少人数結婚式の受付へのお礼について!一般的な目安は?
豆知識・費用・相場 | 公開: / 更新:
大々的な結婚式であれば受付が必要なことはわかりますが、「身内やごく親しい友人だけの結婚式であれば必要ないのでは」と思われるかもしれません。
しかし、ご祝儀を受け取る場合は、たとえ小規模であっても受付は必要です。
今回は、受付を頼んだ人へのお礼について、一般的な額や渡す理由、渡さなくてもよい場合などについて解説します。
現金以外のお礼についても紹介します。

1 少人数結婚式で一般的な受付のお礼の相場は?
一般的に、受付のお礼の相場は3000~5000円程度といわれています。
受付開始前に、お願いした側の親や親戚が「本日はよろしくお願いいたします」と、目立たないようにそっと手渡します。
これは友人にお願いした場合で、兄弟や親戚に頼んだのであれば渡す必要はありません。
前提として、受付を依頼する際は、信頼できる友人や親族・兄弟を選びましょう。
多額の現金を扱いますし、挙式をスムーズに行うためにも時間やルールを守れる人でなければ安心して任せることはできません。
人当たりがよく、責任感の強い人がいいですね。
ただし、該当する人であっても遠方から出席してくれる人や目上の方は避けるようにしましょう。
受付は事前準備のために、集合時間が他のゲストより早くなります。
遠くから来てくれる人には負担が大きくなってしまいます。
さらに、目上の方に依頼することは非礼と受け取られかねません。
自分と同等か目下の相手を選びましょうね。
受付の依頼は、引き受けてくれる人が混乱しないように最低でも式の1~2カ月前には伝えます。
招待状を出す前に、直接会ってお願いするのがベストです。
とはいえ、実際に会うのが難しい場合もありますので、電話やメールで依頼しても構いません。
お願いするときは、当日の流れや仕事内容・集合時間・他の受付担当者について知らせておけば相手も安心して引き受けてくれるでしょう。
了承が得られたら、招待状に「付箋」を同封します。
「付箋」とは、結婚式当日に受付や余興をお願いするゲストに送る小さなカードのことです。
文面は失礼がないように、決まり文句を使うのが無難です。
招待状本状と文章の向きを揃え、句読点を使わずに書きましょう。
「、」や「。」といった句読点は、「切る」ことを暗示させるため使わないのがマナーです。
文面は、「誠に恐れ入りますが当日受付係をお願いしたく○時○分までにお越しくださいますようよろしくお願い申し上げます」
など、ゲストが迷わないように時間をはっきりと明記しておきます。
受付の人数は、少人数結婚式であっても新郎新婦それぞれ2名ずつが理想的です。
1人が受付で、「芳名帳の記入をお願いし、配布物を渡す」「会場案内やウェルカムドリンクの説明をする」といった、主にゲストへの接客を担当します。
もう1人は、「ご祝儀袋を受け取り管理する」「出席者名簿を確認して、ゲストを照会する」「ご祝儀と芳名帳を専用袋に入れて、各家の両親に渡す」など、ご祝儀の預かり・管理を担当します。
このように、あらかじめ役割分担を決めておけば、次々と訪れるゲストへもスムーズに対応できるでしょう。
また、「お手洗いに行きたくなった」「予期せぬゲストが来た」など、突発的なアクシデントに見舞われた際にも2名いたほうが安心です。
ちなみに、事前にご祝儀を辞退しているときは受付を設置する必要はありません。
「家族だけで集まる」「席次表や芳名帳がない」といった場合も、受付があると逆に不自然ですから注意しましょう。
2 受付を頼んだ人にお礼を渡す理由
少人数結婚式であれば、対応する人数も少なく、受付の負担もあまりないのだからお礼もしなくていいのではと思われるかもしれません。
ですが、受付の人は他のゲストよりも開宴1時間前には会場入りして準備が必要です。
また、結婚する両家の顔として一番はじめにゲストを迎えるため、失礼のないようにとプレッシャーにも耐えなければなりません。
「丁寧な物腰や言葉遣い」「華美過ぎない服装」など、細やかな気配りや配慮が求められます。
このように、受付としての仕事内容や気遣いは、結婚式の規模や参加人数に関わらず同じなのです。
気持ちよく引き受けてもらうためにも、感謝と誠意を忘れないようにしましょう。
3 お礼を渡さなくてもよいケースは?
