結婚式を挙げないナシ婚でも結婚の報告は必要⁉ どうやって報告すればいい?
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「ナシ婚だから報告はしなくてもいいでしょ」と思っている人はいませんか?
しかし、それは大きな間違いです。ナシ婚だからこそ、報告はきちんとしておかないと後々のトラブルになりかねません。
そこで今回は、ナシ婚での報告方法や報告しなかった場合のトラブルについてお伝えします。

はじめに!そもそも結婚報告とは?
結婚式を挙げずにナシ婚を選択された場合、結婚式で行われる結婚報告の場がないため、自分たちで結婚報告をする必要があります。
そもそも結婚報告とは、お互いに入籍する覚悟ができ婚約をし、結婚することが決まったという事前の報告をすることを意味します。
入籍をしてから結婚報告をするという考え方も間違いではありませんが、入籍前に結婚の報告をし、両親の承諾を得て、はじめて結婚報告をしたことになります。
結婚前に行う報告になりますので、自分の身近な関係の方へ行う場合がほとんどです。
結婚式を挙げないナシ婚でも結婚の報告はしよう
近年では、結婚式をせずに入籍だけする。いわゆる「ナシ婚」を選択する人も増加しています。
しかし、ナシ婚だからと言って、周囲の人に結婚報告をしなくてもいいと思うのは間違いです。
しっかりとマナーを守って結婚報告をしないとトラブルにもなりかねません。
では、ナシ婚で結婚報告をする場合、どのような方法やマナーがあるのでしょうか?
直接会って挨拶
結婚は人生の大きな節目ですから、直接会って報告するのがベストです。
特に親戚や上司、親友など、関係が深い人には顔を合わせて伝えましょう。
ただし、遠方に住んでいる場合やスケジュールの関係で難しい場合は、電話で報告してもかまいません。
このとき、「結婚式は行わない」という旨をはっきり伝えましょう。
結婚報告のハガキで挨拶
親戚や上司によりきちんと感を出して報告したい場合は、結婚報告のハガキを出すのもおすすめです。
ハガキには、以下の内容を書き添えましょう。
・「結婚しました」という報告
・「今後もよろしくお願いします」というメッセージ
・(苗字が変わった場合は)旧姓
・新居の住所
また、ハガキに写真を載せる人も多いですが、ナシ婚の場合はドレス姿の写真がありません。
そのため、旅行先で撮った写真や新居での写真、両家顔合わせのときの写真などを載せると良いでしょう。
メールで挨拶
最近ではメールで結婚報告をする人も増えています。
しかし、人によっては失礼だと感じることもあるため、上司や親戚にはメールでの報告は控えた方が良いです。
同年代の友人ならメールでも問題ないでしょう。
ただし、一斉送信は手抜き感が強いので、一人ひとりに送るのがマナーです。
また、できれば全く同じ文面ではなく、送る人に合わせたメッセージを書き添えましょう。
SNSで挨拶
FacebookやTwitter、InstagramなどのSNSで結婚報告をする人もいます。
こちらに関しては、「友人の結婚をSNSで知ってショックだった」という声もあるため、公開範囲や伝え方には十分注意しましょう。
SNSで報告する場合でも、特に親しい友人やよく会う人には事前に報告しておきたいところです。
二人の結婚報告スペシャルサイトで挨拶
友人向けには、二人のスペシャルサイトを作って結婚報告をするという方法もあります。
最近は無料で手軽にサイトを作れるサービスもあるので、特別な知識がなくてもできるでしょう。
ただし、インターネットに不慣れな世代や目上の方への報告には向かないので、あくまでも友人向けとして活用しましょう。
結婚式を挙げないナシ婚で結婚報告するときのタイミングは?
ナシ婚で結婚報告をする場合、どのタイミングですればよいのか迷う人もいるのではないでしょうか?
