少人数結婚式の受付は必要?不要?受付がない場合のご祝儀はどうなる?
豆知識・費用・相場 | 公開: / 更新:
結婚式では、スムーズにゲストを案内するために、ほとんどの場合、受付が必要になります。
しかし、少人数結婚式や家族で行う結婚式ではゲストの人数が少ないため、受付を頼んだほうがよいのかと迷う人も少なくはありません。
そこで、受付が必要な場合と頼まなくてもよい場合、頼む場合は誰に頼むのか、人数はどのくらいが適当かなどを注意点も含めて紹介します。
さらに受付を頼まない場合のご祝儀はどうなるのかも併せてご紹介します。
1 少人数婚と通常の結婚式との違いは?
家族だけの結婚式や、親しい人だけで行う少人数結婚式に興味があるけど、普通の結婚式と何をどう変えればいいのか違いがわからない方もいらっしゃると思います。
まずは参加する人数が40名以下であったり、参加ゲストのほとんどが家族・親族のみであること。
招待人数が少ないだけで、自然と流れや内容も通常の結婚式とは変わってきます。
人数が少ないため、ゲスト一人ひとりへおもてなしがしやすかったり、用意が不要なアイテムなどもあり準備が楽であったり、演出は最小限にし、お料理にこだわり食事を楽しんだりと、ゲストとの時間をゆっくり過ごせることが多いのが特徴です。
2 少人数結婚式で受付を頼まなくてもよいとされている場合は?
70~90人と大勢のゲストを招待して行う結婚式では、一般的には受付を設けます。
しかし、少人数結婚式の場合、招待する人数によっては、受付がないほうがよいと思われる場合も少なくはありません。
というのも、少人数結婚式の中には、10名程度の場合もあれば、30~40名ほどが出席する場合もあるからです。
そこで、受付を頼んだほうがよいのか、頼まなくてよいのかを決める目安のひとつとなるのが、招待するゲストの数になります。
受付を頼まなくてもよいと考えられるのは、参列者が新郎新婦の家族のみといったケースです。
本来、結婚式の受付は、親族の立場でゲストを迎えるため、親族のみの場合は、受付がなくても支障がないといえるでしょう。
しかし、家族以外に親戚が出席する場合は、ご祝儀の受け取りが必要になる可能性があるため、受付を用意する場合もあります。
さらに親しい友人や知人をゲストに招く際は、少人数でも受付を頼んだほうがよいとされますが、次のような場合は、用意しなくても差し支えないでしょう。
そのひとつが、席次表がなくてもどの座席に座ればよいのかがわかりやすい人数での結婚式です。
その場合、ゲストの出席確認も容易なため、芳名帳への記入を省くこともあります。
また、ご祝儀を辞退することを事前に伝えている場合も、受付を用意しなくても支障をきたすことはないでしょう。
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3 少人数結婚式で受付があったほうがいい場合は?
少人数結婚式で、受付があったほうがよいとされるのは、ご祝儀制で結婚式を行う場合です。
親族以外のゲストが数名しかいない場合でも、ゲストがご祝儀を渡す場所やタイミングは受付がもっともふさわしいといえます。
もし、受付がなければ、ゲストはご祝儀をいつ誰に渡せばいいのかわからず、無事渡すまでは落ち着かない時間を過ごすことになりかねません。
また、親族も結婚式当日は何かと忙しいため、渡されたご祝儀の管理に困る可能性があります。
最悪の場合は大切なご祝儀をどこかに失くしてしまったということにもなりかねません。
このように、ゲストも親族も心おきなく結婚式を祝うためにも、ご祝儀制の結婚式の場合は、受付があったほうがよいでしょう。
一方、新郎新婦の親族だけの結婚式であっても、30人を超える場合は、受付があったほうが会場へ案内しやすいです。
その理由のひとつが、席次表を渡す必要があるからです。
披露宴の座席は、1つの席が広めになっていることが多いため、30名を超える人数が入るには、ある程度の広さが必要になります。
席次表なしでは、ゲストは一つ一つのテーブルの席札を確認していかなくてはなりません。
そうならないために、受付での席次表の手渡しが必要になるのです。
新郎新婦とその家族は顔見知りでも、親族はほぼ初対面となるため、席次表があればお互いに挨拶しやすくなります。
また、このくらいの人数になると出席確認も容易ではないため、芳名帳への記入もしてもらったほうが把握しやすくなります。
少人数結婚式の席次表に関して、もっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
4 少人数結婚式では受付を誰に頼むことが多い?
