30代の結婚式は痛い?恥ずかしい?大人婚でおさえるべきポイント
大人婚 | 公開: / 更新:
女性なら結婚式に対して憧れを抱く人は多いでしょう。
一世一代の晴れ舞台ですから、あれもこれもと希望を叶えたくなりますよね。
ですが、30歳を過ぎているので結婚式を挙げるのが恥ずかしいと思う人も少なからずいるようです。
今回は、大人婚や大人ウェディングと呼ばれる30代の結婚式や披露宴について、おさえておきたいポイントを紹介します。

30代での結婚式を「痛い」「恥ずかしい」と感じてしまう……その理由とは?
30代で結婚式を挙げることが恥ずかしい、披露宴はできることならやりたくないと思うのはなぜでしょうか。多くの人が感じる理由は以下のとおりです。
・人前に出るのが恥ずかしい
・儀式的なものに魅力を感じない
・痛いと思われるのではないか?
・他のことにお金をかけたい
・おめでた婚だから
・経済的な理由
以上のように、結婚式はお金がかかるもの、結婚式を儀式的な堅苦しいもの、と感じている人もいるようです。
しかし昨今は、親しい人たちや親族だけを招き、一般的な結婚式の流れにとらわれない自由な形のウェディングが増えています。
20代に参列経験の多い30代だからこそ、お金をかけてやりたいこと、やりたくないことも明確になっているはずです。自分主体ではなくゲストの目線になって、満足のいく結婚式を計画してみましょう。
30代の結婚式は恥ずかしくない!結婚の平均年齢は?
「30歳を超えてからドレス姿は痛いのではないか」「この年になって盛大にお披露目するのは恥ずかしい」と考える方がいるかもしれません。
しかし、ここ最近の日本は男女問わず晩婚化の傾向にあり、30代での結婚は珍しくありません。
2021年の厚生労働省の調査結果によると、女性の初婚年齢の全国平均は28.6歳と発表されています。
また、30代で結婚した女性は全体の32.8%になります。
30代で結婚式を挙げなかった既婚夫婦の中には「どのような形でも結婚式を挙げておけばよかった」「結婚式をやらなかったことを後悔している」というカップルの声も多く聞かれます。
一方、結婚式を挙げた夫婦の9割が「結婚式を挙げておいてよかった」と感じています。
現代では、家族だけ招待した結婚式や、写真で思い出を残すフォトウェディング、撮影と会食だけを行うスタイルなど、多種多様です。
結婚式について「やる、やらない」で迷っているなら、一度「自分たちが結婚式をするなら、どんなスタイルであれば開催できそうか。」と検討してみると良いでしょう。
30代花嫁に聞いた!結婚式を挙げる3大メリットとは?
「結婚式をして良かった!」その理由として多くあげられるメリットとは具体的には何があるのでしょうか?
一番声の多かった3つをご紹介します。
・人生のけじめがつく
けじめとして夫婦になったふたりをお披露目しようと思い、実際に結婚式をして「周囲への感謝や感動がこみ上げてきて、パートナーを幸せにしよう、これから二人で家族に恩返ししていこう」という決意をするきっかけになったという声があがりました。
近年、結婚する前にパートナーと同棲しているケースが増えてきています。婚姻届けを出し籍を入れただけでは、いつまでも「同棲の延長」、「カップル」という感覚が抜けないかもしれません。
結婚式は、お世話になっている人の前で結婚の誓いを立て、祝福をしてもらうことで、「夫婦」になったという自覚や実感が沸いてきたという方は多くいます。
人生の一区切りとして式を挙げ、お互い今までの生活とは違い、「ふたりで生活を新たにスタートし家庭を築いていくのだ!」というけじめをつけてみるのはいかかがでしょう。
・親孝行ができる
「ふたりの結婚を喜んでくれた両親への親孝行のために」と結婚式を挙げ、
結婚式当日に「両親が泣いて喜んでくれた」「親の喜んでいる姿が見れて嬉しかった」と
表立って直接言われたことはなくても、我が子の花嫁姿や人生の門出の晴れ姿をひと目見たいと思う親も多いでしょう。
今まで育ててくれた親に感謝し喜んでもらうためにも結婚式はおすすめです。
結婚式は、素直にお礼の言葉が言いやすい特別な場でもあります。
普段なかなか言えない感謝の言葉と、「これからもよろしく」の気持ちを伝えましょう。
・お世話になった人へ感謝の気持ちを伝えられる
「ちゃんとした形で感謝の気持ち伝えることができた」
「今までお世話になった人たちに対して感謝の気持ちを伝えられる良い機会になった」という声も。
近年、なかなか集まることができなかった大切な人たちと、結婚式を通して日頃お世話になっている感謝を伝えてみてはいかがでしょうか。
30代の大人ウェディングで絶対におさえたいポイント
・料理は「ワンランク上」、引出物は「質」にこだわったものを
一般的には30代になると使えるお金も増え、お金の使い道に対する考え方もしっかりしてくるので、
結婚式も本当に大切なものにお金をかけることができます。
友人知人や親族などのゲストも年齢が上の方が多く舌も肥えているはずです。
披露宴ではほとんどの時間を食事をしながら過ごすので、「料理」には手を抜かず、こだわるべきといえます。選ぶメニューも、年配の方が無理なく食べられるお料理を選ぶ気配りも大切です。
また「引出物」もゲストの年代やおふたりとの関係性に合わせて選ぶことをおすすめします。
高価なもの、大きいものだから良いということではありません。
「遠方だらか持ち帰るのに不便ではないだろうか。」「高価すぎて逆に気を使わせてしまわないだろうか。」などゲストへの配慮をするべきです。
料理のグレードを高く、ゲストの気配りをした引出物を選べば、参列経験の多いゲストにとっても満足度の高い結婚式となるでしょう。
・ゲストに配慮した会場選びを
30代の大人ウェディングでは、参列する親族も高齢になる傾向があります。
脚の不自由な方がいるのであれば、バリアフリーや車いす対応のトイレなどの設備が整っている会場を選びましょう。控室から挙式会場、披露宴会場までの移動も、負担にならないかどうか確認すると良いでしょう。
また遠方から来てもらう場合、宿泊の手配なども必要です。
公共交通機関を利用した移動の場合は、空港や駅からあまりに離れた場所へは荷物を持って移動するのは大変になってしまいます。
交通の拠点から、挙式会場や披露宴会場まで、また宿泊施設までもアクセスの良い立地の会場がおすすめです。駅から会場までが遠い場合でも、送迎バスなど手配すると良いでしょう。
「自分たちが主役!」という感じのを前面に出さず、ゲストをもてなすことに重視して、会場選びから結婚式のプランニングまでしていくことが大切です!
