが考えられます。
また、結婚式の準備を通して絆が深まった、多くのゲストに祝われた思い出がストッパーになる、という効果も考えられるでしょう。
結婚式しないと離婚率が上がる⁉ その対処法とは?
結婚式をしないと離婚率が上がる傾向がありますが、その対処法としては、結婚したという証明や記念を作ることがおすすめです。
ナシ婚の理由第一位は「お金がない、資金不足」ですが、かなり安く結婚式や少人数パーティーができる方法もあります。
ここでは、「結婚するなら何かしらイベントをしたい」と思う人に向けて、費用を安く抑えられる結婚式を紹介します。
対処法①記念写真を残すフォトのみ
結婚式を挙げずにフォトウェディングだけ行うカップルが増えています。
資金がないことや、恥ずかしさから「ナシ婚」が増えてきつつある中、フォトのみであればふたりだけで気軽に撮れ、結婚の記念を写真に残すことができるからです。
撮影可能な場所はおしゃれなハウススタジオや本格的なチャペル、日本庭園、公園や神社などさまざまな場所で撮影できるのもいいですね。
対処法②少人数結婚式を挙げる
少人数結婚式とは、10~40人の身近な人だけを招いて行う結婚式のことを指します。
盛大にやらない分、通常の結婚式よりもかなり費用を削減できます。
結婚式にかかるお金は、「結婚式費用-ご祝儀一人平均3万円)−親からの支援金=自己負担額」となるのが一般的。
各結婚式場には少人数用プランがあることが多いため、興味がある人はチェックしてみましょう。
対処法③挙式のみ行う
結婚式は披露宴にも費用が多くかかるため、挙式のみにすることによって大幅に費用を削減することができます。
挙式だけの場合の費用は、衣装のレンタル料や会場使用料を含め50万円前後が相場です。
対処法④詳しく知りたい方はプロに相談する
お金をかけずに結婚式をしたい場合は、専門相談カウンターなどに相談するのもおすすめです。
多くの結婚式場から希望の式場を選ぶのは簡単ではありません。
そんなときは、無料で相談が可能で、式場とのやりとりも代わりにやってくれるサービスを利用するとスムーズに進められるでしょう。
対処法⑤新婚旅行のついでに思い出をつくる
結婚式という形でなくても、結婚の思い出を作る方法やけじめをつける方法はいくつかあります。
新婚旅行のついでに写真だけ撮る、リゾート地でふたりだけの挙式をするなど、結婚式を旅行と一緒におこなうことで費用も抑えられておすすめです。
結婚式という形だけにとらわれたくない、自由なタイミングでやりたいという人は、これらの方法を選択するのも良いでしょう。
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結婚式しないと離婚率が上がる⁉ 最低でも家族や親族だけの食事会はしておきたい
結婚式は、親族に結婚をお披露目する役目もあるため、結婚式をしない場合でも食事会はしておきたいところです。
両家の考え方や状況にもよりますが、ホテルのレストランや料亭など、ちょっと格式のある店を選ぶのが一般的です。
食事会は、両家の挨拶や結婚の確認のような役割もあるので、最低限行っておきたいイベントです。
そのため、結婚式が難しい場合は、食事会を検討してみましょう。
結婚式しないと離婚率が上がる⁉ 結婚指輪を用意しよう
結婚式のほかに気になる出費といえば、結婚指輪が挙げられます。
結婚した記念品が残るのは2人にとって大切なことなので、高価なものでなくても指輪を購入しておくことをおすすめします。
結婚指輪を安く購入するためには、以下のコツを押さえておきましょう。
セットリング割引を使う
婚約指輪と結婚指輪を同時に購入する「セットリング」を選ぶと、それぞれ買うよりもかなり安く購入できることがあります。
両方の購入を検討している場合は、セットリング割引を行っている店やキャンペーンを狙ってみましょう。
素材やデザインを検討
結婚指輪の主流であるプラチナは、耐久性や輝きが魅力。
しかし、プラチナは価格が高いため、ゴールドやパラジウム、チタンなどの素材を選ぶことによって、より安く結婚指輪を購入することができます。
また、デザインに関しても、ダイヤモンドやルビーなどの石が入っていないシンプルなものは、価格が安くなる傾向があります。
個人経営店で購入、手作り工房で制作
結婚指輪は有名な専門店でなくても、個人経営の店で購入したり、手作り工房で制作したりすることで安く済ませられることがあります。
この場合は、知人から評判を聞く、インターネットで口コミを見るなどの調査をしておきましょう。
納得感が重要、お互い話し合う
結婚指輪は、長く身に付けるものであるため、2人が納得するものであることが最も重要です。
そのため、「できるだけ安く購入して他のことにお金を回そう」「安くでも素材にはこだわりたい」など、重視するポイントを話し合って決めましょう。
今からでも遅くない!結婚して時間がたってから挙げる結婚式のメリット
結婚したての時期は資金がなかったり、妊娠中で結婚式どころじゃなかったなどの理由でナシ婚になったカップルが、時間が経ち歳を重ねるにつれて、結婚式を挙げたいと考える夫婦はそう少なくありません。
女性であれば一度は花嫁衣装に憧れるはず。お子様が成長して花物心ついてから結婚式の話になったときに花嫁姿の写真を見せてあげられない・・そんなことを思う瞬間が訪れるでしょう。
若いうちでしかウェディングドレスは着られないと思っている女性もいますが、和装での結婚式もできますし、ウェディングドレスのデザインもさまざまな種類やデザインがあるので、きっと運命の一着に出会えるはずです。
若くして結婚を諦めたきっかけが、経済的なことであれば、ある程度稼いでから挙げる結婚式の方が十分に満足のいくものとなることでしょう。
最近では結婚式のプランやスタイルも多様化しており、自由度の高い結婚式が叶うようになりました。
家族一体となってつくりあげる結婚式は、家族や夫婦の絆を深める良い機会になります。
結婚式しないと離婚率が上がる⁉ 確認しておくこと まとめ
結婚式は人生の中でも大切なイベントで、「結婚式をしないと離婚率が上がる」とも言われています。
そのため、費用の関係で通常の結婚式が難しい場合でも、2人が後悔しない方法を選択しましょう。
ここでのポイントをまとめると、
- セレモニーでようやく結婚した意識になる人も多い
- お金をかけなくても結婚式はできる
- 結婚式が難しい場合でも食事会をするのがおすすめ
となります。
結婚後に充実した人生を送れるよう、工夫して結婚式や結婚指輪の準備を進めましょう。
いまは様々な事情で結婚式をあげないカップルも増えていますが、結婚式場もおふたりにあったプランや内容を提案してくれます。
おふたりにあったスタイルの結婚式を挙げることをおすすめいたします。
この記事を書いた人
- Wedding table事務局
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