身内だけの結婚式にふさわしいドレスの選び方
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結婚式での「お色直し」は、もはや当たり前に行われることのひとつと感じている人も多いでしょう。
ただ、費用が余計にかかったり、着替えに時間を取らせることへの後ろめたさを感じたりする人もいるのではないでしょうか。
特に、身内だけの小規模な結婚式であれば、なおさらお色直しに気を使うこともあります。
今回は、そのような結婚式の場合、どのようなドレスを選べば不安を解消できるのか、ドレス選びのコツを交えながら紹介していきます。

1 先輩たちはどうしてる?少人数結婚式での衣装選び
少人数での結婚式では、どのような衣装を選んだ人がいるのでしょうか。
あるアンケート結果によれば、一番多かったのはウェディングドレスで、73.6%でした。
小規模とはいえ、やはりウェディングドレスは新婦の憧れという側面から、選ばれる割合が多くなっているのでしょう。
特に、海外での結婚式には多く選ばれる傾向が強くなっています。
次に多かったのは、カラードレスで24.5%でした。
「せっかくなので着てみたかったから」という意見が寄せられています。
そして、最後は和装で17.0%でした。「神前式だったので自然とそうなった」という、式の形式に合わせたセレクトであったということが伺えます。
また、少人数の結婚式でお色直しをした人は、全体の34%という結果も出ています。
内容としては、ウェディングドレスからカラードレスが一番多い組み合わせです。
また、最初に和装を着た人は、そのままお色直しなしで式を終える傾向があります。
お色直しをする場合は、招待人数に関わらず行われ、そもそも最初からウェディングプランに入っているから行ったといった理由も見られます。
2 身内だけならフォーマルスーツ&ワンピースもあり
一般的には、新郎はタキシード、新婦はドレスを衣装に選び、途中でお色直しをするために席を離れることが多くなっています。
ただ、身内だけの10人程度の小規模な結婚式においては、フォーマルスーツとワンピースを選ぶケースもあります。
これらの衣装を選ぶメリットには、参加者との会食や会話を楽しむことが結婚式でのメインイベントにしやすいということがあります。
また、新郎新婦が衣装にこだわりがなく、衣装にかかる費用をその分新婚旅行や新生活にまわしたい場合にも、この衣装を選ぶメリットが大きくなります。
ただ、あまり衣装も雰囲気もカジュアルすぎると、結婚式らしくないと感じる身内の人もいるかもしれません。
そのような参加者への配慮として、両親への感謝の手紙や、花束贈呈などのイベントを取り入れると、結婚式らしさを演出できるでしょう。
3 親戚を招待するならタキシード&ウェディングドレスで
身内より少し範囲を広げて、親戚の人や親しい友人も招待する場合は、タキシードとウェディングドレスを選ぶことが望ましいとされています。
やはり、新郎新婦の晴れ姿を心待ちにしている出席者も多いと想定されます。
その結果、ゲストの心情を汲んで、タキシードとウェディングドレスで結婚式に臨むパターンが多くなります。
ただ、フォーマルスーツとワンピースがマナー違反であるかというとそうではなく、問題はありません。
その場合は、会場はレストランを選ぶのがよいでしょう。
ホテルや専門式場での結婚式では、タキシードとウェディングドレスが理想の衣装とされています。
また、自分たちで決めかねるといった場合は、家族や親せきの要望を聞いてみるというのもひとつの方法です。
タキシードとウェディングドレスの要望が多ければそちらを選択するのもよいですし、その反対であればそれにならうのも問題ないでしょう。
自分たちの結婚式ではありますが、ゲストの意見を取り入れるのもよいやり方といえます。
4 お色直しは必要?気をつけたいことは?
