ウェディングドレスのシルエットの基本
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結婚式が決まって、いざドレスを選ぶ際、気になる疑問がたくさん出てくることと思います。
ドレスのシルエットは、スカートのシルエットだけはなく、袖、ネックのデザインにも注目しておきたいポイントです。
ドレスを決めるために実際に何度か試着をしますが、自分の“なりたい姿”に近づける花嫁が一番わくわくする時間ですね。
自分がイメージしているドレスを選ぶことも大切ですが、自分にマッチした組み合わせを選びましょう。
組み合わせとは、スカートのボリューム、生地、袖のデザインなど、ご自身の身長や、結婚式会場、結婚式の時期や時間帯などのバランスを考えて全体のコーディネートを決めることです。
ウェディングドレスを選ぶ際に押さえておきたいポイントを解説します。

決定した結婚式場はどこが決め手?
おふたりが理想とされる結婚式で着るウェディングドレスは、会場の雰囲気や挙式時間などでも選ぶポイントが異なります。
チャペルの雰囲気重視で決めたのか、または披露宴会場がたっぷりの自然光がふりそそぐからなのか、さまざまな理由がありますね。
結婚式の中で一番こだわりたいことを考えて、ドレスを選んでみるのをおすすめします。
意外と注目されるのは、上半身って知ってた?
袖やネックラインに注目される上半身は、ドレスの印象を決める大きなポイントになりますね。
披露宴やパーティー中はいすに座っていることも多く花嫁の上半身に目線が行くので、顔や首をしっきり見せるデザインや、デコルテを美しく見せてくれるドレスにこだわりたいもの。
イメージしているヘアスタイルとのバランスも考えながら、上半身に注目してドレスを選んでみてはいかがですか。
【ネックライン】
1.ビスチェ
デコルテから肩にかけて肌をだした大胆なデザインがビスチェです。
肩ひも(ストラップ)がないため鎖骨の美しさを強調しすっきり見せてくれます。
2.Vカット
胸元が「V」に開いたデザインで縦のラインを強調できるため、丸顔の方や首が短いなどのお悩みをもっている方におすすめのラインです。
3.スクエアカット
胸元を四角く切り取ったようなネックラインで、顔の印象をシャープに見せてくれる効果もありますが、エラが張っている方は顔のラインが強調される場合はあるので、注意しましょう。
4.スタンドカラー
唯一、首を覆う立ち襟のデザインが特徴です。首のシワなど気になる方や首が長く、シャープな顔立ちの方におすすめです。
首が短く見えてしまったり、顔が大きく見えてしまうこともあるので必ず全体のバランスをみるようにしてください。
5.ハートカット
胸元を正面から見たときにハート型になっているのが特徴です。
胸元が大きく開いているデザインも多く、優しく女性らしい印象になります。
6.ラウンド
丸く開いた襟元のことで、鎖骨が隠れるデザインや大きくデコルテが開いたものまでさまざまです。
デザインによって印象が異なるので、自分に合ったものをチョイスするのが重要です。
【袖のデザイン】
1.オフショルダー
肩先から二の腕あたりまでを覆うデザイン。
デザインによっては袖の幅が広く二の腕を細く見せてくれる効果も期待できます。
サイズがきつかったりすると、上がってきてしまう可能性もあるので気を付けたいポイントです。
2.ロングスリーブ
ロイヤルウェディングをイメージされる、高貴な印象のデザインです。
腕全体を覆うため、肌の露出を避けたい方や、厳粛な教会での結婚式をされる方におすすめです。
3.パフスリーブ
肩先や袖がふわっと膨らんでいるデザインが特徴です。
若々しく可愛らしい印象で可憐なイメージになります。膨らみがありますので、いかり肩の方は避けたほうがよさそうです。
4.ノースリーブ
タンクトップ型のデザインです。
胸もとの空きやタンクトップの幅によって印象が変わります。
ウェディングドレスの質感&ラインで第一印象が決まる
こんな花嫁になりたいと思って、イメージにマッチするウェディングドレスを探している方も多いのではないでしょうか。
ドレスのラインはイメージを左右する重要な要素です。
