今までの感謝を伝えたい!両親に喜んでもらえるサプライズ演出やアイデアを紹介
こだわり・アイディア | 公開: / 更新:
結婚式は、これから夫婦として新しい家庭を築いていく新郎新婦を祝福する場です。
また、新郎新婦が今までお世話になった方々へ感謝を伝える場でもあります。
一番近くで、ずっと支えてきてくれた両親には、特に感謝の気持ちを伝えたいですよね。
普段はなかなか伝えることができない気持ちを表現するためにおすすめのサプライズ演出やアイデアをご紹介いたします。

1 結婚式の前に行えるサプライズ演出
写真やメッセージでおもてなしサプライズ
両親や家族へサプライズ演出をするタイミングはほとんど結婚式の最中や披露宴で行うことが一般的ですが、結婚式(挙式)の前に行うこともできます。
挙式は家族や親族が中心のため、親族控室などに写真とメッセージカードを置いておもてなしをするのも喜んでくれるはずです。
挙式前に両親へ手紙のサプライズ
挙式前にそれぞれの両親と新郎新婦だけの時間を取ります。
結婚式という特別な日だからこそ普段伝えることのできない気持ちや今までの感謝の想いをお手紙にして貴重な時間を過ごしてみるのはいかがでしょうか。
読むのが恥ずかしい、感動して泣いてしまうかもという方は、両親の前で読まずとも手紙を渡すだけでも十分嬉しいはずです。
2 結婚式(挙式)中に行えるサプライズ演出
新郎新婦の挙式入場は両親と
挙式の入場シーンでは、新郎が一人で入場したあとに新婦と新婦父と入場するケースが多いです。
ですが、新郎新婦、ご両親にとっては一生に一度の結婚式。
せっかくですから、両家ともに参加してもらえるセレモニーにするのも思い出に残るはずです。
新郎も新婦同様、両親あるいは母親と入場したり、新婦も父親だけなく母親にも参加してもらい、手を繋いで歩くという演出もできます。
恥ずかしいと感じる方は腕を組んだりしてもいいですね。
セレモニーの途中に感謝を伝える
挙式途中にある誓いの言葉の中にさりげなく、両親へも感謝の気持ちを入れる演出もおすすめです。
これから私たちは両親のような親になり、あたたかな家庭を築いていきます。
など、自然に感謝の気持ちを伝えることもできます。
3 結婚式の披露宴中に行えるサプライズ演出
サンクスバイト・ラストバイト
ファーストバイトは、新郎は「一生食べるものに困らせません」、新婦は「一生おいしい料理を作ります」という誓いを込めてウェディングケーキを食べさせ合いますよね。
サンクスバイトは、新郎新婦から今までお世話になった方(両親)へ「今まで育ててくれてありがとう」「おいしい料理をたくさん作ってくれてありがとう」という感謝の気持ちを込めて、ケーキを食べさせてあげることです。
ラストバイトは、両親から新郎新婦へケーキを食べさせてもらう演出です。
「親から子どもへの食べ収め、養い収め」の意味が込められています。
サンクスバイトのお返しにラストバイトをしてもらうのは、いかがでしょうか。
見ているゲストも楽しく、和やかな雰囲気の演出なので堅苦しくない感謝の伝え方として人気ですよ。
手紙&プレゼント
両親へ感謝を伝える方法として最も一般的なのは、披露宴の終盤に予定されている両親への手紙ではないでしょうか。
結婚式の参列経験がある方は、一度は目にしたこともあるのでは?
