授かり婚(マタニティウエディング)は恥ずかしい⁉ 周りに祝福してもらうために必要なこととは
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結婚や出産は本来ならおめでたいことです。
ただし、二重のおめでたのはずの授かり婚(マタニティウエディング)を快く思わない人がいることも事実です。
しかし、新しい命を授かったのだから、本当は身近な人には「おめでとう」と祝福されたいですよね。
そこで今回は、授かり婚が恥ずかしい理由、周りの人たちに祝福してもらうためにはどうしたら良いのか、授かり婚のメリットなどについて説明します。

授かり婚(マタニティウエディング)が世間に恥ずかしいと思われる理由
授かり婚はかつて「できちゃった婚」や「デキ婚」と言われた時代がありました。
しかし、妊娠をきっかけに結婚するカップルは現代では珍しいことではありません。
少子化時代の昨今では「授かり婚」や「マタニティウエディング」と呼ばれ、おめでたく喜ばしいこととして受け入れられる風潮にあります。
ただし、当の本人たちにしてみれば、少なからず気まずい思いをしたり、世間に対して恥ずかしいと思ったりする人もいるようです。
また、授かり婚に否定的な目を持つ人がいるのも事実。
結婚も妊娠もおめでたいことには違いないのですが、どうして授かり婚が恥ずかしいと思われてしまうのでしょうか。
マイナスイメージ①節操がない
節操とは「自分の信念を貫き通すこと」や「みさお」という意味があります。
「みさお」は「女性の貞操」のことでもあります。
「節操がない」とは、それらを打ち消した言葉ですから、世間では、恋愛や異性関係についてだらしない、一時の快楽に流されやすいというイメージを持たれるわけです。
つまり、妊娠を予防するための避妊をしなかったと思われ、大人として冷静な判断に欠けるなどのネガティブイメージを与えてしまいます。
避妊さえすれば避けられた事態なのに、それを怠ったことにより招いた結果なので、浅はか、節操がないと受け取る人がいるのです。
マイナスイメージ②計画性がない
授かり婚が恥ずかしいと思われる理由の一つに、「計画性がない」ということが挙げられます。
通常は、交際期間を経て結婚し、その後妊娠が判明して出産となるのが世間でいわれる正しい順番です。
順番を守ったカップルは周囲から祝福されおめでたムード1色となるのに対して、どうして授かり婚は恥ずかしいことと捉えられてしまうのでしょうか。
そこには、世間からどう思われるかを知っていながら、順番を守れなかった計画性のないカップルというイメージが付きまとうからでしょう。
しかも、若いふたりならまだしも、成熟した年齢の大人なら一層恥ずかしく感じるという声もあります。
授かり婚について、さらに詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。きっと参考になると思います。
授かり婚(マタニティウエディング)が恥ずかしいのは職場に迷惑をかけてしまうから
授かり婚の場合、女性は妊娠して出産が控えていることにより、職場に迷惑をかけてしまうことが避けられません。
授かり婚でも会社は退職しないし、自分はつわりも軽いし、妊婦健診は有給を取るから大丈夫、職場には迷惑をかけていない、と自信がある女性もいるかもしれません。
ですが、妊娠中であることを報告された周囲の人達は、本人に重いものを持たせることはしませんし、立ったりしゃがんだりなどの動作が伴う作業は免除するなど気を遣うことになります。
体を冷やさないよう空調の温度管理も配慮しなければなりません。
自分はちっとも職場に影響がないと思っていても、少なからず迷惑をかけている可能性があることは否定できません。
たとえば、つわりが重い場合や体調が思わしくなく安静のために突然欠勤することもあるでしょう。
場合によっては短時間勤務に移行する可能性もあります。
そうなると、自分がやるはずだった仕事が他の人に回り忙しい思いをさせてしまうことになるのです。
本人は、その負担を見ていなければ気が付かないかもしれません。
ですが、空気が読めず周囲に対する感謝の気持ちがなければ、怒りを買ってしまうことにもなりかねないのです。
周囲の苦労も知らずにのん気なものだ、配慮が足りない、と周囲からは痛い目で見られてしまうこともあります。
