「結婚式が苦手」と思っている方におすすめの結婚式スタイル
はじめての方へ | 公開: / 更新:
結婚式は、入籍したカップルが結婚報告やお世話になった方へ感謝の気持ちを表す場ですよね。
バージンロードを歩くウェディングドレス姿の花嫁や和装に身を包み厳かな神社での挙式、ケーキ入刀やブーケトスなどの演出…結婚式と言えば?という質問に対して、皆さんがイメージすることは様々あることでしょう。
幸せの象徴としてのイメージが強い結婚式ですが、結婚式に強く憧れを持っている方もいれば、そうでない方もいらっしゃることでしょう。
結婚式にさほど興味がない方でも、パートナーが挙げたいと言った時に、自分も挙げたいと思える結婚式というのはどのようなものでしょうか。
この記事では結婚式に乗り気ではない方へおすすめしたいスタイルをご紹介していきます。

結婚式が苦手、恥ずかしい、気が乗らない…その理由とは?
まずは、結婚式をしたくない理由を明確にし、苦手意識を持っている部分を無くしたり減らした結婚式をしてみてはいかがでしょうか。
結婚式の新郎からの挨拶(スピーチ)、新婦が両親に向けて読む手紙、見世物のような恥ずかしさを覚える演出の数々、準備が面倒なプロフィールムービーなど自分達が結婚式を挙げるにあたって嫌悪感を覚える項目は人によって違います。
また、主催側ではなく友達の結婚式に出席した経験から、結婚式自体に苦手と感じている方もいるようです。
その理由も様々あり、ご祝儀に対してお料理や引出物の質が見合っていなかった、結婚式に参列するための服装やヘアセットの準備費用がかかるのが嫌、それほど仲良くない友達に招待されて人数合わせのために呼ばれたと感じショックを受けたなどがあります。
結婚式に対して良いイメージを持っている人だけではなく、苦手意識を持っている人もいるということも考えてパートナーと結婚式について話し合うことが必要です。
結婚式は、入籍後時間が経つとお二人も周りの環境も変化し、挙げたくても挙げるタイミングを失うことが多くなってきます。
あとあと後悔しないために、結婚式をする理由、しない理由、あるいはしたくない理由を考え、どうするか考えてみてはいかがでしょうか。
それでは、結婚式に苦手意識を持っている方々へおすすめしたい結婚式のスタイルをご紹介していきます。
結婚式が苦手な方におすすめのスタイル1:家族だけの少人数結婚式
<画像出典:オーベルジュ・ド・リル トーキョー>
たくさんの人前に出ることや、大人数で賑わうことが苦手、友人や職場の人を結婚式に呼びたくない、結婚式の準備に時間をかけたくないなどという理由で結婚式を挙げたくないと思っている方におすすめなのが、「少人数結婚式」です。
家族や親族だけ、もしくはそこに親しい友人を招いた5~30名前後の少人数結婚式はいかがでしょうか。
親族や少数の友人のみであれば、無理に職場の方をお招きする必要はありませんし、呼ばれなかった方々も親族のみの結婚式とお伝えすることで、招待されないことに不満を抱く方もいらっしゃらないでしょう。
少人数結婚式は、大人数に囲まれる恥ずかしさを減らすことができるだけでなく、人数が少ないことによって準備の手間や結婚式全体にかかる費用も減らすことができます。
ゲストが少ない分、一人一人の好みに合わせた料理・ドリンクや引出物を提供できたり、会話の時間や写真撮影の時間も多く設けることができたり、大人数の結婚式と比べてゲストごとに発生するアイテム(招待状や席次表)が少なく済むのでその分、時間をかけて手作りしてこだわることができるのがポイントです。
また、招待人数が少ないのでスケジュール調整もしやすくなり、リゾート地での結婚式も選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。
少人数結婚式も、基本的な結婚式と同じ流れの挙式+披露宴(食事会・会食)を行うパターンが多いです。
演出や余興などは必要最低限にし、美味しいお料理を囲みながら会話を楽しむスタイルが主流です。
家族を中心とした少人数結婚式であれば、アットホームな雰囲気で進めることができ、大人数が苦手、派手な演出は恥ずかしいとお考えの方にぴったりでしょう。
ゲスト同士の距離も近いので、家族同士の絆も強く深まることでしょう。
結婚式が苦手な方におすすめのスタイル2:家族と友人で分けて行う二部制ウェディング
<画像出典:フィリップ・ミル 東京>
家族や親族には、きちんと感謝の気持ちを伝えたいが、友人の前で家族への感謝の想いを伝えるのは恥ずかしいと思っている方や、せっかく集まるなら家族と友人それぞれとゆっくり過ごしたいと考えている方には、二部制で行う結婚式がおすすめ!
