結婚しても結婚式しない人の割合は? 挙式を躊躇する理由と解決方法
豆知識・費用・相場 | 公開: / 更新:
最近では、結婚式を挙げないカップルも珍しくありませんよね。
しかし、結婚する人のうち、どのくらいの割合が「結婚式や披露宴をしない」と決断しているのでしょうか。
また、中には「本当は結婚式をしたい」と考えているものの、さまざまな事情で断念する人も。
今回は、結婚式をしない理由、また金銭面で諦めかけているカップルに役立つ結婚式を安く執り行う方法をご紹介します。
結婚式しない人の割合は? 全体の50%と判明
結婚するものの、結婚式を挙げないカップルは全体でどのくらいの割合を占めるかご存知でしょうか。
2016年3月に行われたアニヴェルセル総研の調査では、およそ半数のカップルが結婚式を開催していると報告しています。
やはり、結婚式・披露宴を両方執り行うのが現在も主流のようです。
また、「結婚式をしない」と答えた残りの半数の中にも、何らかのセレモニーを行ったという人も。
親族のみの挙式、フォトウエディング、食事会など「家族や親族にお披露目したい」「結婚の記念を残したい」という人も多いようです。
しかし、全体のうち約30%ものカップルが「何もしていない」と回答しています。結婚式をしないと決めた理由とは何なのでしょうか。
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結婚式しない人の挙式を躊躇した理由とは
結婚式をしないカップルの理由として、主に下記が挙げられます。
結婚式の費用が高くて支払えないから
最も多いのがこちらの理由。結婚式や披露宴にかかる費用の総額は平均354.9万円といわれています。
招待客からご祝儀をいただくものの、それを差し引いてもカップルが自己負担する金額は150万円ほど。
また、最近ではおもてなし志向が強まっており、招待客1人当たりの費用は年々増加しています。
その後の新生活にもお金がかかることもあり、結婚式を諦めるという選択に繋がっているようです。
準備が大変だから
結婚式や披露宴をするとなると、何度も式場へ行って打ち合わせをしたり、決めなければいけないこと、用意しなければいけないものが山積みになったりと忙しいもの。
日々の仕事や新生活に向けた準備に追われる中、結婚式の準備に割く時間がないという理由で式を挙げない選択をするカップルも少なくないようです。
結婚式がめんどくさいと感じてしまう人は以下をご覧ください。
対処法などを紹介しているため、「結婚式を挙げたいと思っているけどめんどくさい」「もっとめんどくさくないようにしたい」と感じている方はぜひご覧ください。
家庭の事情があるから
「両親が他界している」「絶縁している」といった家庭の事情から、結婚式を挙げたくないと考える人もいます。
授かり婚だから、小さな子どもがいるから
妊娠中だったり、小さい子どもがいたりするカップルの場合、結婚式を挙げるタイミングが難しく断念する場合も。
最近では、マタニティウエディングやファミリーウエディング、パパママ婚など多彩なプランが充実していますが、妊婦さんの体調や子どもの年齢によっては選択できないケースもまだまだ多いようです。
セレモニーが嫌いだから、恥ずかしいから
昔は、結婚式といえば女性なら誰もが憧れるものでしたが、最近では「かしこまったセレモニーが苦手」「恥ずかしいし必要性を感じない」と考える人も。
再婚だから
新郎新婦どちらか、または双方が再婚の場合も結婚式を見送るケースがあります。
「またご祝儀をもらうのが申し訳ない」「子どもの養育費が必要」など、その理由はさまざまです。
結婚式しない人の割合は気にしない! 結婚式を安くできるプランを検討
結婚式をする・しないはカップルそれぞれの選択ですが、もし費用面で「したくてもできない」と悩んでいるなら、結婚式のプランを見直してみることで安く挙げられる可能性があります。
その1.会場やプランを見直して「格安」に
結婚式・披露宴を執り行う場やプランによって値段が異なります。
より安い場所、安いプランを選べば、理想に近い形での式が叶うかもしれません。
まずは、会場選びのポイントから。
結婚式会場の中で最も高額なのはゲストハウス、その次にホテルといわれています。
反対に、費用を抑えられる結婚式会場といえば神社やお寺。
そもそもの会場レンタル費用が安く設定されており、スタッフの数も少なめというのがその理由です。
会場や内容にもよりますが、100〜150万円も金額差があるといわれています。
また、結婚式のプランを見直してみる方法もおすすめ。
30名程度を招く少人数プラン、2人だけで行う挙式プラン、写真のみのフォトウエディングなど、規模を小さくすることで、費用をぐっと抑えることができます。
少人数プランの場合の費用に関しては以下の記事で詳しく解説しています。気になる方はぜひご覧ください。
その2.写真とビデオは自前で撮影!