そもそも、会社は未婚女性の突然の妊娠を想定していないため、関係各所に迷惑をかけるであろうことを考慮しなければなりません。
特に、出産前は仕事がスムーズに引き継げるように、できる限り準備を整えておく必要があります。
授かり婚の方たちの中には、これらのことをきちんと出来ていて職場の人間関係もうまくいっている人も大勢います。
ただ、一部の人の中にはこれらの配慮が足りていない場合があるため、授かり婚が恥ずかしいと思われる一因になっているのかもしれませんね。
授かり婚は後悔するのか気になる方もいらっしゃるかもしれません。そんな方は以下の記事をご覧ください。
授かり婚(マタニティウエディング)でも堂々と!祝福されるためのポイント
授かり婚で周囲から厳しい目で見られることは避けようがないかもしれません。
ですが、自分たちは赤ちゃんと結婚の二重のおめでたで大喜び、できれば周囲の人達に祝福してほしいと思う方たちもいるでしょう。
授かり婚を否定せず祝福してもらいたいと思うなら、
「妊娠前から結婚前提に付き合っていた」
「結婚に向けて動き出したところ妊娠が判明」
という点を理解してもらうことがポイントです。
決して妊娠したから結婚を決めたのではないこと、思いがけず赤ちゃんを授かり二人ともとても喜んでいること、などが伝われば周囲の人達の目も違ってくるでしょう。
実際は、妊娠がわかったときは驚き、うろたえたり将来が不安だったりして手放しで喜べないカップルもいたかもしれません。
ですが、結婚を決意し、二人で子どもを育てていこうと決心したからには、周りの人たちからも理解してもらいたいですし、できれば応援してほしいですよね。
そのためには、授かり婚の伝え方にも気を配り、誤解されないよう言葉を選ぶことが大切です。
また、言葉だけではなく、実際の行動にも移していくことが重要です。
自立した生活をし、周りに感謝をしつつ、これからの出産や結婚式などに向けて計画的に進めることが大切になります。
授かり婚は、今の時代そう珍しいことではありません。
確かに世間では厳しい目で見られることもあり、風当たりも強いと感じる人もいるでしょう。
しかし、少子化のこの時代、若くても授かり婚で子どもをしっかり育てている夫婦もいます。
むしろ、若いのによく世話をしているという目で肯定的に見られることもあるものです。
周囲の人たちに祝福してもらいたければ、家庭を持つという覚悟を持ち、それに向けて努力する様子を見せることにより、周囲にも認めてもらえるようになるでしょう。
授かり婚(マタニティウエディング)でも恥ずかしくない! 授かり婚のメリットとは
授かり婚は何も恥ずかしいことばかりではなくメリットもたくさんあります。
たとえば、付き合いが長いカップルはなかなか結婚の踏ん切りがつかないこともあるものです。
特に、同棲して一緒に住んでいれば、入籍しているかしていないかの違いだけで、結婚と何ら変わりない生活をしているカップルは多いでしょう。
そのような形の中での妊娠は、真剣に結婚を考える良いきっかけになります。
男性が女性の体を気遣ってくれたり、家庭を作る覚悟を持ち何事にも真面目に取り組んだりという変化もあるようです。
女性にとっても、授かった命を守らなくてはならないため、結婚して妻になるとともに母にもなるわけですから精神的にも自立できます。
昨今では晩婚化の傾向にあり、そのことも少子化に拍車をかける原因になっています。
老後の子どもの養育費の捻出に不安を感じ、子どもを諦める夫婦もいるとか。
その点、授かり婚なら不妊や老後の不安を感じる前に妊娠できたわけですから、少なくともそれらの悩みは不要です。
年齢によっては若いパパママになれますし、元気なうちに子育てが終わるでしょう。
このように授かり婚は幸せに感じられるメリットも多いのです。
授かり婚(マタニティウエディング)で胸を張って生きていこう
現代では、結婚するカップルのうち4組に1組が授かり婚というデータもあります。
命を授かることはおめでたいことで、本来なら祝福されるできごとであるはずです。
恥ずかしさを気にして萎縮する必要はありません。
生まれてくる命を楽しみに、また、彼との新婚生活も精一杯楽しみながら、堂々と胸を張って結婚や出産の準備を進めていきましょう。
この記事を書いた人
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