少人数結婚式では、お礼を渡さなくてもよい場合があります。
それは、お礼を渡すことが相手の心の負担になるようなときです。
受付の拘束時間が短いことを理由に相手側が気を遣うようなら、現金ではなく小さなプレゼントや披露宴での卓上装花を渡すのがおすすめです。
お花を渡したいなら、事前に持ち帰りやすい小さなサイズや、バスケット風のデザインのものを用意しておくといいですね。
気安い間柄なら、お礼ではなく後日食事に誘うのもよいアイデアです。
4 現金ではなくギフトカードを渡す
お礼は、受け取った側が自由に使える「現金」が一番喜ばれます。
しかし、人によっては「現金」を渡すことに抵抗を感じることがあるかもしれません。
そんなときは、QUOカードをはじめとする各店舗で使える「ギフトカード」がおすすめです。
「ギフトカード」であれば、「趣味に合わない」「実用的でない」といった、お礼にありがちな失敗を避けることもできます。
あらかじめ相手が使いそうなお店をリサーチしておきましょう。
品物を選ぶ手間も省けて、相手にも喜ばれる一石二鳥のお礼ではないでしょうか。
5 現金ではなくお礼の品を渡す
<画像出典:旧軽井沢 ホテル音羽ノ森>
「現金」以外のお礼として、受付を頼んだ相手について好みをよく知っているのなら、特別感のある品物を渡す方法もあります。
例えば、海外ブランドのコスメはいかがでしょうか。
3000~5000円ぐらいの予算で、有名ブランドのアイシャドーや口紅・ネイル・香水などを選べばパッケージもおしゃれで渡す際もウキウキするはずです。
「化粧品は肌に合うか心配」といった場合は、ネックレスやブレスレット・ピアスといったアクセサリーも人気です。
他には、「スイーツ」も失敗がありません。
限定販売や普段買わないような珍しいお菓子であればきっと喜んでもらえるでしょう。
ただ、箱のかさばるものはゲストの荷物が多くなるので気をつけたいところです。
誰にでも贈れるわけではありませんが、お酒好きとわかっていれば、事前に銘柄を調べて贈るとびっくりして喜んでくれるかもしれません。
地域限定の地酒やワインを送る人も多いです。
6 少人数結婚式で受付のお礼をするときのポイント
「お花」「スイーツ」「お酒」のような、かさばったり重さのあるお礼を渡したいときは、後日郵送すれば相手も持って帰る面倒がありません。
受付を引き受けてくれたゲストに後悔されないよう、相手の立場を考えて贈りましょう。
基本的に、ご祝儀を受け取るなら規模に関係なく受付は設けなければなりません。
ただ実際は、少人数結婚式では受付を設置しないカップルが多いです。
理由としては、「参加者が10人前後なので、わざわざ受付を置かなくてもいい」「頼むのが面倒、気を遣う」といった意見がよく聞かれます。
ご祝儀をあらかじめ断っておけば、必ずしも受付を置く必要はありません。
「受付なし」と決めたなら、ゲストを不安にさせないためにも、専門のコンシェルジュにお願いして受付を設置しない旨をアナウンスしてもらいましょう。
席次表やプロフィール表など配布物があるなら、披露宴前に兄弟や親戚に配ってもらえれば問題ありません。
7 少人数結婚式の受付へのお礼は相手に配慮しよう!
少人数結婚式のお礼は、相手に配慮すれば「現金」以外のものを渡してもかまいません。
「現金」が手っ取り早く間違いがないものの、「そっけなさすぎる」「数千円を渡すのに抵抗がある」というのも本音ではないでしょうか。
限定品やコスメのサイン入りなど、特別感を演出した品物は特に喜んでもらえるでしょう。
紹介した商品を参考に、感謝を伝えられる素敵なものを選んでくださいね。
この記事を書いた人
- Wedding table事務局
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