結婚式をしないと後悔する⁉そのワケと理由を探ってみた
はじめての方へ | 公開: / 更新:
結婚式は必ずしなければいけないものではありません。
結婚式をしないというのも、結婚するカップルが持つ選択肢です。
一方「結婚式をしないと後から後悔する」という意見が多く聞かれることも事実であり、
どういう選択をしたらいいのか迷っているカップルもいるのではないでしょうか。
この記事では、結婚式をしないことがどのような後悔につながるかを紹介します。

結婚式をしないと後悔する⁉ 式をしない人の背景を知る
結婚にあたり、結婚式をしない選択をするカップルは約4割で決して少ない数ではありません。
その理由は大きく分けて「めんどうだから」と「やむを得ない理由がある」というものです。
内訳としては圧倒的に後者が多く、本当は結婚式をしたいけれど仕方なく諦めたという人が多い実情があります。
もともと持っていた結婚式をしたいという希望がかなえられなかったことが「結婚式をしないと後悔する」といわれる所以です。
結婚式をしないと後悔する⁉ なぜ後悔してしまうのか
そもそも結婚式をしたいという希望は持っていたのですから、結婚式をしなかったことを後悔するのは当然ともいえるでしょう。
具体的には以下の内容が後悔している理由として挙げられます。
思い出や記念をとっておきたかった
よく「結婚式で残るのは思い出だけ」といわれます。
しかし、この「思い出」は相当な価値があるものです。
結婚式をしなくても結婚の事実は残りますが、これまでの人生の中でもっとも輝ける瞬間や祝福するゲストの様子が形として残ることはありません。
もちろん、記念写真を撮影すれば花嫁(花婿)姿は残せるでしょう。
それでも、結婚式をしなければ得られない思い出がたくさんあることも事実です。
親孝行になったのに
娘や息子の晴れ姿を見たいと思っている親はたくさんいます。
自分たちにとってはめんどうなことでも、親にとっては待ち望んでいたことかもしれません。
そのときは親の気持ちを考えられなかったものの、後になって親孝行ができなかったことを後悔する人もいます。
結婚式はふたりのためのものであると同時に、親にとって子育ての卒業を意味するものでもあります。「これまで懸命に育ててきてよかった」と思える瞬間を親にプレゼントできるのも結婚式が持つ特徴です。
けじめや区切りをつけたかった
キリスト教では結婚式を「人生の通過儀礼」としています。
長い人生の中には、けじめを設けて仕切りなおす瞬間も必要です。
カップルによっては婚姻届を提出した瞬間にけじめを実感できるケースもあるでしょう。
しかし、結婚式のように誰かの前で誓いを立てるわけではありません。
結婚式では宗教による違いはあるものの、参加してくれたゲスト全員がふたりの結婚の証人として祝福してくれます。
結婚式という儀式を経験することによって、夫婦として人生を歩んでいく決意がより強いものになるでしょう。
ウエディングドレスが着たかった
チャンスを逃せばなかなか着られないのがウエディングドレスです。
「いつか余裕ができたら」と考えていても出産や育児、日々の生活などにより、そのチャンスがなかなか訪れないこともあります。
機会に恵まれてウエディングドレスを着ることができたとしても、より多くの人生経験を積んだことで結婚した当初とは違う自分になっているでしょう。
諸説ありますが、ウエディングドレスには「悪魔が嫌う白い衣装をまとうことで、これから歩んでいく人生を幸せなものにする」という意味があります。
そのときはあまり気にしなかったものの、今になってウエディングドレスを着る必要性に気づいたという声も少なくありません。
結婚した実感がわきにくい
結婚する前から同棲していたり付き合いが長かったりすると、結婚しても特に生活に変化がなく、結婚した実感がわきずらい人が多いようです。
結婚式はふたりの気持ちを変えるだけでなく、両親や家族にふたりの結婚を報告する場ですから結婚した自覚が芽生え、恋人から夫婦へと意識も変わりやすいでしょう。
結婚の報告が面倒くさい、手間がかかる
結婚式を挙げれば、一日でまとめて結婚の報告ができるもの。
ですが挙げないと家族や友人へ個別に挨拶をしたり、お祝いをいただいたら、都度お返しが必要になります。
結婚式では、「引き出物」がありますから、まとめて贈ることができ、手間は省けます。
結婚後、歳を重ねるうちに後悔するようになった
子供が産まれてから結婚式の写真を見せることができなかったり、友人知人と結婚式の話題になったときや、家族全員が集まると毎回同じようなことを言われたり、年月が経つにつれ後悔する人が増加傾向にあるようです。
上述のように結婚式をしなかった後悔は、年齢を重ねるごとに強くなることもあります。
先輩カップルからは「やった後悔よりもやらなかった後悔は大きい」という意見が多いことも事実です。
結婚式をしないと後悔する⁉ 結婚式をする意義とは
結婚式をしなかったことを後悔している人の意見で目立つのは「結婚式の意味を理解していなかった」というものです。
結婚式と聞くと、つい衣装や内容、費用のことに意識が向いてしまいますが、結婚式が持つ本来の意味は別のところにあります。
ここでは、結婚式をすべき理由を紹介します。
結婚式と披露宴を行う最大の意味は?
