家族との結婚式で読む手紙の書き方!盛り込みたい内容やポイントとは?
豆知識・費用・相場 | 公開: / 更新:
結婚式は新たな人生の門出になる記念すべき儀式です。
挙式スタイルは個々によって異なりますが、家族との時間を大切にするなら家族で行う結婚式という選択肢もよいでしょう。
挙式に際して、新婦から両親への手紙をどのように書くべきか迷う人もいるかもしれません。
手紙を書くためにはいくつかの要素があり、それを意識することでまとめることができます。
ここでは、家族との結婚式で読む手紙の書き方について説明していきます。

1 家族との結婚式で両親への手紙は必要?
<画像出典:DANZERO>
少人数結婚式のメリットは、ゲスト一人ひとりとじっくり向き合えることです。
特に、家族との結婚式では、そのメリットが大きいのではないでしょうか。
自分の家族とはもちろん、相手の家族との絆を結ぶ貴重な機会になります。
また、ゲストが少ないためアットホームな演出も可能です。しかし、このように和やかなムードが楽しめる一方で、なんらかのけじめも必要かもしれません。
新婦からの両親への手紙もそのひとつ。手紙を読むシーンを取り入れることで、思い出の深い結婚式になることが期待されます。
ただし、家族との結婚式で両親への手紙を読むかどうかは個々にもよります。
大人数での結婚式では、新婦が自分の両親に宛てた手紙を読むことはよくあります。
しかし、家族との結婚式は挙式スタイルが柔軟なだけに手紙を読むかどうかは個人の自由だからです。
新たな人生に旅立つ区切りとして手紙を読みたい人もいるでしょう。
また、これまでの感謝の気持ちを伝える方法としては、結婚式での手紙が最適かもしれません。
その一方で、結婚式で手紙を読むのに抵抗を持つ人もいるでしょう。
このような理由から、手紙を読むかどうかは、当日の主役である新郎新婦で決めることが大切です。
最初は手紙を読む予定がなくても、挙式が近づくにつれて気持ちが変わることもでてきます。
そうなった場合は、挙式のなかで手紙を読む機会をつくるとよいでしょう。
また、花束や贈り物に手紙を添えて渡したり、手紙を書く代わりにビデオにまとめたりするのも一案です。
挙式前日までに両親にお礼を述べておく方法もあります。手紙を書くことや、書いた手紙を挙式で読むことがすべてではありません。
しかし、どのような形であれ、両親への感謝の気持ちを伝えるように心掛けましょう。
手紙を読むかどうか迷ったときは、身近な人の体験を参考にすることも良いでしょう。
新婦から両親への手紙を読むシーンは、読むほうも聞くほうも感極まるため苦手な人も少なくありません。
手紙を読まなかった人のなかには、人前では読まないで欲しいと言われたケースもあるようです。
一方、サプライズで手紙を読んだ結果、両親に喜んでもらえたという人もいます。
このような体験もあり、手紙をどうするかで悩んだ場合は思い切って読んだほうが良いかもしれませんね。
2 家族との結婚式で読む手紙の内容は?
<画像出典:旧軽井沢ホテル音羽ノ森>
年齢を重ねるにつれて結婚式に出席する機会が増えてきます。
また、結婚式のなかで新婦が両親への手紙を読むシーンを経験した人も少なくないでしょう。
手紙の内容は個々によるものの、書かれたエピソードを通じて新婦の人柄を垣間見る機会になるかもしれませんね。
このように、結婚式のなかで感動の一場面にもなる大切な手紙です。
思い出の深い結婚式にするためにも、手紙に含めたい内容について把握しておきましょう。
まず、これまで育ててもらったことに感謝して伝える内容です。
両親に感謝していても、なかなか伝えにくいかもしれません。
結婚式の手紙は、感謝を口にできる貴重な場面です。
日頃から思っていることだけでなく、両親の愛を改めて感じたシーンなどを手紙にすると良いですね。
成長過程のなかでは、両親に反抗することも珍しくありません。
自分の思い通りにならないときに八つ当たりしたり、学校や仕事を辞めたいと言ったりして両親を困らせた人もいるのではないでしょうか。
結婚式で読む手紙は両親に「ごめんなさい」と謝れる絶好の機会です。
過去に迷惑を掛けたことについて、両親のほうは忘れているかもしれません。
しかし、新たな門出に際してはきちんと謝罪することが大切です。
新しい家庭をつくるためには試行錯誤の連続ですが、そんなとき両親は身近な存在になります。
また、両親の背中を見て、両親のような人間になりたいと思う人も少なくないでしょう。
手紙では、両親の生き方を尊敬している旨をしっかりと伝えることが大切です。