親と子の絆を感じ、思わずもらい泣きするシーンもありますね。
新婦さんだけが読むパターンが多いですが、もちろん新郎さんが読んでも、お二人で読んでも大丈夫です。
両親との思い出や今までの感謝の気持ちを文字に残し、直接感謝を伝えられる方法です。
ゲストの前で手紙を読むのは抵抗があるという方は、手紙を読まずに渡すだけでも充分です。
また、手紙の代わりにプレゼントを贈呈する方もいらっしゃいますね。
プレゼントを選ぶ際には、両親の気持ちを考えて選びたいですね。
遠方からいらっしゃる場合は、生花は避けて、ブリザードフラワーにしたり、子育て感謝状、写真立てなど、宅配便でも送れるものだと良いでしょう。
レターソング
レターソングという新しい両親への感謝の方法があるのはご存知でしょうか。
両親への感謝を動画にして伝えるプロフィールムービーは有名ですよね。
このレターソングは、感謝の気持ちを手紙でつづり、その気持ちをつむいで歌詞として、歌にするものです。
思い出の写真と共に両親に歌でありがとうの気持ちを伝えることができると、人気の演出です。
新郎新婦が自ら手紙を読むのではなく、動画で伝えてくれるので、大勢の前で両親の手紙を読むのは緊張するし、泣いて読めなくなったらどうしよう…という不安を持っている方でも安心です。
新郎新婦もゲストと共に一緒に見ることができる演出です。
ありきたりになってきている結婚式の演出ですが、レターソングという新しい方法で感謝と感動をサプライズとして伝えるのも良いですね。
本来なら、すぐに消えてしまう言葉を映像でずっと手元に残すことができるので、何度も見返すことのできるプレゼントにもなります。
世界で一つだけの感謝の想いをのせた歌を結婚式で届けてみてはいかがでしょうか。
実家の思い出の料理や食材をメニューに取りいれる
実家で育てている食材や、こだわりのお料理、家族の思い出のレシピなどをコースメニューに取り入れるのもおすすめです。
料理はゲストにとって楽しみでもあり、どんなメニューなのかが重要になってきます。
料理上手なお母さんのレシピを再現するのもおふたりだけのオリジナルになるのできっと喜んでくれるはずです。
両親へも記念品はこだわりのものを
新婦から両親へのお手紙の朗読後、新郎新婦の両親へ記念品の贈呈をされることが多いですが、よくある贈呈品として、ブーケや出生したときの体重と同じ重さのテディベアなどです。
せっかくであれば、オリジナルの記念品を贈りたいと考えている新郎新婦も多いことでしょう。
新郎新婦が特技を活かしたプレゼントや、両親の好きなものをギフトにしたり、今までの思い出アルバムを作成して贈ったり、選んだり作ったりしている過程から感動でき想いも込められるでしょう。
絵が得意な新郎新婦であれば、両親の似顔絵を描いてプレゼントする演出も特別感がありますね。
母親や祖母から譲り受けたジュエリーを使用する
ウェディングドレスに合わせるネックレスやイヤリングなど、ご自身で購入されたり、レンタルショップで用意したりするケースがありますが、母親や祖母から譲り受けたアクセサリーがあれば身に付けることをおすすめします。
ジュエリーの定番であるパールのデザインでシンプルであれば、どんなドレスにも合いますし、きっと喜んでくれるはずです。
アクセサリーのデザインによっては、カラードレスや和装に合わせてもいいでしょう。
ブーケのプレゼント
新婦の持つブーケを未婚のゲストへ向けてブーケトスをするシーンを多く見かけますが、最近では、晩婚化や未婚女性が少ない場合など、女性ゲストも前に出るのは恥ずかしいと感じる方も多くなってきています。
本来ブーケは未婚の女性ゲストへプレゼントすることが多かったですが、少人数結婚式や家族婚も人気になってきているため、母親にプレゼントしても嬉しいサプライズになりますね。
せっかくでしたら、渡す際はブリザーブドにして、保管できると大切な宝物になるでしょう。
4 両親へのサプライズ演出まとめ
どんな演出も両親にとってはきっと嬉しいサプライズであることは間違いないでしょう。
大切なのは、両親への感謝の気持ちを込めて贈ることです。
結婚式の演出は雛型も多くありますが、取りいれる演出によってはお二人らしいオリジナル演出が可能です。
アイデアを出しあって素敵な結婚式を。
この記事を書いた人
- 加藤
- 婚礼衣装スタイリストとして、約1000組の新郎新婦を担当。ドレスの仕入れ担当経験から、トレンドを押さえ、お客様の要望に合わせた幅広いご提案、アドバイスが得意。スタイリストの経験で培った接客力を活かし、お客様に合った結婚式スタイル、結婚式場のご提案を心がけています。保有資格:マタニティの医療サポート認定資格「マタニティコンシェルジュ」