結婚式を挙げずに家族・親族の身内だけの少人数でパーティーを行うのはアリ?
はじめての方へ | 公開: / 更新:
伝統的な結婚式は事前の準備や守るべきマナーなどが多く、何かと手間や時間がかかるものです。
また、堅苦しい形式に違和感を持つ新郎新婦もいます。
そうしたことから、形式的な挙式をせずに身内だけのパーティーで結婚の報告をしたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
カジュアルでアットホーム、しかも費用がリーズナブルということから、今人気が高まっています。
ここでは、挙式をせずに家族や親族のパーティーだけで身内への報告を行うメリットとデメリットと解説します。

家族・親族だけの結婚式のメリット1.自由な構成にできる
挙式という形式にこだわらず、もっと自由な形式で自分たちの結婚を報告したいと考える新郎新婦たちに人気なのが、少人数結婚式というスタイルです。
「アットホーム」という言葉で形容されることの多い身内だけでする少人数結婚式ですが、より広い意味で表現すると、普通の結婚式に比べて自由度が高いと言えるでしょう。
挙式となると、どうしてもある程度形式的な進行と雰囲気になります。
そのため、決まりきった形式にどうもしっくりしないと感じる新郎新婦も多いようです。
かといって、一般的なスタイルを外れてしまうと、ともすれば常識がないなどとも感じるゲストもいます。
ゲストの方々に祝福してほしいと願う新郎新婦にとって、これは本意ではありませんよね。
また、大勢のゲストに祝福される華やかなシーンともなる挙式ですが、すべての新郎新婦が盛大で派手に祝福されたいわけではないようです。
大勢のゲストから注目を集めることにプレッシャーを感じる新郎新婦もいます。
それに加え、挙式には入念な準備が必要ですから、式自体の進行のリハーサルだけでも負担を感じる新郎新婦もいるでしょう。
挙式をしない少人数結婚式ならば、自分たちの好みに合わせてカジュアルな雰囲気にもできます。
また、新郎新婦の入場退場など不要な演出をカットできるため、そのぶん親睦が深まり、新郎新婦自身も食事などを楽しめメリットもあるのです。
心許せる身内や友人たちに囲まれ、アットホームな雰囲気で一人ずつに結婚の報告ができて本当に良かったと感じる新郎新婦がたくさんいます。
なかには、家族の一員としてペットを同席するパーティーもあります。
新郎新婦の好みに合ったオリジナリティを発揮できるのもパーティー形式の少人数結婚式なのです。
家族・親族だけの結婚式のメリット2.費用を抑えられる
パーティー形式の少人数結婚式のもうひとつの大きなメリットは、費用を抑えられることです。
盛大な結婚式をした新郎新婦のなかには、もちろんゲストの方々の前で顔に出さないものの、今後の生活費を考えると気持ちが沈んだといった少し悲しい体験談すらあるほどです。
パーティーは、式場ではなくレストランやホテルの個室などで行えるので、経済的な負担を抑えられます。
これは、不要な式次第や演出をカットできることも理由です。
とはいえ、やはり特別な日ですから、安いだけでは後々不満が残るかもしれません。
しかし、人気のある少人数結婚式を得意としている会社なら、普段は利用できないような高級ホテルや一流レストランが利用できます。
業者がすべてを取り仕切っている従来の式場と違い、引き出物や衣裳の持込みが可能な場合も多いのです。
また、パーティーの形式にすることで会費制にできるのも、このスタイルが人気の要因となっています。
パーティー形式の少人数結婚式は、準備や場の進行などで新郎新婦側の負担が少なくなるばかりでなく、ゲストにも優しい面があるからです。
ご祝儀の額に悩んだ経験は多くの人が持っているのではないでしょうか。
会費制にすれば、このような心配をゲストにさせることはありません。
どのようなドレスコードなのか、会費はいくらなのかを伝えることでゲストも安心して参加できます。
また、料理やもてなしが主なサービスとなるレストランや料亭では事前に試食させてくれるところも多いため、新郎新婦が自信を持ってゲストを呼ぶこともできるのです。
家族・親族だけの結婚式の注意点1.結婚の重みが薄まる
気のおけない身内、親しい友人たちと晴れの日を迎えたい新郎新婦は増えていますが、メリットばかりではありません。
パーティー形式の少人数結婚式で注意しておきたい注意点もあります。
その1つ目は、結婚の重みが薄いと感じるゲストがいるかもしれないことです。
特に年配の人にとって、伝統的な挙式や披露宴は結婚の重みを感じられる場であるかもしれません。
こうしたことも新郎新婦に特別な思いがあるからなので、気を付けておきたいポイントと言えます。
パーティー形式の少人数結婚式ではウェディングドレスだと仰々しい雰囲気になり、スーツやワンピースのほうが適切な場合も多くあります。
そのほうが、衣裳にこだわったり形式的な演出をしたりするのではなく、歓談中心の自然でアットホームなスタイルになりやすいからです。
ウェディングドレスやタキシードを着ることで、フォーマルになりすぎるのを避けたい新郎新婦もいます。
