【東京】ペットと一緒に結婚式ができる会場をご紹介!挙式・披露宴のやり方や注意点も詳しく解説
会場情報 | 公開: / 更新:
結婚式は、一生に一度の特別な時間。
そしてその大切な瞬間を、愛するペットとも一緒に過ごしい──そう願うカップルが年々増えています。
ペットは、ただの”動物”ではなく、共に日々を過ごす大切な家族の一員。
そんな愛犬や愛猫、あるいはうさぎや鳥など、さまざまなペットたちと一緒に祝う結婚式は、特別な絆を感じられるかけがえのない体験です。
ここでは、東京都内でペットと一緒に結婚式を挙げられるおすすめの結婚式場をたっぷりとご紹介。
また、ペットが参加する際の演出アイディアや、実際に準備しておきたい注意点も詳しくお届けします。
ペットウェディングをご検討中のカップルは、ぜひ最後までご覧ください!

ペット参加型ウェディングとは?
家族の一員であるペットと、人生最高の瞬間を共有する
「一緒に暮らしてきた愛犬が、バージンロードを先導してくれる──」
「結婚証明書に、愛猫の肉球スタンプを押す──」
そんな夢のようなシーンが現実になるのが、ペット参加型のウェディング。人と人だけではなく、ペットも含めた”家族みんなで創り上げる式”は、他にはない感動と温かみを演出してくれます。
そんなペット参加型の定番の演出をご紹介します。
愛犬が結婚指輪を届ける、最高にキュートなサプライズ演出リングドッグ
リングドッグとは、新郎新婦が交換する大切な結婚指輪を、愛犬が運んできてくれる演出のこと。小さなリングピローを背中に背負ってトコトコと歩いてくる姿は、会場中を一瞬で笑顔に変えてしまうほどの可愛さです。
ゲストから「がんばれ〜!」と声援が飛ぶ中、バージンロードを一歩ずつ歩く愛犬の姿に、涙を浮かべる親御さんや、スマホで連写する友人たちの姿も。途中で止まってしまったり、興奮して新郎新婦ではなくゲスト席に寄ってしまったりと、ちょっとした“ハプニング”さえも微笑ましく、愛される時間に変わります。
首輪や胴輪に付けるリングホルダーは、ペットのサイズや性格に合わせて工夫を。
チャーム付きの小さなポーチや、蝶ネクタイ風の装飾を合わせれば、ビジュアルもさらに可愛く仕上がります。
本番前には、何度か練習しておくことで、愛犬も安心して本番に臨めますよ。
愛犬と一緒に歩く、絆を感じる感動のワンシーン バージンロード同行
バージンロードは“人生の道のり”を意味すると言われています。
その大切な道を、これまで一緒に過ごしてきた愛犬と歩く──それはまさに“家族の形”を表す感動のシーンです。
新郎が花嫁を迎える直前に、愛犬と手をつないだりリードを持ったりして、ゆっくりと歩く姿には、思わずゲストもウルっとするはず。新婦のドレスの裾にちょこんと寄り添いながら歩いたり、途中で振り返って「ついてきてる?」と確認するようなしぐさを見せることも。
家族としての絆を感じるこの時間は、写真にも動画にも残したい、とびきりの一瞬です。
事前にリハーサルをしておくとスムーズですが、ペット自身が本番でテンションが上がってしまうことも。そんな時は、サポート役としてお気に入りの人(たとえば花嫁の父や友人)と一緒に歩いてもらうと安心です。
リードに小花をあしらったり、ペット用のタキシード・ドレスを合わせるのも人気の工夫です。
かけがえのない時間を、ペットと一緒に写真に残す幸せウェディングフォト
「ペットと一緒に前撮り・後撮りをしたい!」というご希望も増えています。
結婚式当日はどうしても時間がタイトになってしまいがちですが、前撮りや後撮りなら、リラックスした雰囲気の中で自然体な家族写真をたくさん撮ることができます。
ペットと一緒に芝生を走ったり、海辺を歩いたり、森の中で寄り添ったり…。日常の延長のような、けれど特別な装いをしたおふたりとペットが織りなす写真は、あとから見返すたびに笑顔になれる宝物になります。
撮影中に、急に走り出してしまったり、カメラを気にしてカメラマンにずっと付いていったりと、ペットならではの自由な行動に思わず爆笑してしまうことも。でも、それこそが「うちの子らしいね」と感じられる、かけがえのない瞬間になるのです。
ペットに負担がかからないよう、撮影時間は短めに設定したり、好きなおやつやおもちゃでリラックスさせるのもポイント。季節や時間帯を選べば、光の美しい中で、ナチュラルで温かみのある写真が残せますよ。
肉球サイン
結婚証明書やウェルカムボードに、ペットの「肉球スタンプ」を押す演出も注目を集めています。
インクをつけた肉球をそっと紙に押すと、世界にひとつだけのサインが完成!