結婚式は挙式と披露宴の二部構成で行われるのが一般的です。
挙式は「ふたりが考える結婚とはどういうものか」をゲストに伝えるために行います。
日本では、キリスト教、神道、仏教、無宗教の結婚式が多く行われているものの、イメージが先行していることは否めません。
キリスト教ではふたりの結婚を神の前で成立させ、自立した生活を営んでいくことを誓います。
神道では結婚はふたりのみならず両親や親族も含めた契りであるとする見方が強く、仏教はそれぞれの先祖へふたりの結婚を報告するという意味合いで行われます。
無宗教は挙式に参加するゲストに対して結婚を報告し、その証人になってもらうという主旨です。
このようにそれぞれ結婚に対する考え方が異なるため、意味を理解して挙式スタイルを考えることが大切です。
披露宴は、お世話になった人たちに感謝の意を示すものとして行われます。
親にとっては親戚や親族に息子や娘の結婚を報告してお披露目する場でもあり、親族にとっては相手のことをよく知る機会でもあります。
友人には今後も変わらない友情を約束する場になるでしょう。
このように、挙式も披露宴も自分たちだけのことではなく、家族や親族、友人にとっても意味があるものです。
その時間は二度と来ない
当たり前のことですが時間は巻き戻せません。
結婚式を行うのに「遅すぎる」ということはありませんが、機会はそう何度もめぐってくるものではないと考えましょう。
結婚から時間が経ってから行う結婚式は、結婚当初に行うものとは意味合いが異なります。
昨今では子どもと一緒に結婚式を行ったり、結婚〇周年を記念して行ったりするケースも多くなっていますが、新婚で結婚式を行うチャンスは一度きりだと考えましょう。
結婚式をしないと離婚率が上がる(一部にデータあり)
結婚式と離婚との関連性にはさまざまな見方があるものの「離婚歴がある人の8割が結婚式をしていなかった」というデータがあることも事実です。
もちろん、結婚式をしないからといって必ずしも離婚するということではありません。
また、結婚式をすることが離婚しない保証になるということもないでしょう。
一方で、結婚式には準備が必要であり、それはふたりで自分たちの結婚に向き合う時間をつくることにもつながります。
これまでお世話になってきた人の顔を思い浮かべてゲストのリストアップを行い、ふたりの希望を擦り合わせながらアイテムを決めていきます。
結婚式当日はゲストの前で結婚の誓いを立てるのですから、おのずと責任感も生まれるでしょう。
結婚式をしないカップルと比較すると「あのときの誓いを夫婦でいることで証明し続けなければ」という思いが強いのかもしれません。
結婚式をしないと後悔する⁉実は親はこう思っている!
結婚式をしないで後悔する理由の中に、「親孝行ができたのに」と考える人も多くいます。
親世代は結婚をしたら、結婚式は挙げるものと考えている方が多いため、結婚式をしないと報告を受けたら、きっと残念に思うことでしょう。
実際に「ナシ婚」を決定した親はどのような気持ちでいるのでしょうか。
・娘のウェディングドレス姿を見たかった
・一生に一度のことだから家族だけでも小さな結婚式をしてほしかった
・結婚式で親族や友人に披露したかった
・結婚式を挙げてこそ、親の務めが終わると感じていた
・記念写真を残したかった
・バージンロードを一緒に歩きたかった
親の気持ちはこれだけではありませんが、実際にこの気持ちを伝えられなかった親も多いようです。
親心子知らずとは、このことかもしれません。
ふたりだけで考え決まるのではなく、家族、お相手の親御さんとも相談することをおすすめします。
結婚式をしないと後悔する⁉ 最後は自分とパートナーで決める
ここまで挙げてきた結婚式をしないと後悔するかもしれない理由は、あくまでも一般論です。
共感できる部分とできない部分があって当然であり、結婚式が未来の幸せを約束してくれるわけでもありません。
大切なのはこれらの理由を踏まえたうえで、結婚式について真摯に向き合うことです。
最大のポイントはパートナーとの幸せです。結婚式をする・しないのどちらが良い悪いではありません。
結婚式をする・しないは一つの選択であり、結婚式はいつでもできるわけでもありませんので、勢いも必要です。
おふたりとそのご家族全員が将来、後悔のない選択をして、幸せな家庭を築いていきましょう。
この記事を書いた人
- Wedding table事務局
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