授かり婚(マタニティウエディング)で親から反対されたら!? その後に取るべき行動と心構えとは
マタニティ&パパママ婚 | 公開: / 更新:
今や結婚する4組に1組が「授かり婚(マタニティウエディング)」という時代ですので、妊娠がきっかけで結婚を決意するカップルは珍しいことではありません。
でも、「親の世代に理解してもらえるのか」「結婚や出産を反対されたらどうしよう」などと考えてしまいますよね。
そこで今回は反対されないための報告の仕方や、反対された場合の対策について紹介します。

授かり婚(マタニティウエディング)の報告で親から反対されないためのコツとは
親へ妊娠の報告をして、結婚の許しをもらえるかどうかが1番の気がかりでしょう。
成人男女の結婚は本人同士の意思で自由に決められるとはいっても、今まで育ててくれた親を無視するわけにはいきません。
親に結婚を祝ってほしいし、赤ちゃんの誕生を喜んでほしいと思いますよね。
妊娠中ともなれば今後も何かとお世話になることが多いものです。
大切に育てた息子・娘の授かり婚を打ち明けられ戸惑う親も多いですが、それ以上に喜んでくれる親も多いのです。
特に高齢の親は子どもの結婚を待ちわび、早く孫の顔が見たいと思う人が多く、「義理の息子・娘と孫までいっぺんにできて幸せ」と大歓迎で喜ぶ人もいます。
親の世代でも授かり婚で結婚した夫婦がいなかったわけではありません。
現代では授かり婚が増えていることも承知していることでしょう。
きちんと誠意をもって伝えれば応援してくれるかもしれません。
まずは、妊娠がわかった時点で早めに伝える必要があります。
少しでも報告が遅れると、結婚や出産に迷って仕方なく結論を出したのではないか、本人同士が喜んでいないのでは、本当に愛情があるのか、と詮索してしまいます。
伝え方も感情的にならず、順序立ててきちんと経緯を説明しましょう。
最初から結婚前提の付き合いであったこと、付き合う中でお互い結婚を意識した中で妊娠が判明したことなど、真剣な交際であったことを説明して安心してもらいましょう。
そして、順番が逆になってしまったことをお詫びして、「結婚させてください」と結婚の承諾をお願いします。
気まずい思いで暗く重苦しい雰囲気で切り出すのではなく、妊娠を喜び赤ちゃんの誕生を楽しみにしている嬉しい気持ちが伝えられると良いですね。
ただし、一度で結婚の許しがもらえないこともあるかも知れません。
好感をもって応援してもらうためにはどうしたらよいのでしょうか。
次に、結婚を反対されたときの行動について考えてみましょう。
授かり婚(マタニティウエディング)で親から反対されたら ①時間をかけて誠意を伝える
親は頭ごなしに結婚を反対しているわけではありません。
諸手を挙げて賛成できないのにはそれなりの思いがあるからです。
反対する理由の多くが「経済面」です。女性はやがて出産と育児のためしばらくは働けません。若い二人の結婚の場合、本当に家族を養えるのか、いくらかの蓄えはあるのか、など経済力に対する不安を持つのは当然でしょう。
他にも、結婚式をどうするつもりなのか、家庭を持って子どもを育てる覚悟はあるのか、などさまざまな心配ごとが出てくるのも無理はありません。
結婚を反対されるとついムキになって感情的になるかもしれません。
話がこじれると「親の力を借りずにやってみせる」と話し合いを放棄してしまう人もいるようですが、いったん落ち着きましょう。
親の立場に立って考えてみれば無理もない話ですよね。
子どもがかわいいからこそ、心配して小言の一つも言いたくなるのです。
まずは、親の意見を受け止め、反対する理由を聞いてみましょう。
理由さえ分かれば、その後の対策が立てやすくなります。
反対理由のひとつひとつを解決できるよう、2人で相談したり経験者のアドバイスを受けたりするのも良いですね。
順番が違ってしまったことで負い目を感じ、気まずさや緊張から、うまく両親に挨拶できなかったと悔やむこともあるものです。
当然会話も弾まず結婚相手が何を考えているのかわからないといった状態では、親の立ち場にしてみればその場で結婚を承諾するのも難しいと想像できますよね。
初回の挨拶で失敗したとしても、あとからいくらでも挽回する方法はあります。
時間をかけて人柄を知ってもらい、誠意が伝わるように努力することが大切です。
諦めずに繰り返し努力する姿を見てもらい、信頼を勝ち取りましょう。
授かり婚(マタニティウエディング)で親から反対されたら ②将来のビジョンを伝えていく
