レストランウェディングの余興はどうする?盛り上げ方や注意点は?
こだわり・アイディア | 公開: / 更新:
結婚式のスタイルとして「レストランウェディング」があります。
楽しい雰囲気と美味しい料理を満喫できる、解放的な結婚式プランです。
一方で、レストランウェディングの余興について悩んでいる新郎新婦も多いでしょう。
レストランウェディングなら定番からオリジナルの余興まで、幅広く準備できます。
この記事では、レストランウェディングの余興について、盛り上げ方や注意点を解説します。

1 レストランウェディングの余興を盛り上げるポイント
まず「感動的なムード」は、レストランウェディングの余興で重視するべきポイントです。
結婚式ではよく「両親への手紙」や「ビデオレター」といった感動的なプログラムが盛り込まれます。
なぜなら、特別な1日だからこそ、普段は言えない気持ちを告げられるからです。レストランウェディングの余興でも、楽しさは大切です。
ただし、楽しさだけを気にしすぎて感動的なムードにならないような事態は避けましょう。
次に、レストランウェディングでは「ゲスト全員の満足度」を考えることが肝心です。
レストランウェディングは、ホテルなどで行う結婚式よりもゲストの人数が少なくなりがちです。
それだけに、余興に溶け込めないと孤立感がいっそう強まってしまうおそれがあります。
せっかく時間をつくって出席してもらっている以上、すべてのゲストが幸せな気分で帰ってほしいところです。
余興はわかりやすさを重視し、一部の人間だけが理解できるものを避けましょう。
シンプルな余興も、ゲストの顔ぶれによっては絶大な反響を期待できます。
さらに、「新郎新婦らしさを強調」するのもひとつの方法です。
レストランウェディングは、会場の融通がきくのがメリットです。
新郎新婦の要望があれば、レストラン側のできる範囲で応えてくれます。
演出や飾りつけ、BGMなどで気がねなくリクエストを出してみましょう。
形式だけにこだわることなく、斬新なアイデアを基調にするのも効果的です。
オリジナリティのある余興ができれば、新郎新婦だけでなくゲストにとっても忘れられない結婚式となります。
準備段階で思いついた意見があれば、とりあえずスタッフに相談してみましょう。
2 レストランウェディングでもできる定番の余興は?
結婚式では定番の余興でも、レストランウェディングでできるものはたくさんあります。
ビンゴゲームやじゃんけん大会などは、最たる例でしょう。
勝ち抜き順で、景品を贈るのは結婚式でよくある光景です。
ルールが簡単なうえ、年齢や性別を問わず楽しめます。
運による部分が大きいので、経験による差も生まれません。
出席してくれたゲストみんなが公平にワクワクドキドキできる内容です。
少しひねりを加えるなら「携帯番号くじ」を行いましょう。基本的には、くじ引きと変わりません。
ただし、普通のくじ引きよりもロマンティックな演出ができるので会場は盛り上がります。
まず、ゲスト全員にあらかじめ、紙に携帯番号を書いて提出してもらいます。
余興の時間がきたら、書いてもらった紙をくじ引きにして新郎新婦が引きましょう。
そして、番号を読み上げるのではなく黙って電話をかけます。着信音が鳴った人が「当たり」であり、プレゼントを獲得できます。
会場の広さに関係なく行える余興なので、レストランウェディングでも実施しやすいでしょう。
さらに「サプライズムービー」もおすすめです。
ゲストが新郎新婦に内緒で祝福動画を作ったり、会場に来られなかった人からビデオレターをもらったりする余興です。
あるいは、新郎から新婦に思いを伝える動画を作って、打ち合わせなしに流すのもサプライズの一種です。
贈られる側は心の準備ができていないので、感動的な時間が流れます。
サプライズムービーはレストランウェディングとの相性も抜群です。
料理を食べる時間を確保しつつ余興を進行できるのは魅力です。
ゲストにリラックスしながら動画を眺めてもらいましょう。
3 レストランウェディングならではの余興もアリ!
