ウェディングドレスを持ち込みたい!相場やメリット・後悔しない方法
はじめての方へ | 公開: / 更新:
結婚式の満足度を左右するウェディングドレス。
気に入った本命ドレスを着るために、持ち込みを考える方もいるでしょう。
ウェディングドレスを持ち込むと、持ち込み料の発生をはじめ、さまざまなポイントを押さえる必要があります。
そこで今回は、納得できるウェディングドレスを着たい方に向けて、持ち込み料や相場・メリット・後悔しない方法を紹介します。
満足できるウェディングドレスを着て、思い出に残る結婚式を挙げたい方は、ぜひ参考にしてください。

そもそもウェディングドレスの持ち込みとは?
ウェディングドレスの持ち込みとは、
結婚式場が「提携するドレスショップ」以外のショップなどから衣装を持ち込み、そのドレスを着て結婚式を行うことです。
以下のようなケースで、ウェディングドレスを持ち込むケースが多いでしょう。
- 提携会場に気に入ったドレスがなかった
- 着用したい本命ドレスが既にある
- 母親が持っているウエディングドレスを着たい
- ウェディングドレスを用意していない会場で結婚式を行う(例:レストランウェディング)
ウェディングドレスを持ち込む際には、基本的に「持ち込み料」が発生します。
(詳細については後述します。)
提携衣装店がないようなレストランウェディングの場合は、持ち込み料が発生しないこともあるでしょう。
レストランウェディングでのウェディングドレスの選び方を知りたい方は、
以下の記事をご覧ください。
ウェディングドレスを持ち込むメリット
憧れのウェディングドレスがある場合や、好きなブランドのウェディングドレスデがあれば、ウェディングドレスを持ち込みたいと考えるのは自然な流れです。
ここでは、ウェディングドレスを持ち込むメリットについて紹介します。
気に入ったウェディングドレスを着用できる
ウェディングドレスを持ち込む最大のメリットは、気に入ったウェディングドレスを着用できることです。
花嫁が納得するドレスを着て結婚式を挙げられるかで、結婚式の満足度が左右されるといっても過言ではありません。
提携先のドレスショップだと、自分のイメージにそぐわないこともあるでしょう。
一方で衣装を持ち込めば、自分の希望条件に合致したウェディングドレスを用意できるため、気に入ったドレスを着用できます。
中古や格安ドレスで費用を抑えられる
最近では、様々な理由で「格安ドレス」や「中古ドレス」が販売されています。
5万円前後などで購入できるウェディングドレスもあり、持ち込み料金を払っても安くすむこともあります。
出費を抑えられるとともに、自分だけのオリジナルドレスが手に入ります。
ウェディングドレスにこだわる方は満足度の高い結婚式が実現できる
結婚式に対し、ウェディングドレスへのこだわりがある花嫁は多く見受けられます。
結婚式は自分が主役となる場であり、人生における一大イベントだといえます。
そのため、自分が納得できるウェディングドレスを着て、最高の状態で過ごしたいと考えるのは当然です。携帯写真や動画、アルバムにもずっと残るため、ウェディングドレスに妥協はしたくないですよね。
ウェディングドレス選びで納得する衣装を着用できれば、満足度の高い結婚式ができるでしょう。
ドレス選びで失敗したくない方は以下の記事をぜひご覧ください。
ウェディングドレスを持ち込むデメリット
ウェディングドレスの持ち込みにはメリットがある一方で、デメリットも存在します。
主なデメリットは以下の通りです。
基本的に持ち込み料がかかる
ウェディングドレスを持ち込むと、基本的に持ち込み料が発生する点がデメリットです。
式場が提携しているドレスショップ以外の「外部からの持ち込み料」と「会場でのレンタル料」を比較すると、同等の金額であるケースも見受けられます。
しかしウェディングドレスを持ち込む場合には、持ち込み料のほかに、ドレスのレンタル料や購入費がかかります。
また着用には、ウェディングドレス本体以外にも必要な小物が存在します。
自身のウェディングドレスの準備以外に、相手のタキシードのレンタルやモーニング・留袖のレンタルも必要になります。
そのため、式場でレンタルするケースより、多くの費用がかかる可能性もあるでしょう。
また、持ち込み料は、式場が提携のドレスショップから受け取るはずだった手数料を補うという以外にも、いざという場合の手数料としての側面もあるようです。
衣装トラブルは自己責任
ウェディングドレスを持ち込んだ場合、衣装トラブルは自己責任です。
たとえば、体型の変化などで結婚式直前にサイズ変更が必要でも、急遽の対応はむずかしいでしょう。
そもそも、購入やレンタルをしたドレスショップの規定によっては、サイズ変更そのものに応じてもらえない可能性もあります。
また基本的に、結婚式を行なう会場側で、持ち込み衣装へのケアは実施しません。
繊細な生地が施されたウェディングドレスに、替えは存在しませんので、シワがあっても手の施しは難しいでしょう。
結婚式当日の挙式中や披露宴中に、万が一不備が発生しても、会場側も責任を負うことも難しいでしょう。
連携がとれていないドレスショップとの対応で、より手間取り時間がかかってしまう可能性も。
提携のドレスショップと式場はお互いに情報を共有しているので、いざという時のやり取りもスムーズ。
結婚式当日に困らないためにも、自宅でしっかりとサイズ合わせや不備(しみやほつれなど)を確認する必要があります。
ウェディングドレスの持ち込み料の相場
ウェディングドレスを持ち込む場合には、基本的に持ち込み料が発生します。
衣装を持ち込む際の相場は、以下の通りです。
~【相場】衣装の持ち込み~
- ウェディングドレス1着…3万円~10万円
- タキシード1着…1万円~5万円
持ち込む衣装着数が増えれば、ドレス2着(5万円×2=10万円)などと、衣装数に応じて料金が変化します。
また衣装を持ち込む場合には、上記の持ち込み料に加えて、ウェディングドレスの購入費やレンタル代、または送料を別途負担する必要があります。
ウェディングドレスの持ち込み_手配の流れ
ウェディングドレスを持ち込む際には、どういった流れで手配をするのでしょうか?
