1.5次会の会費はどれぐらい?「会費制」と「祝儀制」について徹底解説!
豆知識・費用・相場 | 公開: / 更新:
披露宴に代わるお披露目の席として、1.5次会という選択肢があるのをご存じでしょうか?
1.5次会では、ゲストからのお祝いを「祝儀制」と「会費制」にするケースがあります。
この記事では、会費制と祝儀制の違いや会費の相場を解説します。

1.5次会とは?結婚式や二次会とはどう違う?
1.5次会の会費について説明する前に、1.5次会という結婚式のスタイルについて説明します。
1.5次会に明確な定義はありませんが、披露宴よりカジュアルに、二次会よりはフォーマルに行う結婚したことをゲストに披露するパーティーのことです。
海外や親族だけで挙式をされた方のアフターパーティーやかしこまった披露宴ではなく、カジュアルに会話を楽しみたいという方に人気のパーティースタイルです。
お料理の提供方法も、着席でコース料理を提供する、立食でビュッフェスタイルで提供するなど、希望するパーティーのイメージに合わせて柔軟に変更できるのも1.5次会の魅力です。
1.5次会には「会費制」と「祝儀制」の二つのスタイルがある
1.5次会では、あらかじめ会費制か祝儀制のどちらのスタイルで行うかを決めておく必要があります。
ここを明確にしておかないと、招待されるゲストがどうしたらいいのか戸惑うためです。
ここでは、会費制と祝儀制の違いを解説します。
■「会費制」とは
会費制は招待する側が会費を設定し、その金額をゲストに払ってもらうスタイルです。
基本的にご祝儀はいただきません。
多くの場合、会費はご祝儀よりも少ない金額であり、ゲストにとっては金銭的な負担が少ないというメリットがあります。
一方、費用面の調整は簡単ではありません。
会費×ゲストの人数で算出される金額が手元に入ってくる上限となるため、料理やドリンクを選ぶ際に弊害になる可能性もあります。
グレードの高い料理やドリンクを選べば招待する側の負担が大きくなり、極端なグレードダウンをすればゲストの満足度は低くなってしまいます。
どのラインで折り合いをつけるのか、慎重に検討することが大切です。
■「祝儀制」とは
一般的な披露宴と同様に、ゲストにご祝儀を持ち寄ってもらうスタイルです。
会費制に慣れていないゲストでも戸惑うことなく参加できるため、幅広い年齢層を招待する場合でも適用しやすいでしょう。
一方、ご祝儀として包む金額はゲストの任意であり、事前に自己負担額を把握できないというデメリットもあります。
また、ご祝儀は会費よりも相場が高い傾向にあり、ゲストの内容に対する期待値も必然的に高くなります。
「料理やドリンクが包んだ金額に見合わなかった」と感じさせないよう、おもてなしには十分な配慮が求められるでしょう。
新郎新婦の自己負担の平均額はどれぐらい?
1.5次会における新郎新婦の自己負担額の平均は50万円前後と言われています。
これはあくまでも一般的な数値であり、1.5次会の内容によっては自己負担がゼロになるケースもあります。
結婚式の費用には固定費と変動費があり、固定費を抑えることで自己負担の割合が少なくなるのが一般的です。
衣装や美容、写真などの自分たちにかかる費用を抑えれば、自己負担はかなり安く抑えられるでしょう。
一方、高齢の親族や会社の上司を呼ぶ場合は、カジュアルな雰囲気の1.5次会に慣れていない方も多く結婚披露宴に近い内容にするのがベターです。
フォーマル寄りのパーティーにする場合、自己負担額の平均は~100万円になります。
一般的な披露宴と大差ない負担額になることも踏まえて1.5次会を検討しましょう。
会費15,000~20,000円のプランはフルコース・着席が一般的
会費が15,000円を超える場合、料理は着席でのフルコースが一般的です。
会場内の雰囲気としては、一般的な披露宴と大差ないと考えていいでしょう。
高齢の親族や会社の上司を招待する場合は、よりフォーマル度が高くなります。
プログラムに祝辞などが入ると、かなり披露宴の雰囲気に近くなるでしょう。
一般的にフルコースの料理は単価が高く、提供されるドリンクもグレードの高いものであることがほとんどです。
金額は上がってしまいますが会費に見合うおもてなしを心がけましょう。
会費10,000~15,000円のプランは着席・ビュッフェor卓上ビュッフェが多い
会費が10,000~15,000円の場合、料理は着席でのビュッフェが多い傾向があります。