少人数結婚式では、立食形式のビッフェスタイルや野外のパーティーから、高級ホテルやレストランなどさまざまな選択肢があるため、場に合った服装は重要なポイントです。
そのため、フォーマルなドレスが似合わない場合もありますが、それで不満を感じるなら、一例を挙げるとナチュラルなコットンのドレスを着るなどもできます。
また、ケーキ入刀やお色直しなども、コンシェルジェに相談することで実現可能なので、重みを残しつつ新郎新婦の個性に合わせた結婚式が実現できるのです。
家族・親族だけの結婚式の注意点2.二次会よりもフォーマルさを意識
親しい人だけが集まるパーティー形式の少人数結婚式では、一歩間違えると単なる食事会といった雰囲気になってしまうリスクもあります。
そのため、意識してフォーマルなシーンを用意することが成功のポイントと言えます。
たとえば、新郎からきちんと挨拶を行うなど、形式的なことも行うのも大切です。
普通の結婚式で必ずといってよいほどある両親への感謝の手紙を読むことを取り入れるのも良い方法です。
こうした配慮によって、重みのある結婚式を期待していたゲストも満足できます。
堅苦しすぎないことが良いパーティー形式の少人数結婚式ですが、披露宴と二次会のあいだの1.5次会くらいのフォーマルな雰囲気を心がけましょう。
少人数形式の結婚式は、締めるところは締め、緩めるところは緩められるのが良いところです。
少人数で気心の知れた身内、友人ということもあり、新郎新婦の気持ちをあうんの呼吸で察してもらいやすい面もあるでしょう。
心配ならば、コンシェルジェのサポートが充実しているところを選べば、なお安心です。
1.5次会くらいのスタイルでよくあるスタイルは、立食形式または大皿があるテーブルに取りにいくビッフェスタイルです。
このようなスタイルには、ほかにはない気兼ねなさや自由さがありますが、一方、足腰が弱いゲストに負担となるデメリットもあります。
もし、立ちっぱなしが苦となるゲストや、足腰に不自由を感じているゲストがいる場合には避けたほうが良いでしょう。
パーティーもさまざまな種類がある
挙式をしないでパーティーだけを行うスタイルには、さまざまなスタイルがあります。
身近な人たちだけのパーティーでもおふたりらしいオリジナルパーティーを希望される方も多く、型にはまらないカジュアルなパーティーだからこそ、自由なスタイルが豊富にあるのです。
家族・親族のみ会食
両家の親睦を一番深めることのできるスタイルです。
会食を中心に和やかな雰囲気で過ごせるでしょう。
親族と親しい友人を招いてのパーティー
家族ぐるみで仲の良い友人を招待するケースも多く、ある程度結婚式らしさを満喫でき、披露宴に近いパーティーが多いです。
カジュアル過ぎないためゲストにも満足してもらえる可能性が高いです。
友人のみのカジュアルパーティー
ゲストは全員友人なので、友人同士だからこその賑やかなパーティーです。
新郎新婦のイスをあえて設けず、自由に動き回るスタイルも人気です。
ゲストも気軽に参加でき、盛り上がりやすいパーティーです。
身内だけのパーティーでもゲストに喜ばれること
身内だけの少人数でパーティーをされる場合のメインともいえるのは、やはりお料理です。
料理の内容や種類は招待するゲストに合わせることが重要です。
また、食事のみの会食では少し物足りなく感じでしまうゲストもいるかもしれません。
派手な演出まではいかずとも、ゲストに合ったプログラム(進行)を用意してみるのもおすすめです。
せっかくのパーティーなので、工夫されてみてもいいですね。
たとえば、親族中心であれば、両親へサプライズのムービー上映や、友人が多ければ、全員が参加できるゲームなど取りいれてみては。
そして、会場選びもとても大切なポイントです。
普段なかなか行く機会のない場所や土地であったり、ナイトウェディングや船上ウェディングなど、ゲストがわくわくするような会場を選んでいきましょう。
家族・親族の身内だけのパーティーは少人数結婚式専門のWeddingtableに相談!
ある程度格式を持たせながら自由に楽しめる要素も欲しいという新郎新婦に人気なのがパーティー形式の少人数結婚式です。
堅苦しく、決まりきったスタイルに違和感を持つ新郎新婦たちから、自分たちに似合う結婚式にできる自由度の高さと経済的な負担が少ないなどで支持を集めています。
しかし、伝統的な結婚式を望むゲストがいることも事実ですし、少人数結婚式ならではの成功のポイントや注意点もあります。
お悩みの点があるなら、少人数ウェディング専門の相談カウンター「Wedding table」に相談してみましょう。
この記事を書いた人
- 宮澤
- 婚礼衣装スタイリストとして、約1000組の新郎新婦をお手伝い。お客様の「やりたい」を実現するため、親身に、幅広い可能性を検討する接客が好評。新郎新婦たちが知りたい情報を提供できるよう日々奮闘中。これから迎える結婚式が楽しくなるような記事を多く執筆。保有資格:マタニティの医療サポート認定資格「マタニティコンシェルジュ」