お料理を使った演出をしよう!食をテーマにした結婚式の演出とは?
はじめての方へ | 公開: / 更新:

結婚式の演出ってどのようなことをするの?
結婚式では、挙式中、挙式後、披露宴中やプレパーティーなど様々なシーンで演出を取り入れることが多いですね。演出と聞いて思い浮かべるのは、定番のブーケトス、フラワーシャワー、キャンドルセレモニー、バルーンリリースなどではないでしょうか。
カラードレスの色当てクイズ、プロジェクションマッピングを使った映像演出、二人の手紙を動画にするレターソングといった新しい演出も日々増えてきています。
様々な演出の中から、多くの新郎新婦が重視するお料理に注目し、食を取り入れた演出について具体的にご紹介していきます。
最近は味やメニューの工夫以外にも、楽しさをプラスできるお料理の演出が特徴の式場も増えています。
お料理の演出1:オリジナルメニューで二人らしい結婚式に
一般的に婚礼料理は、決められたコースを価格帯で選びます。
最近ではふたりにちなんだ食材を使ったり、思い出のお料理を再現したりと、完全オリジナルメニューに対応してくれる式場も増えています。
決められた婚礼メニューではなく、シェフと相談しながらお二人のオリジナルメニューを取り入れる演出はいかがでしょうか。
ただし、会場によってはお料理に使う食材の持ち込みが禁止されていたり、オリジナルでメニュー変更できないところもありますので事前に確認が必要です。
お料理のメニューは前菜、メイン料理、スープを数種類の中から選んでお二人の婚礼メニューに仕上げる方法が主流ですが、ここにオリジナルメニューを追加するだけで特別感が倍増します。
オリジナルメニューとして取り入れやすいのは、お二人の出身地の食材を使ったお料理、お母さんやおばあちゃんが作ってくれた思い出の味を再現する、お二人のエピソードにちなんだお料理などです。
お料理からお二人の人柄や好み、思い出や感謝の気持ちをゲストへ伝えることができると人気です。
どのようなメニューにするかお二人とシェフで話し合い、イメージを膨らませてお料理を作っていきます。何回か打ち合わせと試食を重ねて、納得するメニューにしましょう。またふたりで考えたメニュー名を付ければオリジナル感がさらに増して、ゲストの記憶にも残るでしょう。
オリジナルメニュー作成で気を付けたいことは、結婚式に見合ったものかどうかという点です。
いくらお二人のエピソードが詰まったお料理でも、ご祝儀や会費に対してあまりにも安価なお料理を提供するのは失礼にあたります。
メイン料理をオリジナルメニューに変更するときは、特に注意したいところですね。
通常提供されるメイン料理と同等のクオリティのお料理になるように相談しながら決めましょう。
お料理の演出2:こだわりを詰め込んだウェディングケーキ
結婚式では、見た目も豪華で大きなウェディングケーキが定番ですね。
結婚式でしか見ることができないので、ウェディングケーキは注目度も高いです。
ケーキ入刀、ファーストバイト、サンクスバイトなどケーキを使った演出も多くあります。
そこで、お二人のこだわりを詰めたウェディングケーキにするのはいかがでしょうか。
お料理と同じく、ウェディングケーキもオーダーで作ることができる会場が多くあります。
一段ケーキにお二人の似顔絵や結婚式の日付を描いたり、二段、三段と重ねて大きくインパクトのあるケーキにしたり、あえてシンプルなケーキにしてお二人で果物を使ったソースやキャラメルソースをかけるドリップケーキにしたりとたくさんのアイディアがあります。
季節を感じる果物を使ったケーキにしてもいいですね。
お二人らしいケーキトッパーを差したり、お二人をイメージして作られた砂糖菓子をケーキに飾ったり、ケーキの形を丸や四角だけでなく、ハート型や船の形、ボール型にしたりとケーキについても打ち合わせをして決めていきます。
見た目も華やかな上、写真にも残るので良く考えて決めていきたいですね。
また、イミテーションやシュガークラフトで作られたウェディングケーキもありますが、せっかくなら生ケーキにしてゲストにデザートとして振る舞ってはいかがでしょうか。