ここでは、親族、上司、友人別に結婚報告をすべきタイミングについて解説します。
親族・親戚
親族・親戚へは、両家で結婚について合意したタイミングで報告するのが望ましいです。
このとき、婚姻届を出す日や新居についても決まっていれば一緒に伝えましょう。
また、世代によっては「結婚=結婚式」と考えていることもあるので、結婚式はしない旨も忘れずに伝えてください。
ただし、地域や家庭によって独自のルールがあることも珍しくないため、必ず両親と相談しながら進めてくださいね。
上司、同僚
職場にも結婚が決まった時点で報告するのが望ましいですが、状況によっては入籍するタイミングでも良いです。
このとき、直属の上司、その他の上司、先輩、同僚の順に伝えましょう。
また、結婚後も旧姓を使いたい場合は、必要な手続きや書類などを担当者や上司に確認しておきましょう。
友人
友人の場合は、カップルとの関係性にもよりますが、結婚が決まった、または入籍したタイミングで報告しましょう。
親戚や上司よりはカジュアルな伝え方でかまいませんが、伝えるタイミングが人によって大きく違うと、他の人から結婚することを知る可能性があります。
そうなると「私だけ報告されてない…」と不安感を与えてしまうので、なるべく同じ時期に報告しましょう。
結婚式を挙げないナシ婚で結婚報告しなかった場合のトラブルとは
ナシ婚で結婚報告を怠ってしまった場合、さまざまなトラブルが起こる可能性があります。
たとえば、以下のようなトラブルが挙げられます。
<親戚に報告しなかった場合>
・法事で親戚が集まった時、「誰あれ?」と冷たい視線を浴びた。
・自分が知らない親戚付き合いがあり、親の親戚付き合いが悪化した。
<上司に報告しなかった場合>
・後で部下の結婚を知り、報告がなかったことに対してショックを受けた。
・苗字が変わってしまったため、経理や人事担当者に迷惑をかけた。
<友人に報告しなかった場合>
・他の友人を通して結婚を知り、関係がギクシャクした。
自分たちが思っている以上に結婚報告は大事な話なので、思わぬトラブルに発展してしまうケースもあります。
そのため、親戚や上司、友人などお世話になっている人にはきちんと結婚報告をしましょう。
特に親族は、自分も知らない付き合いや親戚同士のルールがある場合も少なくないため、まずは両親に相談してみることをおすすめします。
結婚式を挙げないナシ婚の報告でラストチャンスは「年賀状」
結婚報告のハガキは、本来は入籍後3カ月以内に出すことがマナーですが、もしも結婚報告をしそびれていた場合、最終のチャンスは年賀状です。
それ以外の時期にハガキを送ると「忘れていました感」が強くなってしまうからです。
ライフイベントの報告が多い年賀状なら、少し遅れてしまっても自然な形で結婚報告ができるでしょう。
年賀状で報告する場合は、基本的には通常の年賀状とマナーは同じです。
また、2人の写真が載っていた方が、分かりやすく伝わるのでおすすめです。
年賀状を受け取った方も、2人の顔を見られた方が喜ぶでしょう。
結婚式をした場合は式の写真を載せることが多いですが、ナシ婚の場合は旅行先の写真でもウエディングフォトでもかまいません。
結婚式を挙げないナシ婚の報告が面倒なら「少人数のお食事会パーティー」もアリ!
ナシ婚の場合でも結婚報告は必要ですが、それはそれで手間がかかりますよね。
それならいっそのこと、少人数だけでお食事会パーティーをしてしまうのもおすすめです。
1人1人にハガキやメールを送る手間を考えると、パーティーの準備も負担はそこまで変わりません。
大がかりな演出や余興でなくても、おいしいものを食べながらみんなでゆったり過ごすのも素敵な思い出になります。
楽しみながら結婚報告もまとめてできるので、パーティーは効率の良い方法と言えるでしょう。
少人数だけのお食事会パーティーなら、無料で相談が可能で、式場とのやりとりも代わりにやってくれるサービスを利用するとスムーズに進められます。
ナシ婚の代わりにお食事パーティーを検討している人は、Wedding tableをチェックしてみてはいかがでしょうか?
結婚式を挙げないナシ婚でも結婚の報告だけはしっかりと!
ナシ婚だからといって結婚の報告を怠るのはマナー違反です。
自分たちが思っている以上に結婚は大きな影響を与えるので、お世話になっている人にはきちんと報告しましょう。
ナシ婚を考えている人は、この記事を参考に結婚報告の準備を進めてくださいね。
その方が、自分たちも気持ちよく新生活をスタートさせることができますよ。
こちらでは結婚式は挙げないけどご祝儀をもらった際のお返しについてご紹介しています。
是非参考にしてみてください!
この記事を書いた人
- 辻原
- Wedding 婚礼衣装スタイリストとして、約1,000組の新郎新婦を担当してきただけでなく、ドレスショップ勤務の経験も活かし、結婚式準備~結婚式当日までの流れを熟知しているプロフェッショナル。衣装に限らず結婚式のあらゆるジャンルの記事を執筆。保有資格:マタニティの医療サポート認定資格「マタニティコンシェルジュ」