また、料理ボードを設置せず、各卓に大皿の料理が提供される卓上ビュッフェを採用している会場も少なくありません。
ひとりひとりの席が用意されることでフォーマルな場になります。
これは結婚式以外の祝宴でも広く見られるスタイルであり、華やかなパーティの雰囲気を楽しむことができます。
一方、料理ボードが設置される場合はゲストが席を立ち、自分で料理を取りに行くことになります。
卓上ビュッフェでもゲストがそれぞれ料理を取る必要があり、ひとりひとりへのサービスが提供されるわけではありません。
スタッフによるプラッターサービスを行っている会場は一部であり、基本的にはセルフサービスになることが多いです。
「祝儀制」のプランは結婚披露宴に近いスタイル
祝儀制での1.5次会は、一般的な披露宴に近いスタイルです。
料理やドリンク、サービスも、披露宴と同程度のものが提供されます。
1.5次会に慣れていない人でも戸惑うことなく参加でき、ゲストの満足度も高いでしょう。
そもそも1.5次会には明確な定義がありません。
招待状に「1.5次会」と明記するケースも少なく「ウェディングパーティー」「結婚披露パーティー」などの表記が使われます。
そのため、祝儀制で行うのならあえて1.5次会であると公表する必要もないでしょう。
自己負担額はご祝儀の金額次第で増える可能性もあるため、費用面の計画性は非常に重要です。
基本的にはひとり3万円と仮定して算出し、予備費も用意しておくといいでしょう。
1.5次会の費用にまつわるQ&Aを紹介
Q:引き出物は必要?
A:「祝儀制」なら必要
⇒祝儀制の場合、ゲストは通常の披露宴と同程度の額を包んでくると予想されます。
また、ゲストは招待されている会が1.5次会であると認識していない可能性もあります。
引き出物や引き菓子は通常の結婚披露宴と変わらずに用意しましょう。
Q:プチギフトは必要?
A:「会費制」「祝儀制」どちらでも必要
⇒プチギフトは感謝の気持ちをお礼として伝えるものです。
祝宴中に配って回ったり、お見送りの際に渡したりすると、ゲストも喜んでくれるでしょう。
Q:お車代は用意すべき?
A:一般の披露宴と同程度がベター
⇒お車代はお礼としての意味合いもあるものです。1.5次会であっても、お礼の気持ちとして渡しましょう。
もちろん、遠方からくるゲストには交通費としてお車代を渡す配慮が必要です。
ゲストの負担を軽減するための費用と担ってくれた役割に対するお礼は、パーティーの規模にかかわらず必要だと考えましょう。
Q:会費制の1.5次会で会費とは別にご祝儀をいただいた場合は?
A:後日お祝い返しを贈る
⇒会費制の1.5次会ですが、会社の上司や親族などからは、会費とは別にご祝儀をいただく可能性もあります。
この場合、ご祝儀はありがたく受け取り、感謝の気持ちを伝えましょう。遅くともパーティーの1ヶ月以内に、お祝い返し(内祝)を贈ります。
内祝はいただいた金額の半分(半返し)が基本とされていますが、いただいた金額や関係性によって異なりますので、地域の習慣やいただいた人との間柄などを考えて選ぶと良いでしょう。
【ゲスト編】Q:会費制の1.5次会の場合、会費はご祝儀袋に入れる?
A:1.5次会の会費はご祝儀袋に入れなくて良い
⇒会費制の結婚式の場合、受付で会費の金額が合っているか確認します。
そのため、ご祝儀袋にお金を入れて持ってくると受付の人がご祝儀袋から取り出す手間がかかります。
会費制の場合、ご祝儀袋に入れないのは全くマナー違反ではないので安心してください。
会費は財布から直接出すよりも、封筒に入れておき、決められた会費をスムーズに渡せるようにしておくと良いでしょう。
予算をしっかり立てて自分たちの望む1.5次会にしよう
1.5次会は内容の自由度は高いものの、費用面での制約が多いことも事実です。
予算の組み方が成功を左右するといっても過言ではありません。
会費制でも祝儀制でもゲストの満足度がもっとも重要であり、ゲストの金銭的負担に見合うものを提供することが大切です。
Wedding tableでは、1.5次会に適した会場を数多く紹介しています。
おふたりらしい1.5次会を実現しましょう。
この記事を書いた人
- Wedding table事務局
- ウェディングテーブルは、あなたにぴったりの会場をご提案する結婚式場紹介サービスです。1000組以上の結婚式をお手伝いさせて頂いた経験を元に、結婚に関するノウハウや知識を発信するコラムを掲載しています。結婚式を挙げようか迷っている方や結婚式に関するお悩みがある方などお気軽にご相談ください。