家族での少人数向けの会食会場と友人をたくさん呼んだ時にも対応できる大人数用の会場の二つが備わっているレストランや専門式場で行うと良いでしょう。
二部制結婚式とは、1日に家族だけ、友人だけと分けて披露宴を2回行うことです。
それに伴い、挙式を行う時間や回数も設定することができ、大きく分けて3パターンが考えられます。
①挙式⇒家族との会食⇒友人とのパーティー
最初に挙式を行い、家族だけの会食後、友人を招いたパーティーを行うスタイルです。
挙式から友人とのパーティーまでは、時間が空いてしまうので挙式は家族のみで行うとゲストへの負担が少ないでしょう。
挙式に参列して欲しい友人がいる場合は、パーティーが始まるまでの時間を過ごしていただける場所の手配をし、待たせてしまうことになるが参列してくれるかどうかを確認しましょう。
②家族との会食⇒挙式⇒友人とのパーティー
挙式は、家族にも友人にも参列して欲しいという方に人気なのがこちらのスタイルです。
挙式には全員参加することができ、どちらの食事会にもゲストをお待たせすることなく進められます。
挙式前に食事をするというのは抵抗があるというゲストがいる場合は、披露宴という形式にとらわれず、結婚のご報告会という名目の上、会食を行うと良いでしょう。
③挙式⇒家族との会食⇒挙式⇒友人とのパーティー
家族と友人それぞれ別で挙式を行い、会食へと進めるスタイルです。
家族とは、キリスト教式、神前式を行い、友人を呼んでの挙式は人前式で自由に行われることが多いです。
友人の前でも結婚式らしさを出したいというお二人におすすめです。
家族との会食と友人とのパーティーの順番は変えても良いですが、二次会がある可能性も考えると友人パーティーを2回目に設定するほうが良いでしょう。
結婚式が苦手な方におすすめのスタイル3:挙式はしない!カジュアルな1.5次会ウェディング
入籍する前から同棲していて今更誓いを立てる必要性を感じない、再婚同士ですでに結婚式を経験しているから挙式をしたくない、挙式スタイルが恥ずかしくて億劫…など挙式自体に魅力を感じず、挙式を必要としていない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、ゲストに気を遣わせるのが嫌だから結婚式は挙げたくないとお考えの方もいることでしょう。
女性ゲストであれば、結婚式用のドレスを購入し、当日は美容院に行ってヘアセットやメイクをしてと、ご祝儀とは別に結婚式に参列するにはお金と手間がかかりがちです。
参列経験が多くなってくると、結婚式に参列することも億劫になり、このようなわずらわしさをゲストに与えてしまうのは嫌だなという考えになってしまうこともあります。
そこでおすすめなのが、挙式をせずにカジュアルダウンしたスタイルでのパーティーです。
挙式を行わないスタイルであれば、カジュアルスタイルでのパーティーもゲストが気兼ねなく参列することができることでしょう。
カジュアルなパーティーであれば、ご祝儀制ではなく会費制にすることがベターでしょう。
結婚式が苦手な方におすすめのスタイル4:お二人だけの挙式のみスタイル
<画像出典:東京マリオットホテル>
お二人の出身地が遠方にあるから集まるのが大変、顔合わせはしたから再び集まらなくても良いかな、結婚式に呼ぶ友人の数がお二人で違うから呼びたくない…でも、結婚したということをカタチに残しておきたいという方におすすめなのが二人だけの挙式のみの結婚式です。
ドレスやタキシード、白無垢や紋付き袴などの婚礼衣装に身を包み、お二人だけで挙式を行うということに対応している結婚式場も多くあります。
たくさんのゲストを招いた結婚式には魅力を感じていないけど、婚礼衣装を着て写真を残したい、夫婦としてのけじめをつけておきたいと考えている方は少なくないのではないでしょうか。
お二人だけの挙式であれば、参列ゲストの事を考えなくて良いので二人の準備だけにとことんこだわって行うことができますね。
