＜画像出典：箱根ホテル＞

結婚式というと、豪華で派手なパーティーを想像する人も多いでしょう。
しかし、結婚式にはさまざまなスタイルがあり、家族や親族だけで行うアットホームな少人数結婚式にも注目が集まっています。
家族や親族で行う少人数結婚式を選んだ理由には、目立つのが好きではないからという意見が多く、おふたりならではの演出で感動的な結婚式にもでき、費用が抑えられるという点もポイントでしょう。

また、食事や引き出物ギフトなどをゲストに合わせられることから、ゲストへの感謝を直接伝えるために少人数結婚式をしたいという人からも、家族や親族のみの結婚式は人気です。
しかしながら、家族や親族での少人数結婚式は、お食事会の延長といったスタイルだと考えられることもあり、食事だけで終わってしまうイメージを持つ人も見られます。
家族や親族だけでは盛り上がりに欠けてしまうと感じることもあるでしょう。
ただ、家族や親族だけでの少人数結婚式は、メリットを上手に活かすと出席した人を楽しませる演出やおもてなしができます。
本記事では少人数結婚式のメリットをお伝えします。

■家族や親族だけでの少人数結婚式のメリット

1）少人数だからこそ、ゲストひとりひとりにおもてなしができる
家族や親族だけで集まることから、大人数の結婚式ではできない少人数ならではの感動的な演出もできるのです。
家族や親族だけで行う少人数結婚式だからこそできる演出を取り入れ、おふたりならではの心に残る結婚式にしましょう。
家族の雰囲気を結婚式にそのまま持ち込めるのが、魅力のひとつです。
新郎新婦はどのような家族のもとで育ったのかをお互いの家族に知ってもらえるきっかけにもなるでしょう。
2）両家の家族や親族の親睦が深まる
少人数結婚式は、両家の家族や親族の親睦を深める絶好のチャンスにもなります。
出席した人同士が挨拶しやすいよう、両家の家族構成や人柄がわかるような演出を取り入れるのもひとつの方法です。
新郎新婦との写真タイムを設けるのもいいでしょう。
写真撮影にじっくりと時間が取れると、リラックスした表情の写真を残せます。

■家族や親族だけで行う少人数結婚式の注意点
メリットの多い家族や親族での少人数結婚式ですが、演出の際には注意点もあります。
年配のゲストが多い場合には、余興のためにゲストを移動させる必要がないように気を配りましょう。
アットホームな雰囲気を重視しすぎると間延びしてしまうことも考えられます。
プログラムやスケジュールをある程度は決めておき、時間通りの進行を心がけることも大切です。

もし、進行が難しいと考えるのであれば司会を立てるのもいいでしょう。
家族に司会をお願いする方法だけでなく、プロの司会者に依頼することも可能です。
家族や親族で行う少人数結婚式では無理に派手な余興や演出をする必要はありません。
落ち着いた演出を上手に取り入れることで、あたたかい結婚式となるでしょう。

 
人前式での演出にお悩みの方はこちらの記事が参考になります。ぜひご覧ください。
 

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＜画像出典：DANZERO＞

 
出席した家族や親族の思い出に残る、すてきな結婚式にするためのアイディアのひとつには、家族や親族の写真を使った演出があります。
 
結婚式では、新郎新婦の小さいころからの写真や、思い出の写真などを使用したスライドなどは人気の演出です。
ただ、大人数の結婚式の場合には、すべてのゲストの写真を納めることは難しく、新郎新婦と一緒に撮影した写真がないゲストもいるでしょう。
すべてのゲストに楽しんでもらうには、2人だけの写真を選ぶのが無難だと考えてしまいますよね。

一方で、家族や親族で行う少人数結婚式の場合には、出席する人が限られていますので、写真も手に入れやすいと言えます。
家族との思い出が詰まった写真を選びアルバムを作成したり、写真を使ってちょっとしたムービーを作成したり、両家みんなでワイワイと見るのも楽しみ方のひとつでしょう。
 
新郎新婦のプロフィールブックに、家族の写真付きの家系図を載せるのもサプライズにもなる良いアイディアです。

写真付きの家系図は、ゲストと新郎新婦との関係が一目でわかることから、ゲスト同士の親睦が深めやすくなるメリットも期待できます。
新郎新婦の両親は顔合わせですでに会っていても、祖父母や親戚などは、結婚式の日が初めての顔合わせになることが多いです。
両家がこれからも深い付き合いを続けていくためには、結婚式を機にそれぞれの家族のことをよく知っておくのがいいでしょう。
写真だけでなく簡単なプロフィールなども載せておくと、会話が広がりやすくなります。
家族や親戚の間で永久保存版としてずっと大切にしてくれそうですね。