結婚式場のプランに含まれるアルバム制作の相場は10~20万円程度といわれています。
また、前撮りをすればその分加算されたり、ビデオ撮影もつければプラス20万円程度が必要になったりと、かなり高額に。
アルバムのページ数を減らしたり、写真データだけをもらうオプションに変更したりすることで写真代・ビデオ代を節約することができます。
「アルバムはいらない」という人は、スナップ撮影を家族にお願いし、写真を共有してもらえば大幅に金額を抑えることができます。
その3.持込みできるものは持ち込む
ドレス、ウェルカムボード、ブーケ、装花など「持ち込みOK」になっているアイテムを自分で用意すれば、その分節約できます。
ただし、式場やアイテムによっては持ち込み料が必要となり、かえって高くついてしまう可能性も。
持ち込みできるものや持ち込み料について、必ず事前に確認しておきましょう。
その4.最初から予算をプランナーに伝えておく
結婚式の費用は、最初の見積もり金額から大幅に変動しがち。
おもてなしの気持ちから料理をランクアップしたり、衣装や装花をグレードアップしたりと、打ち合わせを重ねるうちにあれこれオプションをつけてしまうカップルが多いようです。
最終的な見積もり金額が予算オーバーになってしまわないようにするには、最初の打ち合わせで担当プランナーに予算の上限を伝えておくことをおすすめします。
「これ以上は出せない」という金額を明確にしておくことで、安心して打ち合わせに臨むことができます。
その5.人気のない日程を探す
一般的に、6月のジューンブライドや「大安」「友引」などの縁起の良い日、春や秋の過ごしやすいシーズンは結婚式で人気の日取りのため、料金も高めに設定されています。
反対に「仏滅」など縁起が良くないとされる日、平日や日曜の夜、冬場のシーズンなどは安くなる傾向に。
また、会場ごとに準備期間の短い直前割引、特定の日にちのみ利用できる限定割引などを用意していることもあります。
結婚式の繁忙期・閑散期について詳しく知りたい方は以下の記事で詳しく紹介しています。
ご紹介した5つのポイントのほかにも、結婚式の予算を抑える方法はたくさんあります。
会場選びに迷ったら、専門相談カウンターに足を運んでみるのもおすすめ。
たくさんの結婚式場からリーズナブルな会場を探してもらったり、新郎新婦の代わりに式場とやりとりしてもらったりと、さまざまなサービスを無料で利用することができます。
結婚式しない人の割合は気にしない! 自分たちの希望を満たせるように検討しよう
結婚式をする・しないという選択は人それぞれ。
大切なのは、2人で納得してこれからの新しい人生を踏み出すことです。
もし「お金がないからできない」と悩んでいるのなら、ご紹介した方法で費用を抑えられる会場やプランを探してみてはいかがでしょうか。
新郎新婦の希望を満たせるベストな方法がきっと見つかるはずです。
この記事を書いた人
- 宮澤
- 婚礼衣装スタイリストとして、約1000組の新郎新婦をお手伝い。お客様の「やりたい」を実現するため、親身に、幅広い可能性を検討する接客が好評。新郎新婦たちが知りたい情報を提供できるよう日々奮闘中。これから迎える結婚式が楽しくなるような記事を多く執筆。保有資格:マタニティの医療サポート認定資格「マタニティコンシェルジュ」