少人数の結婚式でもウェディングケーキを準備できるの?演出や種類
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さまざまな挙式スタイルが普及しつつある現代では、ごく少数のゲストのみを招いたコンパクトな結婚式の人気も高まっています。
ただ、少人数の結婚式では、演出などの面で寂しい印象になるのではないかと不安に思う人も多いでしょう。
今回は、少人数の結婚式でウェディングケーキは準備できるのか、どんな演出が可能なのかなど気になる点について解説していきます。

1 少人数の結婚式でもウェディングケーキは準備できる!
結婚式といえば、華やかなウェディングケーキに新郎新婦が入刀するイベントをイメージする人も多いでしょう。
新郎新婦による初めての共同作業と表現され、幸せそうにお互いにケーキを食べさせる姿はゲストたちまで笑顔にさせてくれます。
まさに、結婚式の中でもっとも盛り上がるイベントといっても過言ではありません。
ただ、少人数の結婚式ではこのような一般的なイベントは省略されてしまうのではないか、という不安もありますよね。
結論からいえば、少人数の結婚式でも問題なくウェディングケーキを準備することができます。
一般的な規模の結婚式と何ら変わることなく、ケーキカットやファーストバイト、ラストバイトなどの演出を行えるのです。
ゲストの中にも「結婚式=ケーキカット」というイメージを持っている人は多いので、盛り上げるためにも積極的に取り入れてみましょう。
ただし、あまりに大きなウェディングケーキを準備すると少人数のゲストでは食べきれない可能性もあります。
人数を考慮して切り分けられるサイズのケーキにするか、大きなケーキを準備したい場合はカットする部分だけ本物のイミテーションケーキにすると良いでしょう。
また、新郎新婦の両親が結婚式を挙げた時代には、ウェディングケーキやケーキカットなどの演出が一般的でなかったケースもあります。
このような場合は、新郎新婦に加え、それぞれの両親も加えた3組で一緒にケーキカットするという演出もおすすめです。
両親へのサプライズにもなり、結婚式をより良い思い出として残すことができるでしょう。
2 【少人数ウェディングケーキの演出1】ファーストバイト
ウェディングケーキを利用した演出について、もっと詳しく見ていきましょう。
ほとんどの新郎新婦が行うのが、カットしたケーキをお互いに食べさせる「ファーストバイト」です。
「バイト」には「かじる」という意味があり、夫婦として初めてお互いに食べ物を食べさせ、仲の良さをアピールする演出です。
日本ではポピュラーな演出になっていますが、日本独自の演出というわけではありません。
もともとは欧米諸国で行われてきた古い慣例であり、ファーストバイト以外にファーストイーティングやケーキシェアリングなどと呼ばれることもあります。
新郎から新婦へケーキを食べさせることで「一生食べるものに困らせません」という意味が、新婦から新郎へ食べさせることで「一生おいしい料理を食べさせます」という意味が込められています。
さらに、相手に上手にケーキを食べさせたほうが結婚後の夫婦生活においてリーダーシップを発揮できるともいわれており、ゲストとしても見どころのあるイベントです。
初めて結婚式に参加したり、ケーキカットになじみが薄い世代だったりするとファーストバイトの意味を知らないことも多いので、イベント前に由来や意味を紹介してあげると良いでしょう。
3 【少人数ウェディングケーキの演出2】サンクスバイト
ありきたりなケーキカットではつまらないという場合は、「サンクスバイト」をやってみましょう。
サンクスバイトもカットしたケーキを食べさせる演出ですが、ファーストバイトとは違って「新郎新婦がお世話になった人」に食べさせるというものです。
定番なのは新郎新婦の両親ですが、誰にサンクスバイトするかルールなどはありません。
恩師や友人、上司など、新郎新婦が心から尊敬する誰かを自由に選び、深い感謝の気持ちを込めてたっぷりとケーキを食べさせてあげましょう。
サンクスバイトの良いところは、新郎新婦だけのイベントで終わらないという点です。
両親をはじめゲストが演出に参加できるので、より一体感のある楽しい思い出が残せます。
披露宴だけでなく二次会でも盛り上がる人気の演出となっているので、ゲスト参加型のイベントを考えている場合は最適です。