独特の余興を盛り込めるのは、レストランウェディングの魅力です。
なかでも、スタッフとの距離感が近いのは大きな特徴です。
必要に応じて、スタッフにも登場してもらいましょう。
レストランウェディングの影の主役はシェフだと言えるでしょう。
レストランウェディングでは料理によって雰囲気が左右されます。
レストランウェディングの盛り上がりは、料理の出来やラインナップにかかっています。
それらを取り仕切っているシェフの話が聞けると、会場は大いに盛り上がります。
タイミングを見計らってシェフに登場してもらい、料理の詳細やこだわりを解説してもらいましょう。
もしも、結婚にちなんだ理由があるなら深く話してもらいます。料理を食べるゲストの祝福感もさらに強くなるはずです。
また、シェフに実演をしてもらうのもレストランウェディングの醍醐味です。
メインディッシュやデザートなど、見映えのいいメニューのとき、シェフにゲストの前で仕上げをしてもらいましょう。
目の前で完成した料理をすぐ食べられるのは、通常のウェディングでは体験できないプログラムです。
さらに、ゲームやクイズと料理を絡めてみても魅力的な式になります。
シェフにユニークなメニューを作ってもらい、素材を当ててもらうクイズはゲストを夢中にさせるでしょう。
グループごとの対抗戦にしたり、軽い景品を付けたりすれば、いっそう真剣度が増します。
そのほか、料理を食べてもらったあとで「今のメニューは何グラムだったでしょう」と重さを当てるクイズもアリです。
素材や産地をあてるクイズでは、グルメのゲストに利があります。重さであれば、誰もが勘で当てられる可能性を残せます。
4 レストランウェディングでの余興で気を付けたいこと
いくつかの注意点を踏まえながら、レストランウェディングの余興は計画しましょう。
まず、レストランウェディングの醍醐味はあくまで「料理」です。
料理を楽しみにしてくれているゲストも少なくありません。余興に力を入れすぎて料理を満喫できないと、ゲストのストレスになってしまいます。
会場が決まった時点で、当日のコースを優先的に考えましょう。
そして、料理を味わってもらう時間が見えてきてから余興の準備を始めます。
料理の邪魔にならない程度に余興の枠を設定しましょう。
次に、余興のターゲットは広くするように心がけます。
レストランウェディングは少人数結婚式になることが多いので、つい身内だけを対象に余興を計画しがちです。
しかし、レストランウェディングでもお年寄りや上司など、目上の人が出席する可能性はあるでしょう。
年齢や立場によっては参加できない余興だと、一部のゲストが退屈してしまいます。
身内のノリはできるだけ控えて、誰でも素直に受け入れられる余興を催しましょう。
そして、会場側との打ち合わせも重要です。なぜなら、思いついた余興が必ずしも実施できるとは限らないからです。
サプライズムービーを流したくても、会場にプロジェクターやデッキ、スクリーンがなければ自前で調達しなくてはなりません。
そもそも、会場に設置していいかどうかを確認するべきです。
そのほかの余興でも「大声で騒いでいいか」「紙ふぶきなどで会場を散らかしても許されるか」などの細かいポイントをチェックすることは必須です。
会場によってNG項目は異なるので、些細な点でもスタッフに相談しておくのが無難です。
5 余興でレストランウェディングを盛り上げよう!
自由度の高いレストランウェディングの余興では、さまざまなアイデアを実行できます。
ほかの会場では実現しにくい個性的な余興もできるので、新郎新婦らしさを全面的に押し出せるでしょう。
ただし、ゲストへの気配りも欠かしてはなりません。
少数のゲストだけにわかる内容ではなく、すべてのゲストが参加できる余興を考えましょう。
こちらでは、レストランウェディングの進行はどうする?事前に考えたいことって?についてご紹介しております。
是非参考にしてみてください!
この記事を書いた人
- 木幡
- Wedding table掲載のすべての結婚式場を現場でチェックしているトップコンシェルジュ。少人数・マタニティなどジャンルを問わず、自分たちらしい結婚式を挙げられるウェディングスタイルを提案。100以上の記事を執筆、監修。保有資格:「The Professional Wedding認定おめでた婚サポートプランナー」、マタニティの医療サポート認定資格「マタニティコンシェルジュ」