結婚式しないのは親不孝? 親の本音は「挙式してほしい」が6割強
はじめての方へ | 公開: / 更新:
結婚式は必ずしもやらなくてはいけないものではありません。
結婚式をしない「ナシ婚」も尊重されるべき選択肢です。
一方、ナシ婚を選択するにあたって親の気持ちが気になるカップルもいるのではないでしょうか。
この記事では、結婚式をしないと親不孝になるのでは?
という不安を抱えているカップルに向けて、双方が納得できる結婚式の形を解説します。
結婚式をしないのは親不孝?アンケートデータから見る新郎新婦の本音
先輩カップルを対象としたアンケート(「アニヴェルセル総研」第19弾、結婚意識調査『結婚式を挙げる理由』ランキング)によると、結婚式が「ずばり親孝行」と考えている人は40.8%。
その男女別の比率では、女性が47.3%、男性が36.2%となっています。
このアンケートで見えてくるのは、「結婚式は親にとっても特別なものである」という認識を持っている人が多いということ。
特に女性はその傾向が強く、ほぼ2人に1人が「結婚式は親孝行のためでもある」という考え方のようです。
逆にいえば、4割の人は「結婚式をしないことは親不孝」だと考えていたことが分かります。
親の希望は直接聞いてみよう!
では、親は子どもの結婚式に対してどう考えているのでしょうか。
ゼクシィ結婚総合意識調査2017によると、子どもに挙式をしてほしいと考える親の割合は67.6%、披露宴をしてほしいと考える割合は61.4%となっています。
7割近くの親は子どもの結婚式に強い希望を持っているといえるでしょう。
一方、親が子どもに対してその気持ちを伝えてくるとは限りません。
結婚式は費用がかかりますし、相手方の家庭の事情もあります。
親族間の問題を抱えている場合は、結婚式がトラブルの原因になってしまうことを危惧する親もいます。
何よりも、ふたりが決めることに口を出すべきではないと考える親も多いでしょう。
そのため、本当は結婚式をしてほしいと思っているものの、子どもにはその気持ちをうまく伝えられないケースもあります。
結婚式をしないことが親不孝だと思う場合は、親の真意を直接聞いてみることが大切です。
結婚式をしなくても親も納得⁉ おすすめの方法
そうはいっても、経済的な事情やセレモニーとして結婚式を行うことに抵抗がある人もいるでしょう。
その場合は、結婚式に代わるイベントを行うのもひとつの方法です。
ここで重要なのは、親が結婚式をしてほしいと思う理由です。
親戚に娘や息子の晴れ姿を見せたいと考えているのなら、両家の食事会を開催すると喜んでもらえます。
披露宴の賑やかな雰囲気をイメージしているのなら、親戚や友人を招待して1.5次会パーティーを行うといいでしょう。
写真だけでも残してほしい、花嫁姿を見たいという希望なら、フォトウエディングという方法もあります。
親が結婚式に対して求めるものを確認し、望みをかなえられるプランを検討しましょう。
一方、これらの方法はいずれも一般的な披露宴とは趣が異なります。
披露宴を行う本来の目的とは異なるものの「披露宴というみんなが見ている場で子どもに『ありがとう』と言ってもらいたい」という希望を持つ親がいることも事実です。
また、子の結婚式を親の晴れ舞台と認識している親も少なからず存在します。
儀式を重視する親は「結婚式をして子育てが終わる」と考えている可能性もあるでしょう。
その場合は、結婚の記念になる贈り物をしたり改めて手紙を書いたりすると親も納得してくれます。
また、食事に誘ったり一緒に旅行したりするのも、親と子どものいい思い出になるでしょう。
結婚式は本当にしない?挙式しないと離婚率が上がる⁉
結婚情報サイトのゼクシィが行ったアンケートによると、結婚式を挙げていない3組に1組が離婚しているという結果があります。
一方、結婚式を挙げた夫婦が離婚する割合は5組に1組となっており、結婚式がその後の結婚生活に何らかの影響を与えることがわかります。
このような現象が起きるのは、結婚式を挙げない理由が関係しているという見方が強いのが実情です。
結婚式を挙げないカップルには、実施できる条件が整っていても心情的な理由から行わないケースと、実施できない理由があるために行わないケースがあります。
前者の場合は、その瞬間は
- 「やりたくないことをやらずに済んだ」
- 「新婚旅行など結婚式以外のことにお金を使えた」