お料理の演出3:ビュッフェスタイルで楽しもう
一口サイズになったデザートがたくさんテーブルの上に並び、かわいくコーディネートされたデザートビュッフェは思わずゲストから歓声が上がってしまうほど人気の演出です。
ゲストが自由に好きなものを取って食べられるビュッフェスタイルは、他のテーブルゲストとも会話がしやすいですね。
また、新郎新婦がビュッフェ台に立ちゲスト一人一人にサーブするとゲストとの会話も楽しむことができておすすめです。
ビュッフェスペースにフォトスポットを作ってゲスト同士のフォトタイムや、歓談のスペースを設けることでゲスト同士がより会話を楽しんでもらうことができそうですね。
デザートだけでなく、提供する食べ物を変えると自分達らしさを出せるのではないでしょうか。
例えば、お酒好きのゲストが多いなら国内外のビールをそろえたビールビュッフェ、アルコールに合わせてチーズや生ハムといった一口サイズで食べられるおつまみをそろえたおつまみビュッフェも喜ばれます。
また、デザートビュッフェを行う時にも季節感を加えるだけでオリジナリティあふれるスタイルになります。
夏だったら、トッピングを自由に選べるかき氷、秋には栗やさつまいも、かぼちゃを使ったデザートを並べるだけで季節感あふれるデザートビュッフェを楽しんでいただけます。
お料理の演出4:炎を使ったパフォーマンス
お料理は、味を楽しむのはもちろんですが、見た目や香りの良さも感じていただきたいですね。
そこでおすすめなのが、炎を使ったお料理の演出です。
オープンキッチンがある会場では、料理を作っている工程を見ることができるので普段見ることができない光景にゲストも喜んでくれることでしょう。
メインのお肉料理やお魚、フルーツなどにアルコール度数の高いお酒を回し入れると火が燃え上がり、大迫力の演出となります。
目の前でフランベ演出を見ることができ、ゲストからも歓声が上がりきっと会場も盛り上がることでしょう。
またシェフにより、ゲストの目の前でローストビーフを切り分けたり、一皿ずつグリルを焼き上げて供したりと、ゲストの目の前で料理をしてくれるパフォーマンスも人気があります。
シェフのプロの技に惚れ惚れすると同時に、”できたて感”と”自分のために感”がとても喜ばれます。
またテラスやガーデンで、食材を使った演出ができる会場であればBBQスタイルでお食事を提供する演出はいかがでしょうか。
グリルでシェフが肉や魚、野菜などを焼きその場で提供してくれるBBQスタイルは、全員参加型のお料理を使った演出になります。外で行うことによって堅苦しさを感じることなくし、アットホームなパーティーが叶います。
【Wedding tableより一言】
お料理を使った演出をご紹介しました。
結婚式で楽しみにしていることの中にお料理があると思います。こうしたひと工夫を加えるだけで、結婚式らしく明るく楽しい食事会となることでしょう。
演出を詰め込み過ぎてしまうと本末転倒なので、進行に無理のない範囲で演出をどうするか打ち合わせしていきましょう。
さらに妊娠中は、お料理の香りで気分が悪くなってしまわないかという点にも気を付けて演出を考えましょう。
妊娠中は、香りに敏感になることが多いので、妊娠中の新婦さんやゲストの方がいる場合は、お料理の演出は妊婦さんの席から離れたところで行うことが配慮の一つとなりますね。
オリジナルメニュー作成の際も、アレルギーや苦手な食べ物がある方への配慮も忘れず、メニューを決めると良いですね。
今回はお料理の演出をご紹介致しましたが、他の演出はこちらでご紹介しております。
是非ご参考にしてください!
この記事を書いた人
- 宮澤
- 婚礼衣装スタイリストとして、約1000組の新郎新婦をお手伝い。お客様の「やりたい」を実現するため、親身に、幅広い可能性を検討する接客が好評。新郎新婦たちが知りたい情報を提供できるよう日々奮闘中。これから迎える結婚式が楽しくなるような記事を多く執筆。保有資格:マタニティの医療サポート認定資格「マタニティコンシェルジュ」