【30代からの大人婚】派手な演出よりも『自分たちらしさ』を叶える結婚式
大人婚 | 公開: / 更新:
「結婚式は花嫁が主役」という言葉がありますが、その言葉は「自分にはしっくりこない」と感じたことはありませんか?
もし当てはまる方がいらっしゃれば、その感覚をぜひ大切にしていただき、ご自分らしい結婚式を挙げていただきたいと私たちは考えています。
今回は、読者のみなさんが「自分たちらしい結婚式」を考える上でぜひ参考にしてほしい、30代で結婚式を挙げた6組の先輩カップルのエピソードをご紹介します。

遠方からのゲストに配慮した駅徒歩一分の会場。2時間の結婚式でお子様や妊婦にも配慮
結婚式は、おふたりの大切な方をお招きして、その場にいる全ての方に楽しんでいただく素敵なセレモニー。
気の進まない演出を取り入れるよりも、おふたりらしい心のこもったおもてなしこそが、最高の演出になります。
一組目の先輩カップルは、おふたりのご親戚と気の置けないご友人を招き、レストランウェディングをされました。
おふたりのこだわりポイントは、結婚式場のアクセスの良さと、ロケーションでした。
アクセスの良さにこだわった理由は、遠方から新幹線や飛行機で駆けつけるゲストがいたからです。
そのために、駅から1分の会場を選ばれました。
それだけでなく、一流シェフのお料理を地上180mからの美しい景色を望みながらいただける、特別な雰囲気の会場にされました。
遠方からお越しになるゲストにとって、結婚式の参列は「旅行」も兼ねたものとなります。
せっかくお越し頂いた方々に満足して頂けるように、味も雰囲気も良いところを選ばれました。
30名ほどいらっしゃったゲストへのプレゼントも工夫をひとさじ加え、ありきたりなビンゴゲームやじゃんけん大会にはせず、お料理の「お皿」と「敷皿」の間にメッセージカードを隠し、当たった方にプレゼントを贈るささやかなサプライズを企画されました。
その他の一工夫ポイントとしては、ゲストのお子様が退屈したり、妊婦の参列者が疲れすぎたりしないよう、プログラム時間は2時間と短くしました。
結果的に、おふたりのこだわりがゲストの希望ともマッチし、お互いにとって良いお式になったということでした。
挙式は親族のみ。披露宴の代わりに気の置けない近しいゲストだけの結婚披露パーティー
2組目の先輩カップルのエピソードです。
新郎の転勤が決まり、ご結婚を決意されたおふたりは一緒に福岡県に転居されました。
結婚式は新郎新婦のご友人が多い地元で行いました。
挙式はご親族のみで15名ほどをご招待し、結婚披露パーティーはご友人や職場の中でも近しい方のみを招いたことで、ゲスト同士も気兼ねなく楽しめたとのことです。
この先輩カップルのように、「結婚式が久しぶりの友達同士が集まる同窓会のような場になればいいな」と考える新郎新婦も多くいらっしゃいます。
披露宴の後に2次会ではなく結婚披露パーティーを行うケースも増えています。
良くあるゲスト招待の失敗例を紹介します。
一般的な2次会のパーティーはあらかじめ参加不参加を招待状で確認するものの、当日参加する人数が見込み数と異なってしまったために、持ち出し金が増えてしまった・・・・・・という話も耳にします。
でも、安心して下さい。そんな心配を解消する方法があります。
それはあらかじめ、招待制のビュッフェ式のパーティーにすることです。
これによってゲストの人数も見込めますし、おふたりの心理的な負担も減らせます。
「ゲスト全員が互いに話せる20人限定の一軒家ゲストハウスパーティー」
3組目の先輩カップルのエピソードです。
人と人とのつながりを何よりも大切にしたい。
そして、好きなものを大切な人たちに共有したい。
そんな風に考えたおふたりがゲストハウスでの結婚式にご招待したのはご両親・ご兄弟・ご友人含めて20名でした。
ゲスト同士も仲良くなってくれたら嬉しい、新しいご縁につながれば、と考え選ばれた演出は『一人ひとりのゲストを丁寧に紹介する』ことでした。
そのほか、新婦の思い出の曲をヴァイオリン奏者に生演奏してもらっていました。
ゲストは20名に厳選されたため、お一人おひとりと記念撮影できました。
また、会場が少人数向けの一軒家で、「自分たちだけの空間」を感じられるよう配慮された場所でしたので、周囲の目を気にすることなくユニークなポーズをとったりと、バラエティに富んだウェディングフォトが撮れたそうです。
「こだわりポイントは手を抜かない!大人ウエディング」
4組目の先輩カップルは、衣装にこだわった結婚式をされました。
30代後半で結婚されたお二人は、結婚式をするかしないか迷われていたそうですが、この機会を逃したら一生ドレスが着れないかもしれないよという友人の言葉を受け、結婚式をすることに決められたそうです。
ゲスト人数は、ご家族と親しい友人を含めた30人程度の少人数結婚式にされました。少人数だからこそ、一人ひとりへ上質なおもてなしを提供すること、そしてなにより自分達が納得する結婚式にしようと決めて準備をスタートしました。
二人がこだわったポイントの一つ目は、お料理です。たくさんの結婚式に参列してきた二人だからこそ、ゲストの舌も肥えているはずと思い、お料理には絶対手を抜きたくないと決めて会場を探しました。
決定したのは、シェフのスペシャリテのお肉料理が評判のレストラン。
