和婚スタイルと結婚式で着る和装の種類は?
挙式スタイル | 公開: / 更新:
「和婚」と一般的に呼ばれるようになるほど、和装を着ての結婚式では今人気のスタイルです。
和婚を行う際に気を付けたいことや、和装の種類など事前に知っておくべきことがたくさんあります。
基本の知識をここではご紹介します。
和装での挙式スタイルは?
結婚式で執り行う挙式には、大きく分けて3パターンあります。
1つ目は教会や結婚式場のチャペルなどで、ウェディングドレスとタキシードを着て行う、キリスト教式と人前式です。
2つ目は、神社や結婚式場内にある、神殿で行う神前挙式。
そして3つ目は、寺院などで行う仏前挙式です。
結婚式を行う中でもっとも人気なのは、ウェディングドレスとタキシードを着用して行うキリスト教式か人前式にはなりますが、最近では、家族や親族だけの少人数で行う厳かな神前式も人気になってきています。
和婚を神社で行う際に気を付けたい点は?
神社で結婚式を行う際は、「初穂料」といって神社へお納めする費用がかかってくることです。
どのくらいの費用が必要なのかは神社によって異なりますが、大体10万円前後から20万円が一般的です。
チャペル挙式でかかる「挙式料」とは異なる為、神社挙式の場合は、挙式料のことを初穂料と言い、神様に納めるお金として納めます。
この初穂料の内容は何が入っているかを確認する必要があります。
かつらや雅楽の生演奏は別料金になることが多いので、どのような内容が含まれているか確認して準備を進めていきましょう。
また、神社での挙式の場合は、カメラマンは結婚式場(パーティーを行う会場)のカメラマンではなく神社専属のカメラマンにお願いすることもあります。
その理由としての多くは、神社内は撮影不可の場所もあることが多く、専属のカメラマンでないと撮影不可の場所でも撮影してしまうことがあったり、立ち入り禁止とされている場所へも入ってしまう可能性が考えられるためです。
神社挙式は、衣裳や美容などもトータルでパックになっていることがあり、リーズナブルに出来る可能性もありますが、ルールもある程度あるので、自由度が低くなってしまうケースも考えられます。
しっかり確認しましょう。
和装の種類は?
和装の種類を大きくわけると、白無垢・色打掛・引き振袖の3種類です。
【白無垢】
花嫁衣裳としては、衣裳の中でももっとも格式の高い正礼装とされています。
昔から結婚式の和装の定番でもあるので神社挙式では圧倒的に人気なものが白無垢です。
また、髪型は洋髪にされる方も中にはいらっしゃいますが、白無垢のときでないと着用することを許されない文金高島田の日本髪スタイルに綿帽子を被ることをおすすめします。
今では、真っ白の白無垢だけでなく、柄に色が加わっていたり、金糸を使用し刺繍された白無垢、また裏地が赤やピンク色などにアレンジされたデザインもありますので、選べる幅は広がってきています。
【色打掛】
色打掛は白無垢とカタチや着付け方などはまったく一緒なのですが、色や柄のバリエーションが多く、全体的に華やかな印象になります。
そのため、挙式ではなく、挙式後、白無垢から色打掛へ掛替をされる方が多くいらっしゃいます。
もちろん神社で着れないことはないのですが、厳かな挙式であるからこそ、無垢である真っ白な白無垢に身を包み、結婚式を行いたいと思われる花嫁が多いようです。
また、白無垢を着たあとに色打掛にされる最大のメリットは、短い時間で衣裳を変えることができる点です。
内側に着る掛下は同じなので、上に羽織る打掛のみを「掛け替え」るだけとなります。 そのため、通常のお色直しほど時間がかかりません。
真っ白な白無垢のあとに色打掛になることでぱっと明かい印象になり、披露宴の主役としては一番おすすめといえる衣裳です。
【引き振袖】
婚礼衣裳での第一礼装は、白無垢ではありますが、引き振袖は、未婚女性の第一礼装と言われています。
花嫁衣裳としては大変人気で、成人式に着るような振袖とは異なり、裾を引いた振袖(お引き摺り)であることが特徴です。
白無垢や色打掛に比べて軽くて動きやすいことから、お色直しとして着用されるケースが多いです。
【その他】
今やドレス同様、和装もさまざまなデザインやコーディネートで自分らしい着こなしも楽しみ方も増えてきています。
一見、色打掛ではありますが、生地が非常に軽いオーガンジーを用いた、オーガン打掛や、引き振袖を着た上に白無垢や色打掛を羽織る方もいらっしゃいます。
【 Wedding tableより一言】
和婚のスタイルや和装の種類は段々と増えてきています。
日本伝統を残しつつ、オリジナルの和婚を実現しませんか?
さまざまな和婚のスタイルをご提案しておりますので、是非Wedding tableへご相談ください。
こちらでは神前式の魅力をお伝えしています。
是非参考にしてみてください!
この記事を書いた人
- 木幡
- Wedding table掲載のすべての結婚式場を現場でチェックしているトップコンシェルジュ。少人数・マタニティなどジャンルを問わず、自分たちらしい結婚式を挙げられるウェディングスタイルを提案。100以上の記事を執筆、監修。保有資格:「The Professional Wedding認定おめでた婚サポートプランナー」、マタニティの医療サポート認定資格「マタニティコンシェルジュ」