少し斜めになったり、ぷにっとした跡になったり…思わずゲストがカメラを向けたくなる可愛らしい瞬間で、リハーサルではインクがくすぐったくてペットが足を引っ込めてしまう、なんて微笑ましいハプニングも。大切な1ページを、家族全員で刻む特別な体験です。
ペットの衣装&席札
ペットにも結婚式らしい装いを用意すれば、写真映えはもちろん、ゲストの心もぐっとつかみます。
小さなタキシードやタキシード風の首輪や、フリルつきのドレスやチュチュなど可愛い衣装がたくさんあります。
さらに、ゲストテーブルに「〇〇ちゃん(ペット名)専用席」とネーム入りで置かれていたり、披露宴にちょこんと座っている姿に、会場から「かわいい〜!」の声が上がること間違いなしです。
衣装は動きやすく負担のない素材を選ぶのがポイント。時には、ペットが嫌がって帽子をぶんぶん振り回してしまう…なんて場面も微笑ましい思い出になります。
またペット用のコース料理を準備したり、おやつを添えたり…。特等席から新郎新婦を見守ってもらったりと、家族としての存在をしっかり演出できます。
ペットと一緒に結婚式を挙げる際の演出や注意点を詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
ペットはどこまで参加できる?|エリア別の参加範囲
「家族同然のペットにも結婚式に立ち会ってほしい」。
そんな想いを抱く新郎新婦にとって、ペットの参加がどこまで許可されているかは、結婚式場選びの重要なポイントです。
実は、「ペットOK」と書かれた会場でも、参加できるエリアや条件はまちまち。
「チャペルだけOK」「ガーデンなら自由にOK」「全館OK」など、その違いによって式の進行や演出プランも大きく変わります。
エリア別のペット参加可否を3タイプに分けて、それぞれの具体的な利用シーン・想定されるトラブル・工夫できる演出アイディアまで詳しく解説します。
チャペル内のみペット同席OKの結婚式場
最もポピュラーなパターンが、「挙式時のみ、チャペルへの同席が許可される」というタイプ。
この場合、挙式中にペットと一緒に歩いたり、演出に参加させたりと、感動的なシーンを作ることができます。
たとえば、こんな演出が可能です。
<リングドッグ演出>
愛犬に小さなリングピローを背負わせて、バージンロードをトコトコ歩かせる演出。ゲストからも「かわいい!」と歓声が上がる定番人気です。
<新婦と一緒に入場>
新婦がバージンロードを歩くとき、ご両親の代わりにペットと一緒に歩くというパターンも。家族の象徴として、特別な意味を持ちます。
<誓いのキスの後、駆け寄って祝福>
誓いを交わした直後、愛犬が新郎新婦のもとへ駆け寄って抱きつく──そんな映画のワンシーンのような演出も、ゲストの心に残ります。
<注意したいポイント>
・ペットが落ち着いてチャペル内にいられるかを事前に確認。慣れない空間に興奮しやすい子には難しい場合も。
・人前式スタイルにすることで、より自由度の高い演出が可能。
・チャペル内の床材(絨毯か滑りやすい床か)も要チェック。足を滑らせてしまわないよう、グリップ力のある靴や肉球ケアをしておくと安心です。
ガーデンエリアのみOK
チャペルや披露宴会場はNGでも、ガーデンやテラスなどの屋外スペースはペット同伴可という会場は比較的多く見られます。
天候に恵まれれば、自然の光と緑のなかで開放的に過ごせるため、ペットにとってもリラックスしやすい環境です。