可愛らしいイメージでもガーリーなのか、ナチュラルなのかでも印象がまったく異なります。
自分はどんな花嫁になりたいか、求めるイメージにマッチしたシルエット選びを。
また、シルエットと同じくらい重要なのがドレスの質感です。
ハリのある質感は、高貴で存在感のある印象になり、柔らかい素材は軽やかでナチュラルな優しい印象になります。
ドレス選びは、ライン&質感で印象が決まるので、重要なポイントです。
【ドレスのシルエット】
1.ボリュームライン
ボリュームラインは、プリンセスラインともよばれます。
スカートのシルエットが大きく膨らみ、存在感があるのが特徴です。
ウエストから下に広がるボリューミーなスカートが華やかな印象になります。
大きな会場でも存在感を放ち、常に人気のシルエットです。
2.Aライン
アルファベットの「A」の文字を描くようなスカートのシルエットなのが、Aラインです。
スカートの膨らみの大きさはさまざまですが、縦のラインを強調しているため、すらりと見せてくれる効果もあります。
また、清楚で上品な印象を与えます。
3.スレンダーライン
スカートにボリュームのない細身のシルエットで、縦のラインを強調したのがスレンダーラインです。
ほとんどのドレスは、パニエが不要でかさばらず動きやすいタイプが多くあります。
一見寂しい印象になってしまうと思われがちですが、最近ではレースなどの装飾がたっぷり施されていたり、背中やデコルテなどが大胆にあいていたりと、個性的なデザインのものも豊富にあり、華やかな印象になります。
4.マーメイドライン
女性らしいシルエットで、人魚のマーメイドを思わせるシルエットです。
胸からひざあたりまで身体にフィットしたタイトなつくりで、ひざ下の裾は広がり、身体のシルエットが一番出るラインになります。
5.エンパイアライン
バストの途中や、アンダーバストの切り替えしのドレスが多く、スカートはストンと落ちるシルエットなのが特徴です。
ウエストの位置が高いため足長効果も期待できます。
ナチュラルでガーリーな雰囲気のドレスが多くあります。
【ドレスの質感】
1.ミカド
ドレスの質感の中で一番厚みのある生地で、光沢がありつつも、柔らかく上品な印象になるのがミカドです。
その中でも天然素材のシルク(絹)を使用した素材になると、「ミカドシルク」とよばれ、最高級のドレス生地として人気が高いのが特徴です。
2.サテン
ミカドより軽やかで、光沢となめらかな手触りがあります。生地の厚みで印象が変わります。
スカートやスカーフ、またバックやコートの裏地など普段身近なものに使用されていることが多いです。
3.タフタ
独特の素材であるタフタ。シャカシャカと音がする生地は、パリっとするハリ感の生地に光沢が特徴です。
見た目より軽く、一枚のタフタ生地でデザインされることが多い為、動きやすいです。
4.シフォン
透き通るような薄さの中に、とろみを加えた素材はシフォンです。
あまり、光沢がないのが特徴です。
5.チュール
ドレスの素材の中で一番、透明度が高く、ベールなどに使用されています。
バレエリーナが着ているチュチュをイメージされると分かりやすいです。
6.レース
女性らしい華やかな存在感と高級感のあるレースは人気素材です。
厚みのあるものや、手刺繍など繊細なものまでさまざまです。
7.オーガンジー
レースより厚みがあり、しっとりとした生地で、透明感が魅力の素材です。
薄手の素材ですが、光沢と艶があり、なめらかなほどよいハリがあるのが特徴です。
8.ジョーゼット
なめらかでとろみのある素材のジョーゼットは、非常に繊細です。
ちょっとしたことで伝線したり、糸が引っかかったりしやすいので取扱いに注意が必要です。
柔らかさもありフェミニンな雰囲気が特徴です。
この記事を書いた人
- Wedding table事務局
- ウェディングテーブルは、あなたにぴったりの会場をご提案する結婚式場紹介サービスです。1000組以上の結婚式をお手伝いさせて頂いた経験を元に、結婚に関するノウハウや知識を発信するコラムを掲載しています。結婚式を挙げようか迷っている方や結婚式に関するお悩みがある方などお気軽にご相談ください。