ということもあり、結婚の満足度としては高いものになります。
しかし、結婚はふたりだけの問題ではありません。
その後に待っている相手の家族や親戚との付き合いの中で結婚式を行わなかったことがいつまでも尾を引くことがあります。
特に冠婚葬祭で親族が集まる機会では
- 「自分のことを相手の親族は知らない」
- 「相手のことを自分の親族は知らない」
という状況になることがあります。
しかし、それはあくまでも自分たちではない誰かのために集まっている場であり、親族に紹介して回るのは場違いな行為です。
すると、その場はどうしても気まずい雰囲気になってしまいます。
結婚式で一度顔を見ているか見ていないかは親族にとっても非常に重要であると認識しましょう。
後者の場合は、若年での授かり婚などが多く「結婚」というものに向き合う時間が少なくなりがちです。
また、経済的な事情からふたりの生活を維持するのが困難になることもあります。
そのため、結婚式をしないと離婚率が上がるというよりも、周囲に祝福され夫婦として認められる機会を持たなかったことや、そもそも結婚生活が困難な条件のもとで結婚に至ったことが離婚率の高さにつながっているとする見方もあります。
逆に考えると、結婚式を行った夫婦の離婚率が低いのは、周囲の認知や経済的に問題がないことなど、結婚生活に必要な条件が整っているからということになります。
もちろん、人生の通過儀礼である結婚式を行うことで夫婦としての認識が強いものになる、困難なことがあっても結婚式の思い出に支えてもらえるといった心理的な要因もあるでしょう。
実際の挙式では、司式が夫婦として生活するにあたっての心構えを説いてくれるため、その言葉を支えに乗り越えられたという声も多く聞かれます。
これらはあくまでも結婚式と離婚率の関連性として考えられる一例であり、すべてのカップルに当てはまるわけではありません。
ふたりにとって後悔のない選択をすることが大切です。
親族だけの結婚式ならリーズナブルにできる
結婚式は、多くの人がイメージする盛大な挙式と披露宴だけではありません。
近年ではさまざまな結婚式のスタイルが生まれており、より自分たちらしさを追求した内容で行われることが多くなっています。
少人数結婚式は、形式にとらわれずにふたりの希望に沿った内容で行われます。
入退場がない、キャンドルサービスがない、ケーキカットがないケースも少なくありません。
これらの演出をカットして、ゲストとの会話や食事を楽しむ時間を十分に確保することもできます。
新婦の体に負担の少ないプログラムにすれば、授かり婚でも結婚式をすることも可能になるでしょう。
また大勢でのセレモニーが苦手、お金がかかるといった理由からナシ婚を検討している場合でも、
これらの問題をクリアできる結婚式のスタイルもたくさんあります。
おふたりのみでフォトウエディングを行ったり、ご家族のみで会食を行ったりとさまざまなスタイルやプランがありますので、おふたりに合うもの検討していきましょう。
また、近年増加傾向にある本物志向のカップルからは、神社仏閣などで本格的な挙式を行い、その後に食事会を設けるプランも人気があります。
親族だけを招待して行えるので予算的な魅力もあり、セレモニーとしての演出を行う必要もありません。
一方で、挙式を行ったという事実は残り、記念写真を撮影することも可能です。
それぞれの宗教が持つ教義にのっとって、深い意味のある結婚式ができるでしょう。
何よりも花嫁、花婿となった姿を、親はとても喜ばしい気持ちで見てくれます。
儀式を重視する親にとっても、納得のいく選択肢です。
結婚式は離婚率を下げるために行うものではありませんが、その瞬間の感動や誓いを立てたときの気持ちが、その後の生活を支えてくれることは間違いありません。
Wedding tableでは、親族を中心とした少人数の結婚式や1.5次会の相談を無料で受け付けています。
親孝行ができて、ふたりにとっても記念になる結婚式を実現しましょう。
この記事を書いた人
- Wedding table事務局
- ウェディングテーブルは、あなたにぴったりの会場をご提案する結婚式場紹介サービスです。1000組以上の結婚式をお手伝いさせて頂いた経験を元に、結婚に関するノウハウや知識を発信するコラムを掲載しています。結婚式を挙げようか迷っている方や結婚式に関するお悩みがある方などお気軽にご相談ください。