少人数結婚式を徹底解説!「少人数」は何人まで?内容はどうすればいい?お悩みを解決
挙式スタイル | 公開: / 更新:
少人数結婚式は、近年実施するカップルが増えている結婚式のスタイルです。
自分たちの結婚式も、ごく近しい人のみを招待したいと考えているカップルもいるのではないでしょうか。
一方で、少人数結婚式では「どのくらいの費用がかかるのか?」「どんなプログラムにしたらいいのか?」などの疑問も多く聞かれます。
この記事では、少人数結婚式の費用相場や内容を解説します。

少人数結婚式の招待人数ってどれぐらい?何人までが「少人数」?
一口に「少人数」といっても、その捉え方は人によって異なり、明確な定義はありません。
一般的にはゲスト40名未満で行う結婚式だと考えていいでしょう。
割合としては招待人数が20人~30人前後のケースが多く、新郎新婦の年齢が高いほど少人数結婚式を検討するカップルが増える傾向にあります。
一部地域では、すでに招待人数の平均値がかなり少なくなっており、少人数結婚式は珍しいものではなくなっているのが実情です。
また、2019年に突如現れた新型コロナウイルスの感染拡大により、人との濃厚接触を避ける動きが高まりましたね。
そのため、結婚式でも人との間隔を適度に保ち、3密を避けながら過ごせる少人数婚の需要が高まっています。
少人数婚は、大人数で集まりにくくなった時代にふさわしい結婚式スタイルとして注目されています。
少人数結婚式を選んだ理由とは?実際の声を紹介
少人数結婚式の人気が高くなっているのには、それなりの理由があります。
ここでは、実際に少人数結婚式を実施した先輩カップルの声を紹介します。
アットホームな式にしたかったから
少人数結婚式の多くは、ゲストとの距離感が近い内容で行われます。
形式的な演出は省いて、ゲストと交流する時間を多く確保できるのは、少人数結婚式ならではのメリットです。
結果として、結婚式全体の雰囲気がアットホームになり、ふたりもリラックスした状態でその時間を楽しめます。
披露宴での定番演出が苦手、堅苦しいセレモニー的なものが苦手だから
大人数のゲストを招待して行う披露宴では、セレモニーとしての演出が多くなる傾向があります。
一度に大勢のゲストに見てもらうこと、さまざまな価値観を持つゲスト全員に満足してもらうことを考えれば、致し方ないことです。
少人数結婚式では、セレモニーとしての演出はむしろ場違いな印象を与えてしまうため、希望がなければカットすることも可能です。
親族のみの結婚式にしたかったから
親しい友人と一緒に結婚をお祝いするのはとても喜ばしいことである反面、さまざまな問題が生じることもあります。
双方にとって費用面の負担が大きくなり、親族とは異なる気遣いも必要になるでしょう。
親族のみであればそのような心配もなく、お互いの親族を紹介するという主旨で結婚式を実施できます。
費用を抑えたかったから
結婚式の費用は招待人数に比例して高くなります。
トータルでの費用を抑えるには、招待人数を絞るのが有効な方法です。
厳密にはご祝儀との兼ね合いもあるため、一概に「招待人数が少ないほど費用がかからない」とはいえません。
しかし、結婚式の請求額は少人数のほうが確実に少なくなるでしょう。
少人数結婚式の費用に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。気になる方はご覧ください。
再婚だから
日本における離婚率は増加の傾向にあり、それに伴って再婚率も高くなっています。
再婚であるがゆえに大々的な結婚式はできないという事情を抱えているカップルも少なくありません。
その場合は、親族のみ、友人のみといった少人数の結婚式が有効な選択肢になるでしょう。
招待人数10~20名ほどの少人数結婚式はどんな内容になる?
招待人数20名以下の結婚式は、親族のみを招待するケースに多く見られます。
内容としては、挙式後に食事会を行うのがおすすめです。
食事会では新郎新婦の入退場も必須ではなく、プロの進行が必要なシーンもないと考えていいでしょう。
そのため、司会者を立てる必要も披露宴のような演出も必要ありません。
もちろん、希望によってはケーキカットやテーブルスピーチを行うことも可能です。
お披露目や親族の交流を深める意味合いが強い結婚式になります。
挙式はしたくないけど、ウェディングドレス姿を親族に見せたいという方は、フォトウェディング+会食スタイルもおすすめです。
フォトウェディングと会食が同一会場内で行えるようでしたら、ドレス姿のまま会食もできるでしょう。
スタジオや公園などで撮影をしてから、平服に着替えて会食を行う方法もあるので希望に合わせて選択できます。
招待人数30~40名ほどの少人数結婚式はどんな内容になる?
招待人数30~40名の結婚式は、近しい親族と親しい友人を招待するケースに多く見られます。
親族を招待する場合は、挙式後に披露宴を行うフォーマル寄りの内容にするのがおすすめです。
ゲストが友人のみなら、挙式後に立食パーティを行うカジュアルな結婚式にしてもいいでしょう。
披露宴の内容は、大勢のゲストを招待する披露宴と変わりないものになることも多くあります。
一方で、ゲストの人数が少ない分、ひとりひとりと交流する時間が持てるのは少人数結婚式ならではの特徴です。
結婚式のセレモニーをひととおり行いたい人や、友人にも結婚式に参加してほしい人は、このくらいの招待人数を検討してみましょう。
少人数結婚式のお悩み解決!親族はどこまで招待すべき?
