大人婚~挙式後・披露宴中の定番の演出は避けるべき?30代・40代の本音~
こだわり・アイディア | 公開: / 更新:
幸せいっぱいの挙式後に行われる演出が、すべてのカップルに必要なものなのでしょうか。
進行内容に組み込まれているから、担当プランナーから勧められたから、といった理由で行ったけど、ゲストの方からしたら実は、どう思われてる?
そんな本音をご紹介します。

1 そもそも結婚式の定番の演出って?
まず挙式後のセレモニーとして定番といわれる演出をご紹介します。
花嫁から未婚女性に向けてブーケを投げ、それを受け取ることで幸せになれるという「ブーケトス」。
ブーケに未婚女性人数分のリボンをつけ、ゲスト一人のみと繋がることでその方にブーケを差し上げ幸せをおすそわけする、「ブーケプルズ」。
おふたりの幸せが天まで届きますように、と願われているとされている「バルーンリリース」など華やかで写真映えのする素敵な演出が多くあります。
披露宴中の定番の演出としては、ウェディングケーキを用意して新郎新婦が一緒にケーキにナイフを入れる「ケーキ入刀」。
初めての共同作業ですといったアナウンスのシーンがお馴染みで、よくテレビドラマのシーンでもありますね。
ウェディングケーキに関する演出は、ウェディングケーキをスプーンですくいお互いに食べさせ合う「ファーストバイト」も定番です。
これには、新郎から新婦へ一生食べるものに困らせません、新婦から新郎へは一生おいしいものを作りますという意味が込められています。
2 30代・40代の適切な挙式後のセレモニー演出とは?
30代・40代の方だと20代の方に比べて結婚式の参列経験を何度かされた方が多いと思います。
その中でよく見る演出とすると、ブーケトス・ブーケプルズなど、お二人から「幸せのおすそわけ」として未婚女性やカップルに向けた演出です。
でも、そこは「大人婚」です。
そろそろ相手の気持ちになって考えてみてください。
「幸せのおすそわけ」をしているつもりが「単なる見せつけ」になってしまいます。
もちろん20代の未婚女性がたくさんいる結婚式であればとても楽しい演出になりますが、30代・40代の未婚のゲストがメインとなるのであれば、避けられた方がおすすめです。
結婚あるなしに関わらず、ゲスト全員が参加できるような演出を心がけましょう。
3 披露宴中の演出はどこまで取り入れる?
披露宴中の定番となっている演出にウェディングケーキを使った「ケーキ入刀」「ファーストバイト」をご紹介しました。
結婚式に参列経験のある方は、ほぼウェディングケーキを使った演出をご覧になられているのではないでしょうか?
それくらい人気の演出の一つとなっています。
ですので、結婚式はウェディングケーキを用意しなければならないと思っている方も多くいらっしゃいます。
もちろん、そのようなことはございません。
ウェディングケーキはあくまでも演出の一つで必ず取り入れる必要のあるアイテムではありませんので、見せ物のようになって恥ずかしいなと感じる方は取り入れなくても良いでしょう。
ウェディングケーキがあることによって、パーティーに華やかさを演出することができるので、恥ずかしい方はファーストバイトとして新郎新婦同士で行うのではなく、親しい友人や家族に向けて感謝の想いを伝える「サンクスバイト」に変更してケーキを食べさせてみてはいかがでしょうか。
演出をおこなうことは、シャッターチャンスにもつながりますので、気軽に席を立つことができ、その後のパーティーが和やかになりますね。
恥ずかしい、ちょっと自分達らしさとは欠けるなと感じたら、演出を無くすのも良いですが何か別の代案がないか考えてみるのも良いでしょう。
一部のゲストだけが盛り上がるような演出ではなく、全員で参加できる演出を取り入れたいものですね。
4 30代、40代の新郎新婦におすすめの結婚式の演出
披露宴中に演出を盛り込むのは大人婚としては避けたい進行です。
余裕を持った進行にして、ゲストが落ち着いて食事と会話を楽しめる時間にしましょう。
究極にシンプルなパーティーにする場合は、お料理以外何も演出をされないことがあります。
お料理を味わっていただき、久しぶりに再会する友人同士、これから家族となる挨拶など、それぞれが話したい人との会話を楽しむ時間にするのも良いですね。
各テーブルを新郎新婦が回るテーブルラウンドも人気の演出です。
テーブルごとに会話をしたり、写真を撮って楽しみます。
そこにプラスで、ゲストに参加してもらう演出を取り入れることもできます。
新郎新婦がビンを持って歩き、ゲストにお好きな果実を入れてもらう果実酒作りやカラーサンドを入れてもらって作るサンドアートは、結婚式が終わってからも思い出となり良いですね。
さらに大人っぽいパーティーにしたい方におすすめなのが、楽器の生演奏を取り入れることです。
ピアノやバイオリン、ギターなどお好みの楽器を選んでプロの演奏者に奏でてもらいましょう。
ありきたりな結婚式の音楽ではなく、プロの演奏にゲストに今までに参列したことのない感動を味わっていただけるのではないでしょうか。
5 大人婚に必要なのは、ゲストへの思いやり?
大人婚の演出で大切なのは、結婚式参列経験が多くなってきているゲストでも楽しんでもらえるよう、ゲストの気持ちを考えて演出を取り入れることになります。
どのような演出を取り入れても、お二人らしい結婚式になるのであれば問題ありません。
ですが、進行を決定する前に一度、本当にそれでゲストは楽しんでもらえるか、一部のゲストだけのための演出になっていないかということを考えてみましょう。
そのひと手間が、ゲスト想いの楽しい結婚式に繋がります。
この記事を書いた人
- Wedding table事務局
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