おいしい料理を生かそう!レストランウエディングでできる演出は?
こだわり・アイディア | 公開: / 更新:
レストランで結婚式を挙げようと思っているなら、どのような演出が可能なのか気になるのではないでしょうか。
おいしい料理を提供する場であるレストランウエディングでは「食」に関係するさまざまな演出ができます。
おいしい料理を活かした演出で、ゲストのみんなを喜ばせましょう。
この記事では、レストランウエディングだからこそできる演出について詳しく説明します。

1 レストランウエディングだからこそできる演出とは?
レストランウエディングの大きな魅力は、料理を主役にした演出ができることです。
料理を提供する環境が整っていてプロのシェフもいるレストランでの式は、料理にとことんこだわりたい人にぴったりです。
レストランによっては、事前にシェフと打ち合わせをして食事の内容や予算などについての希望を伝えることができます。
「こんな料理を出したい」というイメージがある場合も、自分たちの好みや希望に合った食事や飲み物を用意してもらいやすいでしょう。
式の途中でシェフ自らが料理について説明して、ゲストへのおもてなし感や料理に対する期待感を高められる場合もあります。
シェフに相談して、料理そのものにウェディングの演出を含めることも可能です。
たとえば、新郎新婦にちなんだデザインのケーキを作ったり、くじ付きのデザートを配ったりすることができます。
結婚式場などに比べるとレストランはカジュアルなウエディングムードに思われることもありますが、このような演出をすれば結婚式らしい雰囲気を十分かもし出せます。
おいしい料理と結婚式らしい演出を掛け合わせることによりオリジナリティのある式となり、ゲストにも喜んでもらえるでしょう。
カジュアルな雰囲気のレストランウエディングなら、新郎新婦とゲストの距離が近くなるのも魅力です。
文字通り距離が近いことも多く、ゲストとの会話を十分楽しめます。
一緒においしい料理を食べながら、さまざまな話に花を咲かせることができます。
「料理を楽しむ」ことに重点を置き、あえて料理以外の演出をしないという選択もできるかもしれません。
出来立てのおいしい料理がその場で振る舞われるのに、時間のかかる余興や演出をしていると食を楽しめる最適なタイミングを逃してしまう可能性があります。
おいしい料理と会話を何よりの演出として、ゲストとのコミュニケーションを楽しんでみましょう。
2 レストランウエディングの演出1:オリジナルメニュー
レストランウエディングでできる演出のひとつは、オリジナルメニューです。
事前にシェフと相談して、そのレストランのメニューにはないオリジナルのメニューを考えることができます。
ただし、レストランによってはできないところもあるため、事前の確認が必要です。
使用する食材や予算なども含めて、前もってしっかり打ち合わせしておきましょう。
事前に試食ができる場合は、前もって確認して味にとことんこだわることもできます。
自分たちらしいオリジナルメニューでおもてなしをすれば、ゲストに驚きや新鮮さを提供できます。
オリジナルメニューで喜ばれやすいのは、旬の食材や地元の特産品などを使った料理です。
旬のメニューを含めれば、季節感のあるおもてなしができます。新郎や新婦の出身地で有名な食材を取り入れて、オリジナリティを出すこともできます。
どちらかの実家で作ったお米を使うなどして、2人のことをゲストによく知ってもらうのもよいでしょう。
新郎の勤務先と関係のある食材を使用したり、新婦の思い出の味を再現したりもできるかもしれません。
オリジナルメニューはアイデア次第でさまざまなバリエーションができるため、自分たちらしいオリジナルメニューとはどのようなものかをじっくり考えてみましょう。
レストランによっては、フルオーダーではなく前菜からデザートまでそれぞれ数種類が用意されていて、自分たちでひとつずつ選んで好きな組み合わせにできる場合もあります。
ゲストに若い人が多いならボリュームのある肉料理をメインに選んだり、お酒を飲むゲストが多いならお酒と合う料理を選んだりするなど、ゲストの顔ぶれを考えて選ぶことが大切です。
ゲストの年齢や好みを取り入れたメニューを提供すれば、最高のおもてなしとなるはずです。
3 レストランウエディングの演出2:特別感のあるケーキ
レストランウエディングでは、特別感のあるケーキを作って演出をすることもできます。
ケーキは、ウエディングパーティーの象徴とも言えるほど結婚式においては重要なものです。
自由度が高いレストランウエディングなら、ケーキも自分たちらしいものを作りやすくなります。
ケーキのオーダーが可能なレストランでは、イメージ通りのケーキになるようにオーダーできます。
世界にひとつだけの思い出に残るケーキが出来上がるのが、オリジナルケーキのよいところです。
一段のフラットなケーキにして新郎新婦の顔を描いたり、2人の趣味に関係するものを形にしたケーキにしたりすることができます。
