いつから始めたらいい?少人数結婚式にかかる準備期間
はじめての方へ | 公開: / 更新:
一般的な結婚式に比べて、こじんまりとしたアットホームな雰囲気を演出しやすい少人数結婚式。
大がかりな内容にしなければ、準備期間を短縮することも可能です。
しかし、内容にこだわる場合は相応の準備期間が必要になり、かえって短縮できないこともあります。
納得のいく少人数結婚式を挙げるためには、どのくらいの準備期間が必要なのか。
少人数結婚式に必要なことや、準備の前に知っておきたいスケジュールについて紹介します。

1 少人数結婚式とは?人数やメリットについて
まずは、少人数結婚式について説明します。
少人数結婚式とは、名前のとおり少ない人数を招いて行う挙式のことです。
基本的に、3~40名以下を招きます。
家族と親戚のみなら10人程度、またはごく親しい友人を含めて30人程度で行うものまで、少人数でも様々なスタイルがあるのが特徴です。
100名以上を招いて盛大に行う一般的な結婚式よりも、家族や親せき、親しい友人のみを招きたいというカップルのニーズにぴったりです。
人数が少ないぶん、新郎新婦とゲストの距離が近く、アットホームで思い出に残る結婚式になるというメリットがあります。
ゲスト一人ひとりに感謝の気持ちを伝え、ゆっくりと会話や食事が楽しめます。
ゲストに合わせた料理・プレゼントを用意したいというこだわりを実現しやすいのも魅力です。
また、両家の親睦を深める場としてもぴったりです。
人数が少ないぶん、料理や引き出物に費用がかからず、リーズナブルに挙式ができるというのもメリットのひとつ。
引っ越しや新婚旅行など、挙式以外にも結婚にはお金がかかることを念頭に置いて、リーズナブルな少人数結婚式を選ぶカップルもいます。
2 一般的な結婚式までの平均的なスケジュールを把握しよう
少人数結婚式を選ぶかどうかを決める前に、まずは平均的な結婚式のスケジュールを把握しましょう。
一般的に、必要な準備期間は6カ月ほどとされています。
結婚式には決めるべきことが多岐にわたるため、この期間がベストです。
#6ヵ月前
結婚式の6ヵ月前は、まず結納や両家の顔合わせを行いましょう。
これからの結婚生活においても重要なことです。
両家のスケジュールのすり合わせに時間がかかることもあるため、具体的に結婚式のことを考える前に終えておくとスムーズです。
結納や両家の顔合わせが済んだら、挙式のスタイルを決めて式場を探したり、ゲストをリストアップしたりしましょう。
ゲストのリストアップはしっかりと確定させなくてもかまいません。
式場探しやゲストのリストアップができれば、結婚式の予算を考えやすくなります。
#4~5ヵ月前
具体的に結婚式の内容を考え始めましょう。
結婚指輪や結婚式で着用する衣裳など、手配に時間のかかるものから選ぶと効率的です。
加えて、新婚旅行を考えている場合は、場所や予算なども検討しましょう。
#2~3ヵ月前
この頃には、準備の内容も濃密になります。この時期にはゲストのリストアップを確定させ、招待状の発送にうつりましょう。
ゲストの人数にあわせて、引き出物や引き菓子選びもしておきます。
また、ゲストがスピーチや受付などを担当する場合は、人選や依頼もあわせて行います。
さらに、写真やビデオ撮影、ヘアメイクを選び依頼をしましょう。
#1ヵ月前
結婚式まで1ヵ月に迫ったら、最終的な決定や確認事項が増えます。
出席するゲストの人数を確認し、料理や飲み物、引き出物などを最終決定しましょう。
当日の段取りを含め、諸々の最終確認も念入りにしておきましょう。
結婚式の内容によっては、1年も前から準備をすすめるカップルもいます。
3 準備に時間をかけたくないなら、少人数結婚式がぴったり
一般的な結婚式に比べて、少人数結婚式なら準備期間がぐっと短縮できます。
大人数で行う結婚式の場合は6ヵ月程度の準備期間が必要なのに対して、少人数結婚式は3ヵ月程度で済みます。
少人数結婚式のスケジュールを把握して、充実した結婚式へとつなげましょう。
#3ヵ月前
一般的な結婚式と同じように、結婚式のことを考える前に結納や両家の顔合わせをしておきましょう。
