普段口にはしないけど、晴れ姿が見たい。ご両親の密かな想いに応えて結婚式をするのも親孝行
マタニティ&パパママ婚 | 公開: / 更新:
ご両親は式を挙げて欲しくても、強くは言いづらいもの。

結婚という大きなライフイベント
みなさんは生まれてから現在に至るまで、様々なライフイベントを経験されて来たかと思います。
20歳までは、お宮参り、生後100日のお祝い、七五三、など両親の計らいで行ってきたお祝いや、入学・卒業式や成人式など行政によって行われる節目のイベントがありますね。
成長するにつれて一緒に過ごす時間こそ短くなっていくものの、そのイベントのそばにはいつもご両親の姿があったのではないでしょうか。
しかし、20歳を越えますとライフイベントは極端に少なくなります。
そんな中、自分たちで企画し、みなさんにお披露目する結婚式は人生においても大きなイベントと言えるでしょう。
新郎新婦のための結婚式は、実はみんなのため
授かり婚の場合、結婚式はタイミングを逃すと式を挙げづらい、と感じる方もいらっしゃいます。
実際に、体調や環境に配慮する必要がありますが、短い時間でも計画的に進められれば式も可能です。
結婚式は人生の大きなイベントであり、また一つのけじめの形でもあります。自分たちが「やろう」と決めて初めて成り立つものです。
ご両親は、結婚するなら式を挙げてほしいけど、ご本人が乗り気ではない場合、強くは言いづらいものです。
結婚式の思い出や写真は本人やご両親だけのものではありません。
これから生まれてくる赤ちゃんが大きくなった時、両親の「結婚式の写真が見たい」と言う場合ももちろんあります。
また、我が子の結婚式は手助けしたい、と結婚式費用を援助するために密かに貯金をされているご両親様もたくさんいらっしゃいました。
「挙式、披露宴・披露パーティ費用に対する親・親族からの援助があった人は72.6%」ゼクシィ 結婚トレンド調査2016調べ「マーケットを読む・調査データ〜結婚・結婚式〜」http://bridal-souken.net/research_news/trend.html
結婚式の前後に引っ越しなどで大きなお金が動くことを見越しての、親心でしょう。
挙式費用で躊躇われているのなら、一度ご両親に相談してみてはいかがでしょうか。
ご両親は結婚式を楽しみにしている
自分が生んだ子は、大きくなって成人しても、ご両親にとっては可愛い子どものままです。
この世に生を受け、初めて抱きしめた時から「この子はどんな人生を歩み、どんな人を伴侶として選ぶのだろう」と思い描き、子どもの将来を楽しみにしています。
お客様の中には「義理両親との話し合いで、結婚式はしないと当時は決めました。
でも最近、実の父が病気で入院し、今から式を挙げられることになっても参列は難しい状況になったんです。
ならばせめて、ウェディングドレスを着た晴れ姿を写真に収めて、父に見てもらいたくて」とおっしゃる方も。
ご両親への手紙やご両親から新郎新婦への手紙を読まれる方も多いのですが、無理に行わなくとも大丈夫です。
挙式より披露宴の演出が恥ずかしくて、と結婚式を挙げるか躊躇われる方は、演出を工夫することで解決できます。
月並みではありますが、バージンロードを一緒に歩きたい新婦のお父様も多数いらっしゃいます。
結婚式というセレモニーがあるからこそ、大事な娘さんを新郎様に託す心の区切りにもなります。
一番は新郎新婦のお気持ちだと思います。
ですが、この記事からご両親様が思っていることを少しでも感じていただけたら嬉しいです。
妊婦を支える新郎新婦の家族はどう感じている?胸の内を聞いてきました
ご両親の「自分の子には幸せになってほしい」と願う親心に耳を傾けてみませんか?
妊娠と結婚、新たな門出のスタートでもあり、まだ見ぬ道への入り口でもあります。
お二人が、これから訪れる喜びに胸を躍らせていることでしょう。
また、同時に妊娠による体調や心の変化に、戸惑われているかもしれません。
お二人はもちろんのこと、新郎新婦のご両親もこれから先の家族関係について、様々なことを考えていらっしゃいます。
これからずっとおつきあいしていく大切な家族だからこそ、今後の関係をより良いものにするために、ご両親の声に耳を傾けてみませんか。
娘の結婚式に対する新婦の両親の気持ち
生まれた時から、この子はいつかお嫁さんになるのだろうと思いながら大事に育ててこられたことでしょう。自分の娘が母親になり、自分に孫ができるというなんとも感慨深い気持ちでいっぱいです。
大事な娘だからこそ思う、ご両親のお気持ちをいくつか挙げます。
・妊娠がきっかけの結婚、万が一流産したら結婚そのものがなくなるのではと心配。
・ 妊娠が先で結婚が後の場合、籍を入れる前に新郎に万が一のことがあったら子供の戸籍が心配。籍は赤ちゃんのためにも早めに入れて欲しい。
・結婚式を挙げるかどうかは二人に任せたいが、新婦の父としてはやはりバージンロードを歩いてみたい。
・相手のご両親に、うちの娘は気に入ってもらえるだろうか。ちゃんと相手に配慮した親戚づきあいができるだろうか。
・相手は経済力のある、ちゃんとした男性なのだろうか
息子の結婚式に対する新郎の両親の気持ち
新郎のご両親につきましては、お父様からすれば授かり婚にただただ驚き、お母様は複雑なお気持ちの方が多いです。
お子様が男性ばかりだった場合、お嫁さんとの付き合いをどうすればいいか悩まれる方もいれば、娘がいなかったので話せる相手ができて嬉しい、という方も。
新郎のご両親のお気持ちをいくつか例に挙げます。
・ 妊娠しているから結婚したいと急に紹介されたお嫁さん。どんな人かわからないから、これから先の嫁姑関係がうまくいくのか心配。
・新郎新婦二人のことは当人たちで決めるのがいいけど、結婚式は家族としてのイベントなので、少しは私たちにも相談してほしい。
・これから結婚出産と出費が続くけれど、経済観念は二人は一致しているのかしら。
・義理の両親である私たちのことも大切にしてくれるのかな。
結婚式で家族が増える喜びを再確認
ご両親どちらにも共通して言えることは、結婚により親族が増えるため、これからの親族の付き合いが楽しみでもあり不安であるということです。
新婦のご両親は「いつか娘は巣立っていく」という覚悟で育ててきたでしょう。しかし、新郎のご両親は幾つになっても変わらず可愛い息子なのです。
ご自身の人生以上に、自分の子には幸せになってほしいと願う親心を汲んであげましょう。二人がお互いを大事にしているとわかれば、ご両親も安心します。
新婦ご自身の体調やこれからのことで頭がいっぱいになって、周囲への気配りが欠けてしまうかもしれません。
ですが、今後の手助けやより良い関係のために、式についてのお考えや、今のお気持ちを話される場を持つと、今後のおつきあいが良いものになります。
授かり婚の結婚式にまつわるご両親への気配りポイントなど、経験豊富なコンシェルジュがご相談を承っております。お気軽にカウンターまでお問い合わせください。
この記事を書いた人
- Wedding table事務局
- ウェディングテーブルは、あなたにぴったりの会場をご提案する結婚式場紹介サービスです。1000組以上の結婚式をお手伝いさせて頂いた経験を元に、結婚に関するノウハウや知識を発信するコラムを掲載しています。結婚式を挙げようか迷っている方や結婚式に関するお悩みがある方などお気軽にご相談ください。