小規模な結婚式でも、プランに初めからお色直しが組み込まれているものも多数あります。
また、プランになくても、せっかくの結婚式なのでお色直しをしたいと考えるカップルもいるでしょう。
ただし、小規模な結婚式ならではの気を付けなければならないポイントがあります。
それは、お色直しに時間をかけすぎないようにすることです。小規模であればあるほど、催し物や演出が少なくなりがちなため、その分結婚式全体の時間も短めに設定されることがほとんどです。
その短い時間の間に、主役の新郎新婦が長時間中座することは、あまり好ましいとはいえないでしょう。
特に、和装にお色直しする場合が最も時間がかかってしまいます。
どうしても和装を着たい場合は、1着目に選ぶとよいでしょう。
それは、着るよりも脱ぐ時間のほうが短いからです。
お色直しの組み合わせには、ウェディングドレスからカラードレスを選ぶと、スムーズに短時間で着替えることができるでしょう。
また、ヘアスタイルだけお色直しするという方法もあります。
ヘアスタイルが変わるだけでも、新郎新婦の雰囲気が変わるため、好評を博しています。
5 ゲストにもドレスコードを伝えておこう
結婚式当日に、どのような服装で出席するかを悩むゲストも大勢いるでしょう。
特に、小規模な結婚式であれば、新郎新婦との関係性も濃いことが多いということもあります。
それにより、どこまでの正装を用意すればよいのかわからなくなることも想定されます。
このような悩みを解消するために、新郎新婦側から服装について正式に案内をすることが肝要です。
たとえば、身内だけの10人程度の結婚式の場合、新郎新婦側はフォーマルスーツ&ワンピースを選ぶことが多いでしょう。
それに合わせて、ゲスト側も男性ならシャツとスーツ、ネクタイ、女性ならスーツもしくはワンピースなどで参列するとよいでしょう。
また、身内に加えて親戚や親しい友人を招待する場合に、新郎新婦側がタキシードとウェディングドレスを選んだとします。
そのようなときには、ゲスト側も一般的な結婚式に出席するにふさわしい服装を選ぶ必要が出てきます。
さらに、ゲスト側は基本的に主役である新郎新婦より品格の高い服装を着ることは、マナー違反とされる側面もあります。
このようなことも勘案すると、できれば招待状にどのような服装で出席すればよいか明記することが望ましいでしょう。
このとき、「新郎新婦がフォーマルスーツ&ワンピースなので平服でお越しください」という案内はもちろん可能です。
一方で、「新郎新婦はタキシードとウェディングドレスですが、平服でも構いませんのでお越しください」という案内も可能です。
これについては、会場や結婚式の内容なども加味した上で、ゲスト側の服装を決定するようにしましょう。
もし、新郎新婦のみで決めかねるときは、出席する身内や親戚の人などに、相談してもよいでしょう。
6 衣装選びの相談は専門コンシェルジュがおすすめ!
小規模な結婚式は、大規模なものに比べると、内容や衣装選びに融通が利くのが魅力の一つです。
それゆえに、どのような衣装を選ぼうか悩むこともあります。基本的には、出席する人数やその間柄、会場などから検討すべきことではあります。
その中で、新郎新婦だけでは決めるのが難しいといった場合には、身内や親戚の人だけでなく、専門コンシェルジュに相談するというのもひとつの方法です。
少人数の結婚式に対する知識や経験が豊富なウェディングコンシェルジュが多数在籍しているのが「Wedding table」です。
Wedding tableであれば、少人数の結婚式ならではのこだわりを表現できるように、最適なプランを構築することが可能です。
また、プランそのものもリーズナブルな費用での提示がされます。
さらには、少人数の結婚式専門のウェディングコンシェルジュに全て任せることができます。
そのため、どうしても時間がないという場合でも、最小限の打ち合わせで理想の結婚式を挙げることができます。
この記事を書いた人
- 宮澤
- 婚礼衣装スタイリストとして、約1000組の新郎新婦をお手伝い。お客様の「やりたい」を実現するため、親身に、幅広い可能性を検討する接客が好評。新郎新婦たちが知りたい情報を提供できるよう日々奮闘中。これから迎える結婚式が楽しくなるような記事を多く執筆。保有資格:マタニティの医療サポート認定資格「マタニティコンシェルジュ」