家族で行う結婚式にも素敵なウェルカムボードを!
豆知識・費用・相場 | 公開: / 更新:
アットホームな雰囲気で人気を集めているのが家族で行う結婚式です。
ただ、家族で行う結婚式の場合、ウェルカムボードなどのアイテムを準備しなくても良いと考える人もいるのではないでしょうか。
しかし、いざ結婚式当日になってウェルカムボードがないと、受付がさみしく見えてしまうおそれがあります。
そのため、家族で行う結婚式であっても、こだわりのあるウェルカムボードを準備するのがおすすめです。
ここでは、ウェディングシーンを華やかに盛り上げる、家族で行う結婚式向けのウェルカムボードを紹介します。

1 家族で行う結婚式には家系図のウェルカムボード
家族で行う結婚式にぴったりなものには、「家系図のウェルカムボード」が挙げられます。
家族の系譜を表す図表を盛り込んだデザインにし、さらにはお互いの家族の写真やコメントを入れると両家の家族関係が一目でわかり、大切なパートナーの家族をより深く知るきっかけになります。
また、結婚は愛し合う2人だけではなく、お互いの家族を結びつける大切なものです。
家系図のウェルカムボードでは、お互いの大切な人同士がつながり、新しい家族になる大切な「縁」と「きずな」を魅力的に表現できます。
結婚にあたり、家族全員を紹介する時間や機会を設けられなかったという人も少なくありません。
このようなときにも家系図のウェルカムボードがあれば、両家の家族への関心が深まり、ぐっと心の距離が縮まります。
また、家系図のウェルカムボードは手元に残しておくと良い記念になります。
万が一、パートナーの家族の系譜がわからなくなったときにも、ウェルカムボードを見ればすぐに確認できて便利です。
オリジナリティの高いウェルカムボードにしたいなら、「イラストの家系図」にするのも良いでしょう。
イラスト作家に依頼し、新郎新婦および両家の家族をイラストで1人ずつ描いてもらうのです。
それぞれの特徴をとらえたイラストの家系図を受付に置けば、結婚式がより盛り上がり、ゲストにも喜んでもらえるでしょう。
また、家系図を自作するという方法もあります。
たとえば、糸を使って家族の名前シールを結びつけると、温かみのあるウェルカムボードが完成します。
このときに、家族間は白や茶の糸にして、新郎新婦を結ぶのは赤い糸にするなどの工夫をしても素敵です。
2 手形のウェルカムボードは簡単で見栄えがよいのでおすすめ
子どものころに、手形をとって遊んだ経験を持つ人も多いのではないでしょうか。
手形アートは子どもの成長記録としてだけではなく、工作やアートとして高い人気があります。
また、この「手形アート」を利用して作るウェルカムボードも、おしゃれな仕上がりになると評判です。
手形のウェルカムボードは手に好きな色の絵の具を塗り、それを用紙などに押しつけるだけで簡単に作成できます。
時間や費用もあまりかからず、誰でも手軽に作れるのが魅力です。
また、手形アートは手軽さだけではなく、さまざまな工夫をすることで、オリジナリティを出せるのが特徴といえます。
たとえば、ウェルカムボードに新郎新婦の手形を押しつけ、その手形を赤い糸で結ぶというデザインも素敵です。
手のひらの部分にはお互いの名前やコメントを書く、もしくはリボンやレースなどで装飾をしても、結婚式らしい仕上がりになります。
また、手形の薬指の部分に、指輪に見立てた四つ葉のクローバーを飾るのも良いですね。
四つ葉のクローバーが2人の愛の証を効果的に表現してくれます。
それから、手形を葉っぱに見立てて、ブーケデザインにするのも個性的です。
その際、手形は単色よりも、ピンクから赤になるなどのグラデーション配色にすると、ぐっと華やかさが増して見栄えのするウェルカムボードが完成します。
ブーケの部分は本物の花を使うと、高級感が出るでしょう。
子どものいるファミリー婚の場合は、手形を逆さにして象に見立て、お母さん象・お父さん象・子ども象のデザインにするのも一案です。
お母さん象とお父さん象の間に小さな子ども象を配置すると、温かい家庭の雰囲気を表せます。
子どもの手形を取り入れたウェルカムボードは、結婚式だけではなく子どもの成長記録としても大切な思い出の品になるでしょう。
2人の固いきずなを表したいのなら、手形を重ね合わせるというデザインがぴったりです。
重ねた手から、これから新しい家庭を築くにあたり、夫婦で手と手を取り合っていこうという想いが伝わります。
新郎は青色で新婦は赤色など、手形の色を変えると夫婦らしさの演出に役立ちます。
3 家族で行う結婚式だからこそお二人の成長が分かるウェルカムボード
お二人をよく知る家族を招待する結婚式だからこそ、お二人の幼少期から今までの写真を使ったウェルカムボードにされてみてはいかがでしょうか?
