少人数婚での結婚式準備をスムーズにする3つのポイント
はじめての方へ | 公開: / 更新:
少人数の結婚式と大人数の結婚式、その違いはゲスト人数だけではありません。
少人数結婚式だからこそ叶えられることもたくさんあります。
一生に一度の大切な結婚式ですから、話が進むにつれて、「何か違う…」ということになりたくないですよね。
ここでは、結婚式準備をスムーズにする3つのポイントについて解説します。
ふたりでよく話し合われることをおすすめいたします。

1 少人数結婚式が人気の理由
ふたりの両親、もしくは祖父母世代の結婚式と言えば、
仲人を立てて挙式を行い、披露宴は100人以上の規模で盛大に!というのが一般的だったのではないでしょうか。
しかし、最近では大人数で華やかな結婚式をしたい派と、ごく少数で自分達があまり目立たないスタイルで結婚式をしたい派と大きく分けて2パターンに分かれてきている傾向があります。
まずは、最近人気の高まっている少人数結婚式が、なぜ多くのカップルに人気なのかご紹介します。
結婚式の費用
まずは、少人数だとゲストの数が少ないので、大人数の結婚式と比べ結婚式全体にかかる費用が少なくて済むところがメリットです。
式場使用料・挙式料など人数によって変動しない費用は、大人数の結婚式と変わりませんが、料理・ドリンク・テーブル装花などの人数によってコストがかかる部分は、少人数ウェディングの場合、リーズナブルに抑えることができるでしょう。
結婚式準備
ゲストが少ないため招待状・席次表など作成の準備が楽です。
さらに、自分たちに必要な演出のみを行う会食スタイルを好まれる方が多く、演出にかける準備も最小限で済むのも魅力の一つです。
自分達にスポットライトが当たるのを嫌う新郎新婦もいらっしゃいますね。
そのような方々にも、ゲストとの距離が近くアットホームな雰囲気で行う少人数結婚式が指示されていますよ。
2 時短で結婚式の準備が進められる秘訣とは?
では、実際に少人数結婚式にかかる準備期間はどれくらいでしょうか。
先輩花嫁が、結婚式の準備期間にかけた平均の時間は、約6~8ヶ月と言われています。
人気のシーズン、お日柄やゴロが良い日などは、1年以上前から予約を押さえている人もいらっしゃいます。
少人数結婚式は、平均的な準備期間は約3~4ヶ月と言われています。
出席されるゲスト人数が少なく、演出もあまり盛り込まないため、少人数結婚式は準備期間も少なくて済みます。
過去には、最短3週間で結婚式準備を進めたカップルの事例もありますよ。
準備期間が短い少人数結婚式ですが、さらにスムーズに準備を進められるポイントをご紹介していきます。
3 ポイント① 結婚式の目的をふたりでしっかり共有する
ふたりの結婚式の目的をまとめるために、どんな結婚式にしたいのかを考えましょう。
・家族へのお披露目やご親族間の交流を重視したい
・恥ずかしいからふたりだけで行いたい
・気の置けない仲間とパーティをしたい
・愛犬と一緒に結婚式をしたい
・旅行を兼ねた結婚式をしたい
・フォトはたくさん撮って欲しい
・和装も洋装も両方着たい
本来の目的をふたりで共有しておきましょう。
ふたりの間で考えがずれていると、途中で違和感を覚えてしまうこともあります。
続いて、ふたりの目的に合わせて、結婚式のスタイルについても話し合っておくと良いでしょう。
・挙式だけ行えればよい
・挙式は目立って恥ずかしいからしたくない
・披露宴中に人前式のような結婚の誓いを立てたい
・海外挙式後のお披露目だけを行いたい
・家族と友人を分けて行いたい
両親や祖父母が望んでいる挙式スタイルはあるのかどうかも大切です。
盛大な挙式をおこないたくない場合は、アットホームな人前式スタイルがおすすめです。
ふたりらしい進行内容で、家族へ誓いを立てることができます。
挙式自体を行いたくないという場合は、会食のみのスタイルがおすすめです。
ウェディングドレスとタキシードなどの婚礼衣装を着用しながら、料理と歓談を楽しめる会食のみスタイルでゲストとのゆっくりとした時間を過ごすことができます。