写真を残すことができるので、家族や友人に挙式後お披露目することもできますよ。
結婚式が苦手な方におすすめのスタイル5:余興や目立つ演出を避けた披露宴・パーティーのみ
<画像出典:旧軽井沢ホテル音羽ノ森>
ケーキ入刀やファーストバイト、挙式での誓いのキス、お色直し後のサプライズ入場、思い出を振り返るプロフィールムービーなど定番となっている演出でも苦手と感じる方もいらっしゃることでしょう。
このような演出をしない選択肢もありますが、全く演出をしないと結婚式らしさがなくなってしまうのでは?とお考えの方におすすめの結婚式をご紹介します。
結婚式で定番の演出は、新郎新婦が主役として目立つような演出が多くなっています。
きっとこのような演出が苦手な方は、人前で目立ちたくない、主役扱いして欲しくないといった思いもあるのでしょう。
結婚式だからといって、お二人が常に主役でいる必要はなく、ゲストと一緒に参加しているような気持ちで楽しめるパーティーにしてはいかがでしょうか。
例えば、高砂席はゲストテーブルと同じ高さで作る、もしくは高砂席を作らずゲストテーブルにお二人が一緒に座る、ゲストテーブルを二人で回りながら写真撮影と会話を楽しむ時間にする、デザートやお酒などを使ったビュッフェコーナーを作るのはいかがでしょうか。
余興や演出を盛り込まずに食事や会話を楽しむ結婚式にすると良いでしょう。
【ゲスト編】結婚式が苦手な参列者はどうしたらいい?
結婚式に苦手意識を持っている新郎新婦におすすめの結婚式スタイルをご紹介してきました。
出席する立場になった時に結婚式は苦手と感じる方もいらっしゃることでしょう。
結婚式にあまり乗り気じゃない方は、これって私だけ?と不安になられたこともあるのではないでしょうか。
結婚式に対して積極的ではない方も多くいらっしゃいますので、ご安心してください。
そのような方が、結婚式に招待された時にどのような対応をしたら良いのかご紹介します。
まずは、素直に欠席することも一つの方法です。
結婚式に出席するのにはご祝儀でなくとも、会費やヘアセット代、交通費さらに遠方であれば宿泊費も伴います。
招待された新郎新婦との間柄も考えて、本当に行きたくないと感じるのであれば無理に出席する必要はないでしょう。
断る際は、迅速に丁重に伝えるのが基本です。
結婚式が苦手と直接伝えるのではなく、仕事やプライベートの都合でやむなく欠席すると伝えましょう。
出席することを選ばれた方は、無理に取り繕わず自分が楽しいと思えるように過ごしましょう。
話しやすい友人がいれば結婚式に慣れていないと伝えて近くにいてもらう、新郎新婦のシャッターチャンスで盛り上がる際、その場に合わせて写真を撮りに行くなどせずに、周りのテンションにすべてを無理に合わせることなく、過ごしてみてはどうでしょう。
二人の幸せな姿と美味しい食事を楽しもうと気楽に考えてみると良いでしょう。
参列してみたら、思っていた以上に楽しめた、今までの結婚式とは違ってカジュアルスタイルで良かった、久しぶりに友達と集まれて思い出になったという、良い思い出に変わるかもしれませんね。
【Wedding tableより一言】
結婚式に絶対しなければいけないという項目はありません。
結婚式に恥ずかしさや苦手意識を持っている方は、嫌だと思う部分をなくして考えてみると結婚式に対するイメージが変わってくるかもしれませんね。
Wedding tableでは、お二人が挙げたいと思う結婚式のサポートをしています。
様々なご提案のもと、お二人にぴったりの結婚式場をご紹介しております。
この記事を書いた人
- 木幡
- Wedding table掲載のすべての結婚式場を現場でチェックしているトップコンシェルジュ。少人数・マタニティなどジャンルを問わず、自分たちらしい結婚式を挙げられるウェディングスタイルを提案。100以上の記事を執筆、監修。保有資格:「The Professional Wedding認定おめでた婚サポートプランナー」、マタニティの医療サポート認定資格「マタニティコンシェルジュ」