結婚(入籍)しても結婚式を挙げない友人をお祝いする方法やマナー まとめ
豆知識・費用・相場 | 公開: / 更新:
「結婚式を挙げない友人にお祝いを渡したい!」
と思ったものの、どんなタイミングで、何を贈れば良いのか迷ってしまった……。
結婚式の有無でご祝儀や贈り物の相場、タイミングなどが変わってくるため、このように戸惑ってしまう人も少なくありません。
そこで今回は、結婚式を挙げない友人をお祝いする際のマナーをはじめ、
ご祝儀の相場、おすすめのギフトなど、気になるポイントをしっかりと解説していきます。

結婚(入籍)しても結婚式を挙げない友人にお祝いするなら? マナーはどうなの?
大切な友人が結婚すると聞いたら、心からのおめでとうを伝えたいですよね。
しかし、結婚式に出席する場合はご祝儀を持参すれば良いものの、結婚式を挙げない友人にはどのようにお祝いすれば良いのでしょうか。
まずは、結婚祝いのギフトについてご紹介します。
結婚祝いを贈るタイミング
友人から「結婚した」と報告されたらなるべく早く、1ヶ月以内を目安に贈りましょう。
しかし、結婚の噂を聞いたり、ほかの友人から又聞きしたりした時点でお祝いするのはNG。
あくまで本人の口から知らされた後に贈るのがマナーです。
結婚いの品は何がいい?
結婚祝いの品物で人気があるのは、主に下記のアイテムです。
【食器】
新生活に向けてある程度の量が必要になるのが食器類。
新居に家族や友人を招くなど来客の機会も増えるため、普段使いできるものも、ちょっとお高めのブランドものも喜ばれます。
【調理器具】
鍋やフライパンなど、毎日の料理に役立つ調理器具を贈れば2人で囲む食卓がますます楽しいものに。
見た目もおしゃれな人気ブランドの製品、調理の時短になる圧力鍋やフードプロセッサーなどが人気を集めています。
【家電】
電気ケトル、空気清浄機、ロボット掃除機など、生活に欠かせない家電も人気。
高額の製品の場合はグループ内の友人同士でお金を出し合ってプレゼントするケースが多いようです。
【コーヒーメーカー】
香り豊かでおいしいコーヒーを淹れられるコーヒーメーカーを贈れば、毎朝2人で楽しいひとときを過ごしてもらえそう。
ほしいと思っていても意外と自分たちでは買わないものなので、狙い目のギフトといえるでしょう。
【日用品】
タオルやおそろいのスリッパなど、毎日使うものを贈っても喜ばれます。
日用品の場合、自分たちでは買わないようなちょっと良いものを選ぶのがポイント。
結婚式の写真を飾れる写真立ても定番の結婚祝いです。
【カタログギフト】
「何を贈れば良いかわからない」という人にはカタログギフトがおすすめ。
さまざまなジャンルの品物から、2人がほしいものを選んでもらうことができて便利です。
なお、結婚祝いの相場は1万円程度。グループで仲の良い友人の場合、仲間内で数千円ずつ出し合って少し高額なギフトを選ぶという方法もあります。
贈り物としてタブーな品は?
「切れる」をイメージさせる包丁、「割れる」「壊れる」をイメージさせる食器やグラスは縁起が悪いとされています。
実用的で選びがちなアイテムですが、リクエストでない限り避けた方が無難といえるでしょう。
しかし、先ほどご紹介した通り、食器類は人気のギフトでもあります。
最近では気にしない人も増えているため、親しい間柄なら特に気にしなくても良さそうです。
また、食品、洗剤、入浴剤といった「消えもの」も以前は避ける人が多かったギフトですが、最近では人気が上昇中。
少し贅沢なスイーツ、お取り寄せ食品、お酒など、2人で楽しめるフードやドリンクを選ぶ人も増えています。
しかし、食品の中でも日本茶はお葬式などの弔事で贈られることが多いため避けるようにしましょう。
なお、贈り物の個数にも注意が必要です。
末広がりで縁起が良いとされる8以外の偶数、特に4個セットのものなどは避けましょう。
しかし、結婚祝いといえばおそろいで使えるものを選ぶことも多いもの。
ペア(2個)のものは特に問題ありません。
結婚祝いのマナー
結婚祝いのギフトは熨斗(のし)をつけて贈るのがマナー。
水引は必ず結び切りを選び、表書きには「寿」「お祝」などの文字とともに自分の名前をフルネームで書きましょう。
結婚祝いの渡し方
結婚報告を受けてから1ヶ月以内に会えるなら、直接手渡しすると良いでしょう。
会う機会がない場合はお祝いの品を宅配便で送ったり、ギフトショップなどから送付してもらったりしても問題ありません。
その際は気持ちが伝わるよう、メッセージカードを添えるのがおすすめです。
結婚(入籍)しても結婚式を挙げない友人にお祝い!相手の希望を聞くのはあり?なし?