授かり婚を反対した親の多くが不安に思うのが「経済力」です。
きちんとした仕事に就いているのか、出産と育児で働けない妻と子どもを養える収入や貯金はあるのか、結婚式はどうするつもりなのか、などお金に関する心配は尽きないでしょう。
金銭的にルーズでは、一家を養ってきちんとした生活が送れるかの信用が得られません。
そのうち親に泣きついてくるのではと用心深くもなってしまうでしょう。
さほど貯金もないのでは、はたして子どもをきちんと育てていけるのかという心配は拭えません。
親に安心してもらうためには、将来の人生設計について、大まかにでも将来のビジョンが説明できるよう準備しておくのがおすすめです。
たとえば、結婚後の住居はどうするのか、出産にいくらかかるのか、結婚式はどうするつもりかなど、とりあえず必要とする資金計画を。
また、子どもが生まれたら生活費にいくらかかるか、どのようにやりくりしていくのか、女性は、産後は復職するのか、何歳までにいくら貯めたい、などの中長期的な展望を示すと、きちんと先のことまで真剣に考えているのだという姿勢が伝わるでしょう。仕事に必要な資格の上級試験の取得を目指すなどの抱負を伝えたり、家事や育児の分担方法を説明したりすると、より説得力が増しますね。
授かり婚(マタニティウエディング)で親から反対されたら ③第三者の力を借りる
自分たちでいくらお願いしたり説得したりしても、頑なに耳を貸してくれない場合もあるかもしれません。
堂々巡りだったり、取り付く島もなかったりで心が折れかけたという人もいるようです。
そのようなときは、第三者に協力をお願いするのも一つの方法です。
面倒見がよく世話好きな目上の知人や親戚はいませんか。
できれば、普段から親と親しくしている人が適任です。
自分たちの置かれている状況を正直に伝え、協力してほしいことをお願いしてみましょう。
2人が真剣に将来について考えていることを知り、自分を頼ってきたとなれば、力を貸してくれる人はいるでしょう。
若い2人がいくら頑張っても認めてもらえない結婚が、親しい年長者のプッシュのおかげでようやく許しを得たということもあるものです。
また、両親揃って反対ではないけれど、父親が猛反対しているため仕方なく母親も従うこともあります。
第三者の大人の味方を得て、一緒に賛成側に回ることもあるものです。
母親を味方につけることができれば、父親を攻略するのも時間の問題でしょう。
兄弟姉妹がいれば、ぜひ一緒に協力してもらってください。
どちらかの親が結婚に反対していない場合は、会って挨拶をしてもらうだけでも効果的な場合があります。
この両親に育てられた子どもなら間違いはないだろう、と思ってもらえることもあるようです。
授かり婚(マタニティウエディング)で親から反対されたら ④感情に訴えてみる
自分に孫ができるのを喜ばない親はあまりいないでしょう。
突然の状況の変化についていけず、許すタイミングを失っているのかもしれません。
確たる理由もなく許さんの一点張りでは埒が明きませんよね。
そのようなときは、ちょっと方向性を変えて迫ってみるのも効果的です。
たとえば、女性なら「お父さんと並んでバージンロードを歩くのが夢だったの」「彼はお父さんとこんなところが似ていて、そこが好きになった理由」など、父親心をくすぐってみては。
人情家の親なら感情に訴えてみるのも有効です。
単に大切な娘を取られた気がして、へそを曲げて反対していただけかもしれません。
「赤ちゃんが生まれたらたくさん抱っこしてね」
「お風呂に入れてあげてね」
「お父さん・お母さんの得意な○○を教えてあげてね」
など、かわいい赤ちゃんのいる生活を具体的に想像できるよう誘導してみるのも手です。
授かり婚(マタニティウエディング)で親から反対されても、誠意で変化することもある
授かり婚を反対された場合は、親は子どもがかわいいからこそ反対するのだと理解しましょう。
親が反対する理由の一つに、金銭面や将来の不安がありますので、生活費の見直しをして節約し、計画的に貯金をするなどの実績を作りましょう。
2人で努力して誠意を見せていくことで親は安心できるのではないでしょうか。
たとえ賛成してもらえなくても、2人で協力して立派に赤ちゃんを育ててみせるという気概と覚悟があり、がんばる姿を目にすれば応援してもらえるようになるでしょう。
この記事を書いた人
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