少人数結婚式では、それぞれの親戚と互いに面識があるため、受付を新郎新婦の兄弟に頼む場合が多くなります。
また、新郎新婦の兄弟であれば、友人も顔見知りであったり、年齢が近かったりと親近感をもてる要素があることも、メリットとなります。
ただし、結婚式や結婚式場の段取りによっては、両家の親族紹介や写真撮影などがあるため、式場の担当者から親族以外にするようにすすめられることもあります。
その場合は、親族紹介などの時間を披露宴の受付開始までに終わらせるスケジュール調整を相談するのも選択肢のひとつです。
特に、友人を4~5人しか招待していない場合、2~3人が受付をして、あとの2~3人は何もしないというアンバランスな状態を招きかねません。
友人を2~3人しか招待していない場合は、全員で受付をしてもらうことになります。
このような、本来なら招待される側のゲストが親族の立場で、受付に来た親戚に挨拶をするという逆転した状態は避けたほうが無難です。
そうならないためにも、受付は兄弟か親戚に頼むことをおすすめします。
そのうえで、友人には、結婚式がはじまるまで気軽に会話をしながら待ってもらうようにしましょう。
5 少人数結婚式の受付の人数は?
結婚式での受付の人数は、招待したゲストの数によって決めます。
ゲストが60名以上の結婚式では、4名ほどの受付が必要になりますが、少人数結婚式では、新郎新婦双方の兄弟や友人1名ずつにお願いすることが多いようです。
また、新郎新婦のどちらかの兄弟や友人2名に頼むこともあります。
受付は、人数やゲストの到着状況によっては1時間以上かかる場合もあるため、頼む人同士の関係性も重要です。
そのため、どのパターンがよいかは、頼む人にも確認して決めることをおすすめします。
また、ゲストが少ない場合、2人に頼むほどではないという意見もありますが、それは、おすすめできません。
なぜなら、少人数とはいえ、複数人が同時に受付に訪れたらゲストを待たせることになるからです。
また、お手洗いなどで席を外すことも想定しなくてはなりません。
そのため、ゲストが少なくても、2名以上に頼んでおくことが望ましいといえるのです。
少人数結婚式の参加人数については以下の記事をご覧ください。
6 少人数結婚式の受付の役割
<画像出典:シンフォニー>
結婚式の受付は、新郎新婦の親族に代わり挙式や披露宴に訪れたゲストを迎える役割を担います。
まず、ゲストからのお祝いの言葉に対して、親族の立場で感謝を伝えます。
そして、ゲストからご祝儀を受け取ったら、芳名帳への記入をお願いします。
その後、ゲストに席次表を渡して会場へ案内します。ご祝儀を受け取った後は、お金の管理も必要になります。
受け取ったご祝儀は、あらかじめ決められた場所に保管し、結婚式後に親族の誰に渡すのかを決めておくことが重要です。
このように、結婚式の受付の仕事は責任が伴うものですが、仕事を淡々と進めればよいわけではありません。
というのも、受付の重要な仕事のひとつがご祝儀の管理なら、同じくらい大切な役割が、新郎新婦両家の印象を決める立場であるということなのです。
そのため、服装や身だしなみ、そして、表情や対応も結婚式にふさわしいものであることが望まれます。
また、ゲストより1~2時間ほど早く到着したり、受け取ったご祝儀の管理をしたりする必要があるため、時間や金銭への几帳面さも必要です。
そのため、受付を頼む場合は、さまざまな説明をしておくことが大切になります。
また、受付には、ゲストと新郎新婦や親族をつなぐ役割もあります。
そのひとつが、ゲストに書いてもらう芳名帳です。
芳名帳は、ゲストから新郎新婦へのお祝いの気持ちが込められた結婚記念の品であり、後から見返して楽しむ思い出のアイテムにもなります。
これは、家族だけの結婚式でも可能です。家族だけの結婚式であえて受付を置き、芳名帳に記入してもらうと家族からの結婚式のプレゼントになるのではないでしょうか。
7 少人数婚で受付を用意しない場合のご祝儀は?
少人数婚や家族で行う結婚式で受付を用意しないケースで考えられるケースは以下のような場合です。
- 事前にご祝儀をいただいている
- 親族のみのため芳名帳の記入が不要である
- 席次表などお渡しするものがない
- 家族や親族は親族紹介があるため、受付をする時間がない
ということが上げられます。
通常受付時に受け取るご祝儀ですが、事前にいただいている場合は問題なくても、ごくわずかな友人が参加する場合はどうするのがいいのでしょうか。
受付をしないからといってご祝儀を用意しないということではなく、結婚式当日、お祝いなどは直接、新郎新婦の親御様に手渡しするケースが多いので覚えておくとよいでしょう。
ですが、このようなケースであれば結婚式場のスタッフからの案内もあることがほとんどなので、スタッフに聞いておくと安心です。
8 少人数結婚式でも受付を設けて記念になる芳名帳への記入を!
少人数結婚式では、家族のみで行う場合やご祝儀を辞退している場合など、受付を置かなくてもよい場合もあります。
しかし、芳名帳は、ゲストから贈られる結婚の記念になるものです。
だからこそ、あえて受付を置くことも選択肢のひとつにしてはいかがでしょうか。
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この記事を書いた人
- Wedding table事務局
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