ケーキとドライフラワーを組み合わせたおしゃれなケーキや、写真に映える立派な三段ケーキなどもよいでしょう。
ウエディングケーキの最大の見せ場となるのは、ケーキ入刀のシーンです。
新郎新婦の初の共同作業として行うもので、新郎と新婦が一緒にケーキに入刀します。
ケーキ入刀のシーンを写真に収めることを考えて、ケーキとウエディングドレスとのバランスを考えることもできます。
ウエディングケーキにはさまざまな形やデザインのものがありますが、オリジナルケーキならウエディングドレスと色や雰囲気を揃えることができるのです。
どんなウエディングケーキにするか考えるときは、いろいろなケーキの写真を見るとイメージを固めることができます。
レストラン側と打ち合わせをするときも、写真があればイメージを伝えやすくなります。
4 レストランウエディングの演出3:デザートビュッフェ
レストランウエディングでできる演出として三つ目に挙げるのは、デザートビュッフェです。
フルーツを使ったおいしいスイーツなど、デザートで有名なレストランなら実現しやすいかもしれません。
レストランのパティシエによるおいしいデザートビュッフェを用意すれば、ゲストに最後までおいしさをじっくりと堪能してもらえます。
色とりどりのデザートやフルーツが並ぶデザートビュッフェは見た目に美しく、写真にもよく映えます。
特に、デザートが好きな女性のゲストが多い場合は、場の雰囲気が大いに盛り上がって十分に喜んでもらえるでしょう。
新郎新婦とゲストの距離が近いレストランウエディングでは、新郎新婦がデザートをサーブしてゲストに渡す演出も可能です。
2人の気の利いた演出は絶好の記念撮影の機会ともなり、ゲストとの会話もゆっくり楽しめます。
レストランに庭がある場合は、デザートを楽しんでもらうのにはぴったりの場です。
デザートやフルーツを手にしながら思い思いに外に出て、新鮮な空気のなかでおいしいスイーツを味わってもらえます。
デザートビュッフェのディスプレイ方法や、取り入れたいスイーツがあるなど内容にこだわりがあるなら、それもレストラン側との打ち合わせの段階で確認しておきましょう。
自分で好きなものをチョイスできるデザートビュッフェは、場を豪華に見せつつゲストに楽しんでもらえる最高の演出です。
いちごをメインに使ったストロベリービュッフェ、パンケーキやマラサダ(揚げ菓子)などを加えたハワイアンビュッフェなど、オリジナルのデザートビュッフェにすることもできます。
和の雰囲気の結婚式場であれば、和菓子のデザートビュッフェを取り入れることで、会場の雰囲気ともマッチしますよ。
ミニどら焼きやお団子、桜餅やいちご大福など季節を感じる和菓子を取り入れてみても良いですね。
5 レストランウエディングの演出4:シェフのお料理紹介
レストランウェディングの醍醐味としては、やはり料理の美味しさでしょう。
シェフに登場してもらい、お料理についてご説明していただくこともレストランウェディングらしい演出になります。
お料理に使われている食材の産地、どのような理由で料理を作られたのか、どういう召し上がり方をしたら良いのかなどプロからのメッセージを聞くとより美味しく召し上がっていただけるのではないでしょうか。
特に少人数結婚式では、プロフィールムービーやケーキ入刀などの結婚式の定番演出を取り入れないことも多いので、こうしたシェフからの一言があるだけで、食事の時間のちょっとした演出となり、メリハリを付けることができます。
6 レストランウエディングの演出5:新郎新婦がお料理にひと手間加える
レストランにもよりますが、お料理に新郎新婦がひと手間加えることができる会場もあります。
例えば、イタリアンレストランであれば、新郎新婦が生地をこねてピザのベースを作り、ゲストにトッピングしてもらい焼き上げる、お肉料理のフランベ演出ができるのであれば一緒に行うなどがあります。
ローストビーフなどのお肉料理を取り入れるのであれば、シェフがお肉をカット(カービング)したお皿を新郎新婦がゲストへ手渡しするのも良いですね。
一人一人と会話するきっかけにもなり、お料理の感想なども伺うこともでき、結婚式を楽しんでくれているかどうか感じることができるでしょう。
7 レストランウエディングで特別な演出をしよう!
レストランウエディングは、レストランならではのおいしい料理をメインにすることで、満足度が高く思い出に残る演出ができます。
アットホームな雰囲気のなかでは会話も弾み、ゲストにも楽しい時間を十分に過ごしてもらえます。
自分たちらしいオリジナルの演出を考えて、思い出に残るすてきなウエディングパーティーを成功させましょう。
この記事を書いた人
- 宮澤
- 婚礼衣装スタイリストとして、約1000組の新郎新婦をお手伝い。お客様の「やりたい」を実現するため、親身に、幅広い可能性を検討する接客が好評。新郎新婦たちが知りたい情報を提供できるよう日々奮闘中。これから迎える結婚式が楽しくなるような記事を多く執筆。保有資格:マタニティの医療サポート認定資格「マタニティコンシェルジュ」