30代の大人婚で痛いと思われてしまう結婚式は?
せっかく会場選び、料理をこだわっていても、披露宴中の演出で台無しにしてしまうことも。
出席してよかったと思われる結婚式にするためにも、ゲストから痛いと思われてしまうような、不評な演出について知っておくべきです。
・下品、悪ノリな演出
当然のことではありますが、下品だったり、悪ノリがすぎる演出は絶対に避けるべきです。
年配の親族や仕事の関係者など、いろいろな立場や年齢層のゲストが出席しています。
そういう場で、ハダカに近い恰好でお笑い芸人のマネをしたり、一部の関係者にしかわからないような内輪ネタでスピーチすることがあるかもしれません。多少であればよいですが、面白おかしく新郎新婦の過去の恋愛ネタなどはを話したりすることは、他のゲストは引いてしまうので、要注意です。
また時間が長すぎる演出も避けるべきです。素敵な演出でも長すぎると飽きてしまいます。
余興の内容などは事前に控えてほしいこと、「〇分以内で」と持ち時間を伝え、おふたりが内容を把握しておくとよいでしょう。
・ブーケトス・ブーケプルズ
ブーケトスやブーケプルズは独身であることをわざわざ知らせているようで、恥ずかしいという意見もゲスト側からあがっています。
同年代のゲストを呼ぶのであれば、配慮が必要です。
もしブーケをプレゼントしたいのであれば、「幸せのおすそわけ」として全員に少しずつ配ると良いでしょう。
・サプライズスピーチ
披露宴で突然、名指しされるサプライズスピーチもゲストは困惑してしまうかもしれません。
ゲストの方は、スピーチするならきちんと想いを込めて伝えたいと思うのではないでしょうか。
突然のことだと、お祝いの席でお酒も入っていますし、いつも以上にあがってしまい思うように話せなくなってしまうことも。
おふたりがスピーチをお願いしたいしたいと思う方には、前もってお願いするのが良いでしょう。
・過度なお色直し
お色直しが多すぎるのも、ゲストからはあまり喜ばれません。
お色直しも大切な演出のひとつですが、回数が多くなると、主役の二人が不在にする時間がが長くなります。そうなると、ゲストと一緒に過ごす時間が減ってしまい、「なんのための結婚式なのか?」と疑問に思うことも。
ゲストは、新郎新婦と写真を撮ったり、話したりする時間を楽しみにしています。
せっかくおふたりの大切なゲストを招き開催するのですから、ゲストに喜んでもらえる演出を行うことをおすすめします。
結婚式で着る衣装は上品で落ち着いたものを選ぶと良い
大人ウェディングなら、結婚式で着る衣装にもこだわりたいところです。
ウェディングドレスなら、お姫様のようなプリンセスラインより、落ち着いたAライン、マーメイドライン、スレンダーラインがおすすめです。
素材は上品でやわらかな光沢感のある「シルク」がおすすめです。
中でも、最高級の「ミカドシルク」なら適度なハリと厚みがあり、シンプルなデザインのドレスでも大人ウェディングにふさわしく上品で優雅に見せてくれるでしょう。
ドレスで露出をすることに抵抗がある花嫁には、和装も人気です。
日本人らしい和装は、婚礼衣装だと格別に華やかで、あでやかな特別感があります。
体型を選ばず多くの人に似合う着物は、30代なら格式高い落ち着いた着こなしができるでしょう。
婚礼で使う着物は、白無垢、色打掛、引振袖などになります。
白無垢は肌映りのよいものを、色打掛や引振袖に大人っぽい色合いのものを選べば凛とした大人の美しさが際立つでしょう。
30代の花嫁は、洋装も和装も華美なものではなく、シンプルなデザインを選ぶ傾向にあります。
しかしこれはあくまでも一例なので、自分に似合うドレスを選ぶことが一番重要です!
無理のないスタイルで、思い出に残る結婚式をあげよう
結婚式といっても、近年では様々なスタイルがあります。
挙式が恥ずかしいと感じるのであれば、フォトウェディングのみにしたり、
派手な披露宴はしたくなければ、少人数で食事をメインに楽しむ会食会にしたり。
大切なのは、おふたりが無理をしない結婚式です。
また今までの経験を踏まえて、ゲストに配慮したワンランク上の上質なおもてなしウェディングを心がけましょう。
大人婚ならではの落ち着いたオリジナルウェディングで、おふたりの思い出に残る結婚式を挙げてくださいね。
この記事を書いた人
- Wedding table事務局
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