同時に、挙式のスタイルを決めて式場を探したり、結婚指輪や結婚式で着用する衣裳選びを始めます。
結婚式に招くゲストの人数が少なくて済むので、ゲストのリストアップに時間がかかりません。
#2ヵ月前
2カ月前になれば、ゲストへの招待状発送を始めましょう。
あわせて、写真やビデオ撮影、ヘアメイクなどの依頼を行います。
#1ヵ月前
1ヵ月前には、料理や飲み物、引き出物を決めましょう。
必要なことをすべて決めた後は、最終確認をします。
少人数結婚式は、確認や決定に時間がかからないのも特徴です。
準備期間は3ヵ月で十分ですが、余裕をもって準備期間を設定するのが良いでしょう。
4 家族だけの結婚式なら、準備期間をもっと短縮できる
準備期間が3ヵ月未満しかない場合は、家族だけを招く家族婚がおすすめです。
家族婚は、新郎新婦の親と、兄妹だけを招いて行うのが基本的なスタイル。
例えば、急な転勤が決まり結婚の予定を早めたい場合や、授かり婚で安定期のうちに結婚式したい場合などの事情がある人にはぴったり。
つわりなどの体調が気になって、大人数での結婚式に不安がある人も、安心して準備ができます。
親戚や親しい友人を招く必要がないぶん、準備するものも少なくて済み、準備期間が短くても心配ありません。
費用も抑えられ、アットホームで幸せな結婚式となるでしょう。
5 ゲストひとりひとりに、心のこもったおもてなしを大切にできる
少人数結婚式には、ゲストが少ないからこそ実現できる結婚式があります。
ゲストひとりひとりにまでしっかりと配慮ができるメリットを活かして、心をこめたおもてなしをしましょう。
ここでは、少人数結婚式ならではの人気の演出を紹介します。
例えば、ゲストひとりひとりに向けた手書きのメッセージカードはとくに人気です。
大人数だと、手書きで用意するのは時間と手間がかかります。
少人数結婚式ならゲストは数名~40名程度なので、ひとりひとりに手書きで用意しても手間がかかりません。
ひとりひとりの顔を思い浮かべながら書くことで、感謝や思いがより伝わります。
ゲストにも喜んでもらえる演出のひとつです。
引き出物や料理をゲストひとりひとりの好みに合わせて用意しても良いでしょう。
ゲストのほとんどが家族や親族、親しい友人だからこそできる心くばりです。
よく知っている人の好みなら、イメージしやすいはず。
また、ゲストの年代によっても、喜ばれる引き出物や料理は異なります。
招待状を発送するタイミングで好みを聞いておくと、スムーズにすすむでしょう。
外国人のゲストや洋食の苦手な高齢ゲストなど、ゲストひとりひとりのことを考えて決めるのがポイントです。
結婚式の演出やおもてなしは、ゲストの満足度にも直結します。
決して派手でなくても、ゲストに喜ばれるおもてなしを考えておけば、より思い出に残る結婚式となるでしょう。
6 準備を始めるタイミングは結婚式から逆算する!
少人数結婚式はおもてなしや費用面でのメリットが大きいだけでなく、準備期間を短縮できる結婚式スタイルです。
しかし、準備期間の短さを理由にゲストを困惑させるようなことがあっては、せっかくの結婚式を台無しにしてしまいます。
短い準備期間でも充実した結婚式にするためには、自分たちの要望をしっかりと具体的にしてから優先順位をつけると、段取り良くすすめやすくなります。
早く結婚式をしたい場合や、自分たちだけでの準備に不安があるなら、Wedding tableのコンシェルジュへの相談がおすすめです。
「Wedding table」は、少人数結婚式の経験が豊富なコンシェルジュが、準備期間をしっかりとサポートしてくれます。
結婚式場の紹介だけでなく、ニーズにあった提案やきめ細やかなサポートが充実しているのが特徴です。
この記事を書いた人
- 宮澤
- 婚礼衣装スタイリストとして、約1000組の新郎新婦をお手伝い。お客様の「やりたい」を実現するため、親身に、幅広い可能性を検討する接客が好評。新郎新婦たちが知りたい情報を提供できるよう日々奮闘中。これから迎える結婚式が楽しくなるような記事を多く執筆。保有資格:マタニティの医療サポート認定資格「マタニティコンシェルジュ」