基本的に、ゲストは誰を呼んでも問題ありません。
一方で、親族をどこまで招待するか悩むカップルは多く、親との意見に相違が出ることもあります。
一般的に「親族」と呼ばれるのは、新郎新婦から見て以下に該当する人です。
■親族の続柄
・両親
・兄弟、姉妹
・甥、姪
・祖父母
・叔父、叔母
・いとこ
・いとこの子供
親族の人数はそれぞれの家庭によって大きく異なります。
基本的には民法上に定義されている「6親等内の親族」を基準として考えます。
しかし、6親等に当たる親族を明確に把握している人は決して多くありません。
いとこの子供で5親等であり、そこから先まで招待の枠を広げるとなると、かなりの人数になるでしょう。
そのため、6親等内の親族にかかわらない線引きが必要になることもあります。
両親と相談のうえ、親族内での不平等が生じないよう招待する範囲を決めましょう。
少人数結婚式を挙げることのメリット4つ!
少人数の結婚式にはさまざまなメリットがあります。
せっかくこのスタイルを選択するのなら、以下に挙げるメリットを把握したうえで内容を検討しましょう。
メリット1:ゲストとたくさん交流ができる
人数が少ないので、披露宴の中でゲストと1対1の交流ができます。
これは大人数の結婚式にはないメリットです。
大人数のゲストがいる場合、時間が限られたなかで特定の人だけと交流を持つことはできません。
少人数結婚式を行うのであれば、テーブルラウンドなどゲストと楽しむ時間を設けることも可能です。
メリット2:アットホームな雰囲気のなか、自分たちらしい結婚式ができる
スポットライトを浴びての入退場やケーキカット、親への手紙など、結婚式の中には緊張するシーンがたくさんあります。
それらを楽しめるのであればプログラムに入れても問題ありませんが、極度の緊張で結婚式が楽しめないというのなら話は別です。
少人数結婚式ではこれらの演出がなくても感謝の気持ちを伝えたり、ゲストと一緒に楽しんだりすることもできます。
希望しない演出はカットして、ふたりらしさを大切にした結婚式にしましょう。
メリット3:費用が安く抑えられる
料理やドリンク、引出物、引菓子などは、ゲストの人数と比例してかかってくる費用です。
人数が少なければこれらの費用を抑えられるうえ、費用がかかる演出を無理に行う必要もありません。
一方、少人数結婚式では固定費(ふたりにかかる費用)の割合が高いほど新郎新婦の費用負担が多くなるため、バランスを見ながら費用を削減しましょう。
人数によって異なりますが少人数結婚式にかかる目安費用としては、挙式のみ10~20万円、挙式+会食30~70万円、挙式+披露宴80万円~です。
お得なプラン、シーズン、参列人数などによって異なりますが、大人数を招く結婚式より費用が安いのが特徴です。
メリット4:準備期間が短くても大丈夫
結婚式では、招待状の発送、席次表・席札などのペーパーアイテムの作成、引出物・引菓子の選択、演出を決めるなどゲストに関わるさまざまな準備があります。
ペーパーアイテムなどの一人ずつ準備が必要なアイテムも参列人数が少ないので用意する数も少なくなり、短い準備期間でも手作りに挑戦しやすいでしょう。
あれこれ悩みがちの席次もゲストが少ない分、スムーズに決められるでしょう。
また、少人数婚の場合、余興などの演出を多く取り入れない傾向があるので、通常ならそれらにかかる準備時間を他の準備に充てることもできます。
少人数結婚式のデメリットは?
少人数結婚式はその特性をよく理解したうえで実施することが大切です。
特に以下の点については少人数結婚式のデメリットにもなり得るため、しっかりと把握しておきましょう。
デメリット1:対応している会場が限られる
会場によっては最低人数が定められている場合があります。
「30名以上」など、人数の下限を設けている会場も少なくありません。
また、複数の会場を持つホテルなどでは、人数によって使用する会場を決められることもあります。
必ずしも希望する会場での結婚式が実施できるとは限らないので注意しましょう。
デメリット2:ゲストを限定しなければならない
新郎新婦にとってゲストの絞り込みは精神的な負担になります。
親しい友人がたくさんいる、以前結婚式に呼んでくれた友人がいるといった場合、ゲストの線引きは非常に難しくなるでしょう。
また、絞り込んだことでゲスト同士に面識がないという事態が発生することもあります。
「あの人は呼ばれたけれど私は呼ばれなかった」というトラブルへの対処も必要です。
デメリット3:盛り上がりに欠ける
少人数結婚式は、大人数でのワイワイした賑やかな披露宴にはなりません。
落ち着いた雰囲気の中で食事や会話を楽しむイメージです。
そのため、楽しく盛り上がる結婚式にしたい人にとっては少し物足りなさを感じる可能性があります。
賑やかで盛り上がるような結婚式にしたい場合は、招待人数の見直しをしましょう。
大切なゲストを招待して思い出に残る結婚式を挙げよう
近年は、親族が少なくなっていることや、形式よりも本質を重視する人が増えてきていることもあり、少人数結婚式の割合も増加の傾向にあります。
Wedding tableでは少人数結婚式に適した会場を数多く掲載しており、会場選びのアドバイスも行っています。
人数が少ないからこそ実現できる時間の使い方や楽しみ方に重点を置いて、大切なゲストと一緒に結婚式を楽しみましょう。
この記事を書いた人
- Wedding table事務局
- ウェディングテーブルは、あなたにぴったりの会場をご提案する結婚式場紹介サービスです。300組の結婚式をお手伝いさせて頂いた経験を元に、結婚に関するノウハウや知識を発信するコラムを掲載しています。結婚式を挙げようか迷っている方や結婚式に関するお悩みがある方などお気軽にご相談ください。