また、会食前にフォトウェディング行うフォト会食スタイルも同日開催ができるのでおすすめです。
挙式は行わなずに、披露宴中に人前式のような結婚の誓いを立てたい場合は、披露宴中に結婚宣言ができる園内人前式スタイルがおすすめです。
式場館内を移動することなく同じ部屋で行えるので、祖父母参加にはおすすめです。
家族と友人を分けて行いたい場合には、二部制の結婚式スタイルがおすすめです。
午前の部と午後の部で参加ゲストを分けてそれぞれ行うことができます。
中には、挙式を間の時間に行えば、挙式は1度だけで済ませることもできます。
どのようなスタイルであれば、ふたりの希望が叶うのか話し合っておきましょう。
挙式スタイル、パーティースタイルがある程度決まってくると、どのような式場がふたりの希望と合っているのかが見えてきます。
挙式と披露宴を行いたい場合は、ホテルやレストランウェディング、専門式場がおすすめです。
挙式を神社や親しみのある教会で行いたい場合は、
神社や教会で挙式を行い、後にホテルやレストランの会場に移動して披露宴や会食を行うのが一般的です。
4 ポイント② 目的に合わせてゲストの人数を考える
ふたりの結婚式の目的が決まると、自然とゲストの顔ぶれも決まります。
親族を招待する範囲、友人なら何人くらい招待するかなどをふたりで話し合いましょう。
両家の人数に偏りがあっても問題ないのです。
少人数結婚式の悩み事で多いのが、人数に関わることです。
特に職場関係者を呼ぶか呼ばないかで悩まれていることが多いです。
10~20名の少人数婚であれば、ほぼ親族中心になりますので、職場関係者を呼ばれることは少ないです。
30~40名となると、親族中心のところに本当に親しい友人が入ってくるので、職場関係者もごく少数呼んだという事例もあります。
呼ぶ呼ばないの決定は、最終的におふたり次第ですが、
少人数結婚式では、職場関係者をどこまで呼ぶか呼ばないか悩まれることが多いので、あらかじめ呼ばないと割り切って人数を決める方が多いようです。
参列したいと思っている職場の方もいらっしゃることでしょうから、結婚式は親族中心に行いますと事前に伝えておくと良いでしょう。
ポイント1での結婚式のスタイルと、ポイント2でのゲスト人数によって、次のポイント3で紹介する予算に差が出やすくなるので、ふたりの希望をまとめておきましょう。
5 ポイント③ 結婚式全体の大まかな予算感を決める
ふたりの予算や、両親からの援助の有無、またご祝儀ではいくらまかなえそう?
費用は現実的なお話になりますが、
これから続いていく結婚生活の第一歩として、ふたりでじっくり話し合って決めましょう。
一般的な費用感がわからないまま式場探しに進んでしまうと、実際の費用と大きな差が生じてしまい、せっかく動き出した結婚式への道も一旦ストップ状況に陥ってしまう恐れもあります。
大まかな予算が決まったら、
結婚式場でも、人数に合わせた結婚式専用のお得なプランがあります。
少人数結婚式は、ゲストの都合を合わせやすいことから平日に結婚式を行うことも多く、土日開催よりもリーズナブルに結婚式を挙げられることができます。
その分、お料理のグレードを上げたり、最寄駅からのタクシー代を手配してあげたり、引出物・引菓子は一人一人の好みに合ったものを選んだりとこだわりたい部分に費用を掛けることができます。
最初から、ご祝儀を当てにせずふたりでどれくらいの負担ができるのかを考えておき、式場選び、当日の進行を決めていきましょう。
6 【Wedding tableより一言】
この記事を書いた人
- 辻原
- Wedding 婚礼衣装スタイリストとして、約1,000組の新郎新婦を担当してきただけでなく、ドレスショップ勤務の経験も活かし、結婚式準備~結婚式当日までの流れを熟知しているプロフェッショナル。衣装に限らず結婚式のあらゆるジャンルの記事を執筆。保有資格:マタニティの医療サポート認定資格「マタニティコンシェルジュ」