たとえば、こんな演出が可能です。
<ガーデン人前式>
チャペルではなく、ガーデンで挙式を行うスタイルなら、ペットも最前列で見守ることができます。グリーンの中で首輪に花冠をつけたペットが並ぶ姿は、写真映えも抜群。
<ウェルカムパーティーで一緒におもてなし>
開宴前のガーデンウェルカムタイムで、ペットもゲストをお出迎え。「うちの子です!」と紹介されれば、その場が一気に和やかに。
<写真撮影やケーキ入刀後の記念カット>
披露宴は屋内でも、ガーデンでの撮影タイムを設けることで、ペットとの思い出をしっかり残すことが可能。
<注意したいポイント>
・雨天時のペット避難場所や代替スペースの確認を忘れずに。
・暑さ対策(クールベスト、凍らせたマット)や冬場の防寒着は必須。
・リード装着義務や、「フンは必ず持ち帰る」などのマナー厳守ルールは多くの会場で設けられています。
全館ペット可
ここ数年で注目を集めているのが、チャペル・披露宴会場・控室など、館内のあらゆるスペースにペットの出入りが可能な会場です。
ペット連れ旅行やペット可カフェなどの需要拡大により、結婚式でも「全館フルアクセス」の施設が増えてきています。
ストレスの少ない環境で、家族全員が自然体で過ごすことができます。
できることの幅が圧倒的に広がり、さらにこんな演出が可能です。
<受付係として登場>
ゲストの受付時にお出迎えする「犬の受付係」はユニークで話題性抜群。
<新郎新婦席の隣にペットソファ設置>
家族としてずっとそばで過ごすことが可能。
<ドレス着替え中も控室に同席>
ペットと一緒にリラックスして支度ができるので、緊張もやわらぎます。
ペットと一緒に結婚式を挙げる際の注意点
1.ゲストへの配慮は必須
列席者の中に動物アレルギーのある方がいる場合、トラブルにならないよう配慮が必要です。
・招待状でアレルギーの有無を事前に確認
・ペットとゲストの距離を保つレイアウトの工夫
・ペットの同席はガーデンのみなど、空間を分ける提案
2.ペット自身のストレス軽減も考える
愛犬や愛猫も、慣れない場所・人・音に囲まれる結婚式当日は不安を感じることがあります。
・事前に何度か会場に連れて行き、慣れさせておく
・当日は控え室やペットシッターを用意する
・大音量やライトなどの演出は控えめに
3.雨天時の対策や季節の配慮も大切
特にガーデンウェディングでは天候の影響を受けやすく、夏の暑さや冬の寒さもペットには負担です。
・ガーデンが屋根付きか、屋内スペースと連動できるか確認
・水分補給や寒暖対策グッズを準備
結婚式にペットを迎える際のチェックリスト
・動物アレルギーや苦手なゲストの有無
座席の配置を工夫したり、招待状であらかじめ周知しておくことでトラブル防止に。
・動物病院の場所や、万一の際の連絡先を控えておく
熱中症や誤飲など、何かあった際の緊急連絡先を手元に準備。
・式当日のスケジュールを“ペット中心”で再設計する
移動時間・休憩・水分補給・トイレタイムをしっかりスケジュールに組み込むこと。
・ペットシッターや介添人を配置
常に抱っこできないシーンがある場合、プロのサポートを頼んでおくと安心です。
どこまで一緒に過ごせるかによって、ペットとの過ごし方も大きく変わります。
そのためにも、エリア別の同伴可否をしっかり理解し、事前確認を丁寧に行うことが、成功の鍵。
そして何より、ペットが無理せず、楽しく過ごせることが一番。
「人も動物も心地よく過ごせる結婚式」は、きっと誰にとっても忘れられない1日になります。