ここでは、ドレスを持ち込む際の「一般的な手配の流れ」を紹介します。
①式場にドレスの持ち込みができるかを確認する
まずは、結婚式を実施したい式場に、ウェディングドレスの持ち込みができるかを成約前に確認します。
持ち込み自体ができない式場もあるため、事前の確認は必須です。
「ドレスの持ち込みNG」をうたっている場合にも、
自前のドレス(レンタルではなく自作のドレス、お母様が着用されたウェディングドレスや購入したもの)の持ち込みは許可するケースもまれにあります。
また「式場でドレス1着はレンタル契約するので、もう1着のドレスだけは持ち込ませてほしい」とスタッフに事前交渉し、許可された事例も見受けられます。
②衣装を決める
つづいて、実際に結婚式で着る衣装を決めます。
ウェディングドレス・カラードレス・和装など、自分のイメージに合う衣装を選びましょう。
前述の通り、レンタル衣装の持ち込みはNGとするものの、自前のドレスはOKとする会場も存在します。
その場合には、購入や自作で対応しましょう。
また、身に着けるアクセサリーやブーケなど、ドレス以外のアイテムも持ち込みたい場合には、各アイテムの持ち込み可否・持ち込み料金もチェックしましょう。
③衣装店に「式場への直送可否」を確認する
ウェディングドレスを運ぶ際には、梱包や保管などで通常の衣服よりも手間も時間もかかるため、衣装店から「結婚式場に直送」を依頼できるとスムーズです。
しかし、衣装店によっては、引き取りのみに対応するケースもあります。
そのため、「式場への直送」ができるかを事前に確認しておきましょう。
あらためて試着をして試しておきたい人や、衣装店で試着せずに購入した場合には、一旦自宅に届けてもらうことをオススメします。
当日まで一度も試着をしないことは危険です。
サイズや実際の着心地・ビジュアルなど、細部にわたって確認しておきましょう。
また本番に着用するドレス専用の補正下着を着用してからウェディングドレスを着ましょう。
どんなにぴったりしていても、座ったり
④式場に搬入や搬出方法を聞く
衣装店からの直送が可能なことを確認したら、受け入れ側である結婚式場のプランナーに対し、搬入や搬出方法をふたりが確認します。
必ず確認したいポイントは、以下の通りです。
- 到着希望日時
- 発送個数と納品内容
- 納品場所の住所・電話番号
- 発送方法(元払いor後払い)
上記を確認したら、発送元のドレスショップに情報を連携します。到着希望日時
⑤ドレスショップに返却方法を確認する
レンタルをした場合、結婚式が終わったあとに「どのように返却するか?」を確認します。
提携先のドレスショップで購入レンタルした場合には、ドレスショップのスタッフが結婚式場まで、衣装を取りに来てくれます。
しかし、外部からの持ち込みの場合には、ドレスショップのスタッフが式場まで回収しにくるケースはほぼ見受けられません。
基本的に、宅配便を使用して返却します。
また、以下のポイントを確認しておくと安心です。
- 返却発送日時
- 返却の梱包方法
- 配送料金(着払いor元払い)
- 宅配便の業者に指定はあるか?