 
家族へのメッセージカードを書くのもすてきな結婚式にするためのアイデアです。
大規模な結婚式の場合には、それぞれのゲストに合わせたメッセージカードを書くのは難しいでしょう。

しかし、家族や親族を中心に招く少人数結婚式であれば10〜30人規模で行われることが多いため、メッセージカードを書くのにそれほどの時間はかかりません。
ゲストへ、感謝の気持ちなどをじっくりと書けますので、コロナ禍でなかなか会う事ができなかったゲストからも喜ばれるでしょう。
家族や親族へのメッセージは、普段はなかなか伝えられない気持ちを伝えるいいチャンスでもあるのです。
 
ゲストの席札などにデコレーションした手書きのメッセージを添えておくとサプライズにもなります。
席札の小さなスペースだけでは思いが伝えきれないという場合には、すてきな便せんを使ってたっぷりと気持ちを届けるのもひとつの方法です。
手紙には写真を添えるなどさまざまなアレンジが可能ですので、おふたりらしい心を込めた演出もできるでしょう。
 

そのほかにも、ゲストに手紙を読んでもらう時間を設けるといった演出もおすすめです。
それぞれのゲストがじっくりと手紙を読む時間があることで手紙に込めた思いがストレートに伝わります。
結婚式場という特別な空間で音楽のない静寂な時間で手紙を読んでもらうと、ゲストが新郎新婦の気持ちと向き合う時間ができ、さらに感動も大きくなるでしょう。
会場を暗くして、キャンドルの灯りを灯すとより幻想的な雰囲気になりますね。
 
そのほかにも、家族や親族での少人数結婚式ならではと言えるアイディアとして、子育て感謝状などを両親に進呈するといった演出もあります。
新郎新婦の気持ちを、感謝状という形に変え、これまでの感謝を伝えましょう。
大切に育ててくれた両親を主役にした結婚式当日の演出は、今までありがとうという気持ちと、これから新しい家族と共に支え合い一緒にがんばっていくことを両親に伝えるきっかけとなります。

 
かつて、結婚式の引き出物は費用相場に合わせて招待ゲスト全員に同じものを選ぶのが一般的な定番でした。
なぜなら、引き出物は結婚式の記念品として考えられていたからです。
そのため、新郎新婦のイニシャル入りの高価な食器や、ふたりの似顔絵が描かれた品を沢山詰め込んだ重い引き出物をゲストに会場から当日持ち帰ってもらうことが多く見られました。
寒暖の差がある季節の場合は、引き出物と羽織り物と、多くの荷物を持つのも大変になります。

その後、時代は変わり、ゲストに喜ばれるものを贈りたいと考えられるようになってきました。
それでも、大人数の結婚式の場合には、それぞれのゲストに合った引き出物を選ぶことは難しいでしょう。
 
その結果、持ち運びの手間が少ない、自宅で発注できるカタログギフトカードなどの誰にでも喜ばれる引き出物を選ぶカップルも多く見られます。
しかし、ゲストの立場や趣向はさまざまであり、引き出物を持て余すゲストが出てしまうことも少なくありません。
 
その点、家族や親族での結婚式は少人数のため、一人ひとりに合わせた引き出物が選べます。
これまで一緒に暮らしてきた家族の好みは把握しやすいですよね。
そういった理由から、それぞれのゲストに合った、本当に喜んでもらえる引き出物が選べるのです。
ゲストのことを思って引き出物を選ぶと、日ごろの感謝の気持ちも伝えやすくなります。
また、ゲストへの感謝の気持ちを込めて選んだ贈り物は、長く大切にしてもらえるでしょう。
 
そのほかにも、一般的な結婚式では、人数や時間の関係から引き出物が事前に席に準備されていることが多く見られます。
しかし、家族や親族で行う少人数結婚式は参列人数が少ないため、新郎新婦が直接ゲストに引き出物を手渡せるのがメリットです。
結婚式に来てくれたことを感謝する意味で渡す引き出物は、それぞれのゲストに手渡しをすることでおふたりの気持ちがより伝わりやすくなります。
ありがとうの感謝の言葉とともに、ゲストにぴったりの引き出物を贈りましょう。

あたたかい雰囲気のなか、直接家族への思いをストレートに伝えられる家族や親族での少人数結婚式では、家族や親族を中心に招く少人数結婚式だからこそできる演出を選ぶのがいいでしょう。
家族や親族で行う少人数結婚式ならではと言える演出はたくさんあり、上手に取り入れることで両家の親睦も深まります。
 
さまざまな少人数結婚式の演出アイディアを取り入れ、新郎新婦のふたりだけでなくゲストの心にも残る、家族や親族で行うすてきな少人数結婚式にしましょう。