幼少期のお二人の写真と今のお二人の写真を並べて、成長が分かるようにしてみる、幼少期から今までの写真を小学生、中学生、高校生、大学生、社会人…
というように年表風にまとめてみるといったアイディア次第でデザインが膨らみますね。
結婚式で初めて会う親族がいるなら、あえて受付には今のお二人の写真は置かずに、幼少期の写真で作ったウェルカムボードを置き、挙式が始まるまでのお楽しみにしてもらうということもできますね。
ウェルカムボードに使う幼少期の写真を見返す時間も、家族と一緒に過ごしてみてはいかがでしょうか。
4 ゲスト参加型のウェルカムボードが素敵!
アットホームな家族で行う結婚式は、ウェルカムボードも全員参加型にすることでより一体感が生まれることでしょう。
全員参加型のウェルカムボードとは、ゲスト全員のひと手間が加わることで完成するものです。
例えば、ベースとなる木が書かれたボードを用意しておき、当日ゲストに葉っぱに見立てた拇印を押してもらうスタイルです。
ゲストの拇印が集まると、たくさんの葉っぱをつけた木が完成します。
拇印と共に、サインを書いてもらうとあとあと見返したときに誰のものか分かりますね。
また、サンドアートを取り入れたウェルカムボードもおすすめです。
これは、透明のアクリルフレームを用意して、この中に数色の色の付いた砂をゲストに入れていってもらうものです。
ゲストに好きな色を選んでもらってもいいですし、砂の色に意味を付けて新郎新婦に大切にして欲しいことは?
といった質問に砂の色で答えるようなスタイルにしてみても面白いでしょう。
シンプルですが、おしゃれに完成するので新居にも飾りやすいと人気です。
5 簡単な手作りのウェルカムボードもある!
結婚式や新居の準備などで忙しく、なかなか作る時間がないという人には、「ウェルカムボードを手作りできるキット」というものもあります。
切り抜くだけで華やかなウェルカムボードが作れるキットもあり、時間のない人や不器用な人でも安心です。
なかでも、切って貼るだけのデザインペーパーなら、好みのボードに貼ったり額に入れたりして、自由にデザインや組み合わせを考えられます。
たとえば、温もりのある仕上がりにするなら、切り抜いたデザインペーパーをコルクボードに貼るのも一案です。
コルクボードは素朴な質感が特徴で、手作り感を効果的に演出できます。
自分ならではの個性やアイデアを活かし、時間や手間をかけずにオリジナリティのあるウェルカムボードを作りたいという人にもぴったりでしょう。
さらに、手作りキットにはさまざまな種類があり、結婚式の雰囲気に合わせて、豊富な選択肢のなかから好きなデザインを選ぶことができます。
具体的な種類としては、「和風」「洋風」「フラワー」などです。
和風デザインのキットは、日本の伝統的な美しさを取り入れたデザインが多くみられます。
和式の婚礼衣裳モチーフは神社で結婚式をするときにもぴったりです。
洋風デザインのキットは、タキシードやウェディングドレスをモチーフにしたデザインが多い傾向です。
白いレースなどで装飾されたデザインは、清らかでおしゃれな雰囲気があり、結婚式のムードを高めてくれます。
フラワーデザインのキットは、ひまわり・あじさい・ドライフラワーなど、デザインが豊富です。
結婚式の時期に合う花を選んでも、季節感があり素敵でしょう。
ひまわりなら明るく元気な雰囲気、あじさいなら清楚でかわいらしい雰囲気、ドライフラワーならアンティーク感のあるやさしい雰囲気を演出できます。
6 ウェルカムボードは新居にも飾ろう!
2人の大切な思い出が詰まったウェルカムボードは、結婚式のときだけではなく、新居に飾ってインテリアとして楽しむという方法もあります。
家族で行う結婚式で使用したこだわりのあるウェルカムボードを新居に飾れば、家を訪れた人に見てもらうことができるのです。
また、自宅に飾っておくと、ふとしたときに目に入りやすく、大切な思い出と寄り添って暮らすことができます。
万が一、けんかをしてしまったときなどにも、ウェルカムボードが目に入るとやさしい気持ちになり、仲直りのきっかけにつながるかもしれません。
飾る場所としては、人の行き来が多い玄関や、家族やゲストの目に触れやすいリビングなどを選ぶのも良いでしょう。
ウェルカムボードは長く記念になるものなので、こだわりを詰め込んだものを準備するのがおすすめです。
7 記念になる結婚式のウェルカムボード作りを楽しもう!
大切な人たちに見守られながら行える家族との結婚式は、ゲストを1人ずつ丁寧にもてなせるのが魅力です。
受付のウェルカムボードは話題にもなりやすく、結婚式の場がぱっと華やぎます。
家系図を盛り込んだり手形で個性的なデザインを考えたりして、作る時間も楽しいものでしょう。
また、時間がない人でも、手作りキットなどがあるので安心です。
こだわりのあるウェルカムボードを作り、結婚式の記念として残してみてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人
- Wedding table事務局
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