配送時の段ボールを捨てずにそのまま活用すると、スムーズに梱包できるでしょう。
また返却時の伝票には、挙式日と両家名を記載しておくととても丁寧です。
ウェディングドレスの持ち込みで後悔しないためのポイント
ウェディングドレスの持ち込みで後悔しないために、押さえたいポイントがあります。
詳細は以下の通りです。
素材・品質にも注意する
ウェディングドレスを選ぶ際には、デザインやサイズを重視しがちです。
しかし、素材や品質のチェックも重要だといえます。
なぜなら、格安や中古の購入ドレスの中には、裏地のないペラペラな衣装や、安く見える素材で作られている場合があるからです。
持ち込み衣装のメンテナンスは、ご自身で行う必要があるため、衣装の皺部分を家庭用のスチームアイロンで伸ばす際、生地が縮んだり、溶けたりすることもあります。
それは、ウェディングドレス以外のベールやグローブも同様です。
特にインターネット上の画像デザインだけで判断してしまうと、結婚式には着用できないようなクオリティのドレスだった・・・といったこともあるので、注意しましょう。
必ず素材・品質も見たうえで現物をチェックし、試着することをオススメします。
式場成約する前に事前に持ち込みができるか確認をする
ほとんどの式場が、衣装の持ち込みに料金が発生します。
ウェディングドレスを持ち込みたい場合には、成約する前に交渉しましょう。
なぜなら、持ち込みに対応していない式場も存在するからです。
確認せずに契約をしてしまいあとから持ち込めないことが発覚してしまっては、貴重な時間と労力が無駄になってしまいます。
持ち込みが可能な式場であれば、持ち込み料金の有無について確認するようにしましょう。
料金がかかる場合は、金額の確認も忘れないでください。
保管状況を確認する
式場によっては、結婚式を挙げる当日まで、梱包された状態で保管されることがあります。
皺(しわ)になりやすい素材の場合、状況によっては、当日に開封しても皺が伸びない可能性もあります。
そのため、事前に「式場での保管状況」の確認をするとよいでしょう。
気になる場合には、事前に式場に行って開封させてもらったり、式場のスタッフに依頼し前日からハンガーにかけてもらうなどの対策も必要です。
指示書がある場合には当日の着付け担当者に渡す
ドレスショップによっては、着付け時の注意点を記載した「指示書」を用意してくれます。
指示書には、基本的な着付け内容はもちろんのこと、花嫁の体形にあわせて美しく見える着こなし方などを記載してくれます。
結婚式の当日に着付けを担当するスタッフに、ドレスショップからの指示書を見せれば、どういった点に注意すればよいかがわかるでしょう。
そのため、ドレスショップからの指示書がある場合には、当日の着付け担当者に渡すことをオススメします。
ただし、自身でも着用の注意点を理解しておく必要もあるので、事前にしっかりレクチャーを受けましょう。
貸出期間を確認する
ウェディングドレスのレンタルには、一般的に貸出期間が設けられています。
貸出期間を過ぎてから返却すると、追加料金が発生するため、いつまでに返却すべきかを確認しておきましょう。
結婚式のあとも、片付けやゲスト対応、二次会や新婚旅行などで忙しく過ごす新郎新婦は多く見受けられます。
そのまま、ウェディングドレスを返却し忘れることのないよう、返却期間を忘れずにチェックすることが大切です。
また返送方法は、ドレスショップへの持ち込みや宅配便をつかった配送など、ドレスショップのルールによって異なります。
ブライダルインナーを忘れない
ウェディングドレスに気を取られ、ブライダルインナーの存在を忘れることがあります。
ウェディングドレスを美しく着こなすには、普段使用するインナーではなく、ブライダル専用のインナーが必須です。
ブライダルインナーを着用しないと、ドレスの見栄えが悪くなるばかりか、ドレスが下がり下着が見えてしまったまま写真撮影など恥ずかしい思いをする可能性もあります。
自分の体型にあったブライダルインナーを忘れずに持参しましょう。
また、せっかく用意したブライダルインナーとドレスが、合わないということがないようにするため、事前にブライダルインナーとドレスをあわせて試着しておきましょう。
ウェディングドレスでお悩みの方へ
ウェディングドレスの持ち込みは、持ち込み料をはじめ、さまざまな準備が必要だとお分かりいただけましたでしょうか。
とはいえ、自分たちでさまざまな注意点に対処するのは大変ですよね。
このようにウェディングドレスでお悩みの方は、Wedding table にご相談ください。
専門の婚礼衣装スタイリストが多数在籍しているため、ウェディングドレスに関するお悩みがきっと解消されます。
結婚式を成功させたいカップルは、Wedding table をぜひご活用ください。
この記事を書いた人
- 辻原
- Wedding 婚礼衣装スタイリストとして、約1,000組の新郎新婦を担当してきただけでなく、ドレスショップ勤務の経験も活かし、結婚式準備~結婚式当日までの流れを熟知しているプロフェッショナル。衣装に限らず結婚式のあらゆるジャンルの記事を執筆。保有資格:マタニティの医療サポート認定資格「マタニティコンシェルジュ」