東京都内でペットと一緒に結婚式ができるおすすめ会場4選
1.アンジェパティオ(渋谷)
渋谷の喧騒から少し離れた閑静な住宅街にある一軒家レストラン。ステンドグラスが美しいチャペルや、雰囲気の異なる2つの披露宴会場があり、全館ペットOKという希少な会場です。
これまでには犬だけでなく、アルパカやカピバラが参列した実績もあるほど“動物慣れ”している安心のスタッフ体制も魅力。料理も本格的なイタリアンで、ゲストからの満足度も高い会場です。
2.ルーデンス立川ウエディングガーデン(立川)
広大な敷地と自然豊かなロケーションが魅力のゲストハウス。3つの披露宴会場すべてにガーデンが付属しており、ペットも一緒に過ごしやすい環境が整っています。
天使が見守るような真っ白なチャペルではペットの同席が可能。披露宴中はガーデンで遊ばせたり、フォトブースを設けてペットとの写真撮影を楽しんだりと、自由度の高いウェディングが叶います。
3. ザ コルトーナ シーサイド台場(お台場)
海に面した絶景チャペルが魅力のリゾート風会場。お台場の人気商業施設「アクアシティ」内にあり、アクセスも抜群。チャペルでは、海を背景にしたバージンロードを愛犬と歩くことができます。
披露宴中は併設ガーデンでペットを過ごさせるスタイル。施設内にはペットと一緒に入れる飲食店やカフェも多く、打ち合わせ時にもペットと一緒に来館しやすいのが大きなメリットです。
4. アタゴール(中野)
電車好きな方にはたまらない、本物の電車が設置されたレストランウェディング会場。レトロでノスタルジックな雰囲気の中、ペットも同席可能です。
料理は、オリエント急行で修行したシェフが各国の食文化を融合させて提供。特別感ある非日常な空間で、大切なペットと過ごすフォトジェニックな時間を楽しめます。
【Wedding tableより一言】
ペットとの結婚式は、特別な一日をさらに深く記憶に刻む、かけがえのない体験になります。
大切なのは、「おふたりらしい結婚式」を叶えること。
ペットと一緒に挙げるウェディングだからこそ、家族やゲストと分かち合える感動があり、喜びがあります。
「こんなことまでできるんだ!」という驚きや、「本当にやってよかった!」という満足感を、ぜひ体験していただきたいと思います。
しかしながら、実際には「ペット可」と書かれていても、参加できるエリアや演出内容に制限がある会場も多く、自分たちで探すのはなかなか難しいのが現状。
Wedding tableでは、
・ペットOKなチャペル・披露宴会場のご提案
・ペットと一緒の演出アイディア
など、トータルでサポートしております。
「リングドッグをやってみたい」「家族写真にペットも入れたい」「ペットを主役にしたい!」そんな想いを、ぜひお聞かせください。
ここではご紹介していないペットも一緒に参列できる結婚式場については、Wedding tableにお気軽にお問合せください!
理想のペットウェディングが叶うよう、私たちWedding tableが全力でサポートいたします。
この記事を書いた人
- 辻原
- Wedding 婚礼衣装スタイリストとして、約1,000組の新郎新婦を担当してきただけでなく、ドレスショップ勤務の経験も活かし、結婚式準備~結婚式当日までの流れを熟知しているプロフェッショナル。衣装に限らず結婚式のあらゆるジャンルの記事を執筆。保有資格:マタニティの医療サポート認定資格「マタニティコンシェルジュ」