迷った時は相手に希望を聞いて問題ありません。
せっかく贈り物をするなら、気に入って長く使ってもらいたいですよね。
お祝いの品に迷ってしまったら、ぜひ「何が良い?」と直接聞いてみましょう。
贈ったものが好みでなかったり、ほかの人と被ってしまったりという事態を避けることができ、本当に喜ばれるものを贈ることができます。
また、食器や家電など漠然としたものであれば、デザインやブランドも併せて聞くことをおすすめします。
聞くことに少し気が引ける方もいらっしゃいますが、結婚は大切なお祝い事なので、こちらの気持ちを伝えて贈りましょう。
結婚(入籍)しても結婚式を挙げない友人をお祝い! ご祝儀の相場やマナーは?
次に、結婚祝いに現金を贈る場合のマナーや注意点をご紹介します。
結婚式をする友人へのご祝儀の相場は?
一般的に友人の結婚式に出席する場合、ご祝儀の相場は2〜3万円程度。
この金額には披露宴の料理や引き出物などにかかるお金という意味合いも含まれています。
結婚式を挙げない場合は?
結婚式を挙げない場合は少し金額が下がり、相場は1万円程度に。
特に親しい友人には増額したり、友人グループで合算してまとめて包んだりしても問題ありません。
自分の結婚式でご祝儀をもらっている場合は?
自分が先に結婚式を挙げて相場のご祝儀をもらっている場合、「同額を返すのがマナーでは?」と思われる人がいるかもしれません。
しかし、前述の通り、結婚式を挙げる場合は料理や引き出物に費用がかかっているもの。
結婚式をしない人へのご祝儀は1万円程度で問題ありません。
もし、それでも気になる場合は「お返しは不要です」と伝えた上で、ご祝儀にちょっとしたプレゼントを添えてみてはいかがでしょうか。
金額そのものを増額してしまうと、かえって友人に気を使わせることになるため注意が必要です。
結婚(入籍)しても結婚式を挙げない友人をお祝い! ご祝儀の渡し方は?
結婚式の場合、ご祝儀は受付で渡せば良いものですが、結婚式を挙げない友人にはどのタイミングで渡せば良いのでしょうか。
ご祝儀を渡す時期と場所
結婚祝いは本来、大安や先勝といった吉日の午前中、相手の自宅まで伺って直接手渡すのが正式なマナーです。
しかし、現在はそうした風習はそれほど重視されていないため、基本的には結婚報告から1ヶ月以内に直接または配送で渡せば問題ありません。
ただし、必ず現金書留にし、専用の封筒に現金を入れるのではなく必ずご祝儀袋も用意しましょう。
ご祝儀袋のマナー
ご祝儀袋は金額に見合ったものを選びましょう。
1万円程度の場合は水引が印刷されているシンプルなのし袋が一般的。
また、通常のご祝儀と同じく新札を入れるのがマナーです。
結婚(入籍)しても結婚式を挙げない友人にお祝いを贈りたい!意外な落とし穴!タブーなこととは?
大好きな友人の結婚!心から祝福したいと思っている方が多いことでしょう。
なにを贈ったら喜んでくれるだろうかなどと悩んでいる方や、仲の良い友人同士で一緒に贈ったりと相手のことを考えながら、選ぶのも楽しいものです。
しかし、お祝いを贈る上でタブーとされていることがあります。
結婚祝いは基本、本人からの知らせがあってから贈るのがマナーです。
ほかの友人からの又聞きや結婚のうわさを耳にしたからと言って、お祝いを贈るのはタブーです。
贈りたい気持ちはあっても、こちらの都合で決めてしまうのはよくありません。
結婚する本人からの知らせがない場合には、お祝いは贈らない方が無難です。
結婚式を挙げない人も心から祝福するのは変わらない
結婚式を挙げる、挙げないにかかわらず、大切な友人の結婚には気持ちが伝わるお祝いをしたいですよね。
結婚のお祝いはご祝儀でもギフトでも問題ありませんが、それぞれのマナーをふまえた上で贈ると、より喜ばれます。
ぜひ、今回の記事を参考にお祝い選びを検討してみてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人
- 加藤
- 婚礼衣装スタイリストとして、約1000組の新郎新婦を担当。ドレスの仕入れ担当経験から、トレンドを押さえ、お客様の要望に合わせた幅広いご提案、アドバイスが得意。スタイリストの経験で培った接客力を活かし、お客様に合った結婚式スタイル、結婚式場のご提案を心がけています。保有資格:マタニティの医療サポート認定資格「マタニティコンシェルジュ」