ここだけでしか食べられない味を提供したいと考え、ご決定されました。
二つ目のこだわりポイントは、衣装です。
ウェディングドレスとタキシード姿で、お色直しはしないけど、挙式と披露宴の雰囲気を変えたかったお二人は、ドレスはオーダーメイドという選択をされました。
披露宴中は、ゲストテーブルを回って会話をすることを大切にしたかったので、ドレスはボリュームレスなスレンダーラインにされました。
挙式とのイメージチェンジをするために、長袖ビスチェもオーダーされました。
ゲストとの距離が近いレストランウェディングでしたが、ビスチェがあったから体型カバーにもなって恥ずかしさも感じることなく、あっという間の楽しい時間になったと言うご新婦様。
お二人がこだわったお料理と衣装は、ゲストも気づいてくれて、美味しかった、プライベートでもこのレストランに通いたい、ドレス姿が似合っていて本当に綺麗だったとたくさんの方から嬉しいお言葉をいただけたそうです。
大人婚のウェディングドレス選びについては、こちらの記事を参考にしてみてください。
「必要なものだけを取り入れたシンプルを極めた結婚式」
5組目の先輩カップルのエピソードです。お二人は、新郎新婦のウェディングケーキの食べさせ合うファーストバイト、ブーケトス、新郎から新婦へのサプライズ演出など、結婚式に参列したら毎回のように行われる定番演出に抵抗がありました。
本当にこの演出は入れなければいけないの?演出にかけるお金を、もっと他のところに使いたいんだけど…そう思っていました。
そんな思いからシンプルな結婚式について調べている時に、Wedding tableを知り、相談に行ってみるといらない演出は省いて本当に必要なものを取り入れたものが大人ウェディングに人気ということを知ったそうです。
それからは、今まで参列してきた結婚式が全てではなく、自分達が本当に必要なものだけを取り入れたシンプルな結婚式をテーマにするようにされたそうです。
もともと結婚式は、家と家をつなぐものとして自宅で行われていました。
そんな原点に戻り、家族のみの15名程度の結婚式をすることに決め、挙式スタイルは祝言式にされました。
結婚式の場所は、どの年代も親しみがあってくつろぐことができるようにと、履物を脱いで過ごしていただける個室の和室がある会場にされました。
お料理も馴染みのある日本料理にされ、お二人の祖父母もこれならいつものように箸で食べられると喜んでいらっしゃったそうです。
派手な演出は一切取り入れなかった代わりに、二人が取り入れたのはそれぞれの家族紹介です。
新郎新婦が紹介する家族の隣に行き、簡単な紹介をして家族にコメントをもらうシンプルな演出です。
シンプルですが、お互いの家族のことをよく知れて、二人の幼い頃のエピソードも聞けて、本当に良い人と巡り合えて良かったと心から思ったとゲストから言っていただけたようです。
「歴史ある会場で、本物を追求した結婚式に」
6組目の先輩カップルは20代のうちにたくさんの結婚式に参列したお二人です。
シャンデリアが輝く煌びやかなチャペル、天井が高く階段から入場する披露宴会場などは、恥ずかしいねと話されていました。そこで決定されたのが、何年経っても色あせない流行り廃りのない歴史的建造物での結婚式です。
重要文化財として指定されている建物で、クラシカルな雰囲気漂う大人の結婚式をされました。歴史が織りなす他にはない落ち着いた空間で、アットホームな結婚式が叶えらえたと大満足されていました。
重要文化財での結婚式は、館内そして庭園なども常に手入れが行き届いていますので、いつでも最高な状態を見る事ができますね。その当時から受け継がれている繊細な造りは、何の装飾も要らないくらいの美しさを感じられます。
歴史ある会場以外にも、ミシュランの星を獲得したレストラン、ホテルの味で本物を追求した結婚式は大人の結婚式にふさわしいと言えるでしょう。
Wedding tableより一言
結婚式は派手な演出をするイメージをもたれる方が多くいらっしゃいます。
大人数のゲストをお招きする際は、プロジェクションマッピング、シャンパンタワーやキャンドルサービスなど遠くから見てもわかりやすい、エンターテイメント性の強い演出が多くなりがちです。
しかし、それだけが結婚式のありかたではありません。
30代、40代と年齢を積み重ねてきたからこそ、「人との関わり合い方」も変わり、より深い関係の人にお祝いしてもらえたら、きっとずっと心に残る思い出になるはずです。
なんとなくしっくりこない、「自分達らしくない演出」を省き、かけたいところにお金をかける「自分達らしい感謝の伝え方」をしたいおふたりに、私たちは寄り添い、一緒に考えさせていただきます。
ご予算に沿って、おふたりらしさを叶えられるプランをご提案いたしますので、ぜひ、Wedding tableへご相談ください。
この記事を書いた人
- 加藤
- 婚礼衣装スタイリストとして、約1000組の新郎新婦を担当。ドレスの仕入れ担当経験から、トレンドを押さえ、お客様の要望に合わせた幅広いご提案、アドバイスが得意。スタイリストの経験で培った接客力を活かし、お客様に合った結婚式スタイル、結婚式場のご提案を心がけています。保有資格:マタニティの医療サポート認定資格「マタニティコンシェルジュ」