4 【少人数ウェディングケーキの演出3】ラストバイト
<画像出典:DANZERO>
ウェディングケーキを最大限に利用したいなら、「ラストバイト」も外せません。
ラストバイトとは、カットしたケーキを「それぞれの両親が新郎新婦に食べさせる」という演出です。
結婚して自分たちの家庭を築いていく新郎新婦は、本当の意味で両親の手を離れて独り立ちするともいえます。
そんな姿に喜びや安堵を覚えながらも、どこか寂しさを感じてしまう両親も多いでしょう。
そんな両親に、我が子へ食べ物を食べさせる最後の機会としてラストバイトを贈るのです。
晴れて自分たちの手を離れる新郎新婦に対し、「養い納め」をするという意味もあるので良い思い出になるでしょう。
ファーストバイト、サンクスバイト、ラストバイトはどれかひとつしか行えないわけではありません。
それぞれ新郎新婦、ゲスト、両親とメインになる人が変わるので、3つすべてを行うのも良いでしょう。
ただし、結婚式のタイムスケジュールには注意が必要です。
3つとも長々と時間がかかるものではありませんが、参加する人数などによっては時間が押すこともあります。
ほかの演出や食事の時間に影響が出ないように、式場のスタッフとしっかり打ち合わせしておきましょう。
5 【少人数ウェディングケーキの演出4】ケーキサーブ
<画像出典:シンフォニー>
少人数の結婚式ならではの演出として、「ケーキサーブ」も挙げられます。
ケーキサーブとは、新郎新婦がカットしたケーキをゲストに直接渡していく演出です。
ゲストひとりひとりにケーキを手渡すのは、大人数の結婚式では時間や手間の面で難しいものです。
ゲストに感謝の言葉を伝えながらケーキを渡せるのは、少人数だからこそのメリットですね。
結婚式では新郎新婦が忙しく、なかなかゲストひとりひとりとコミュニケーションをとる時間がないことも多いので、ゲストからも喜ばれるでしょう。
6 ウェディングケーキの種類
<画像出典:シンフォニー>
ひと口にウェディングケーキといっても、その種類はさまざまです。
行いたい演出により、適しているウェディングケーキの種類が異なることもあるので、どんな種類があるのか知っておきましょう。
まず定番として挙げられるのが、「生ケーキ」です。
すべてが本物のケーキで作られており、新郎新婦によるケーキカット後に調理場などで切り分けられ、ゲストに配られます。
見栄えが良く、そのままファーストバイトやケーキサーブにも活用できるため、現代の結婚式の主流になっています。
大きくインパクトのあるケーキが良いという場合は、「イミテーションケーキ」が良いでしょう。
その名の通り、食べられない偽物のケーキですが、ケーキカット用の部分だけは本物で作られています。
生ケーキより価格が安く、背の高い華やかなウェディングケーキにできるなどのメリットがあります。
また、気温が上がりやすいガーデンウェディングなどでよく用いられるのが「シュガーケーキ」です。
ドライフルーツを使って固く焼いたケーキに、シュガーペーストでコーティングを施した三段重ねのケーキになります。
生クリームをあまり使っていないので、溶ける心配がありません。
このほか、「クロカンブッシュ」も人気です。ひと口サイズの小さなシュークリームを高く積み上げ、カラメルで固めたオシャレでかわいいケーキです。
フランスの結婚式で古くから用いられている伝統的なケーキであり、背が高いほど結婚後の生活が豊かになるといわれています。
7 少人数の結婚式でもウェディングケーキを利用して演出を楽しもう!
少人数の結婚式でも、ウェディングケーキを使った演出は十分に可能です。
結婚式の顔ともいえるウェディングケーキでさまざまな演出を行えば、新郎新婦はもちろんゲストにも楽しさや感動を与えることができます。
少人数ウェディングについてもっと詳しく知りたい場合は、豊富な実績と定評を持つ「Wedding table」に相談してみると良いでしょう。
この記事を書いた人
- Wedding table事務局
- ウェディングテーブルは、あなたにぴったりの会場をご提案する結婚式場紹介サービスです。1000組以上の結婚式をお手伝いさせて頂いた経験を元に、結婚に関するノウハウや知識を発信するコラムを掲載しています。結婚式を挙げようか迷っている方や結婚式に関するお悩みがある方などお気軽にご相談ください。