仕事や家事にがんばっている姿、前向きで明るい性格など、尊敬すべき対象はいろいろあります。
そのうえで「2人(両親)の子どもに生まれてよかった」旨を添えることも大事なポイントです。
照れくさくて言葉にできなくても、手紙なら素直な表現ができますよね。
結婚を機に、新郎の両親や家族、親戚との付き合いが始まります。
そのため、相手の身内への配慮も忘れてはなりません。
新婦からの両親への手紙は、新郎の両親へ気持ちを伝える大きなチャンスです。
新郎の実家を初めて訪れたときに歓迎されたことなど、出会いから結婚に至るまでの感謝に加え「今後もよろしくお願いします」との思いを手紙で伝えましょう。
また、手紙の対象として、新郎の家族や親戚を含めることも大事なポイントです。
3 家族との結婚式で読むための手紙の書き方
結婚式で読む手紙は、自分の気持ちが伝わるようにまとめることが大切です。
そのためには、形式的な表現は不要かもしれません。
しかし、人前で手紙を読む以上、最低限のマナーがあります。
そのうえで、手紙の基本的な書き方を押さえておくと、スムーズに書きやすくなります。
手紙の内容は「書き出し」「エピソード」「結び」という3つに分けることを意識しましょう。
まずは「書き出し」です。両親への手紙ですから「お父さん、お母さん」などの呼びかけから始めましょう。
次いで「これまで〇年間、大変お世話になりました」など、お礼の言葉が続きます。
さらに、結婚式を挙げられることへの感謝の気持ちも述べましょう。
また、両親への手紙を読むにあたっては、ゲストに対する配慮も忘れてはなりません。
手紙の最初の部分には、結婚式に出席してもらった感謝や、両親への手紙を読む機会をもらうための断りをするための言葉を入れましょう。
ちょっとした気配りをするだけで印象もよくなります。
次は「エピソード」の部分です。こちらは、手紙を展開する役割もあり、取り上げる内容によって手紙のイメージが変わる場合も少なくないでしょう。
たとえば、小さいときのちょっとしたエピソードを書くことで、懐かしい気分になれます。
一方、学生時代や社会人になってからの話も対象にできます。
また、両親との思い出だけでなく、祖父母や兄弟姉妹とのエピソードを入れるのもよいですよね。
手紙には両親や家族に対するお礼や感謝の気持ちを綴るだけでなく、迷惑を掛けた出来事についてもしっかり謝っておきましょう。
手紙の最後にくるのが「結び」です。新郎の両親やゲストへのメッセージを交えたうえで、締めくくりの挨拶をしましょう。
手紙の内容を充実させるには、冒頭の部分だけでなく、最後の部分にも工夫する必要があります。
そのためにも「これからもご指導のほどよろしくお願いいたします」などの言葉が大きな鍵を握ってきます。
4 家族との結婚式で読む手紙を用意するときのポイント
手紙を書くときは、目の前に相手がいることを想定すると書きやすいかもしれません。
そのためには、難しい表現を意識しなくてもよいでしょう。相手に語りかけるような書き方をするのがポイントです。
「だよね」「だよ」など、普段から使っている言葉を取り入れることで、自然な表現になってきます。
また「お父さん、お母さん」ではなく「パパ、ママ」などの呼称を使うと良いかもしれません。
そのためには、パパやママの表現を使うことに際して、一言断りを入れておきましょう。
家族だけの結婚式とはいえ、人前で手紙を読むのですから、そういった配慮も大切ではないでしょうか。
手紙の内容についても考える必要があります。自分の両親や家族だけに伝わる内容はよくありません。
第三者が聞いて理解できるような説明を付け加えることで、新郎の家族が共感できる内容になります。
また、両親だけでなく、ゲストを対象にした手紙にするのも良い方法です。
家族との結婚式は人数が少ないため、ゲスト一人ひとりへのメッセージを入れやすくなります。
このような結婚式のメリットを最大限に活用しましょう。
5 家族との結婚式で手紙を読んで両親への思いを伝えよう!
身近な人へ手紙を書くのに抵抗を持つ人も少なくないでしょう。
しかし、手紙だからこそ言えることもあります。結婚式はまたとないチャンス。
手紙を読むことで、普段はなかなか言えない両親への思いが伝えられます。
手紙をうまくまとめるには、新郎の家族やゲストへの配慮も忘れてはなりません。
家族との結婚式で手紙を読み、両親をはじめ身近な人へ感謝の気持ちを伝えましょう。
この記事を書いた人
- Wedding table事務局
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