家族での結婚式は引き出物を用意する?ご祝儀制か会費制で変わる⁉おすすめの引出物からポイントなどをご紹介!
豆知識・費用・相場 | 公開: / 更新:
長い一生のなかで「結婚式」は新たな人生の門出となる大切な儀式です。
どのような形で行うのかは、新郎新婦や両家の考え方によっても異なります。
そのため、予算とも相談しながら無理のない形を選びたいですよね。
友人や知人、職場関係者はご招待せずに、家族や親戚だけで行う「家族での結婚式」も選択肢のひとつです。
その場合は、引き出物をどうするのかが大きな課題になるかもしれません。
ここでは、家族での結婚式で引き出物を用意するときのポイントやおすすめ、メリットについてお話していきます。
家族での結婚式では両親にも引き出物を用意するの?
家族での結婚式の大きな特徴は、少人数で行う点にあります。
そのため、出席者1人ひとりと接する時間を長く取ることが可能です。
また、双方の家族や親戚と交流できることは、新たな船出をする新郎新婦にとっても大きなメリットですよね。
このようにアットホームな雰囲気での結婚式だけに、両親にも引き出物を用意するかどうかを考える必要性がでてきます。
それを決めるときは、家族での結婚式の中心者が誰になるかが鍵になるでしょう。
まずは、両家の親が中心になって結婚式の準備をするケースです。
結婚式の段取りをはじめ、結婚式に必要な費用の援助、さらには、招待状の発送なども両家の親名義ということも考えられます。
こういった結婚式は「家」が行うという形になり、新郎新婦だけでなく両家の親も「招待する側」にまわります。
このような背景がある場合、新郎新婦から両親への引き出物を用意しないことが多いようです。
一方、新郎新婦が中心となって結婚式の準備をするケースでは、両親への引き出物を用意することが一般的です。招待状の用意も含め、結婚式に必要な一連の準備を自分たちが行う場合は、双方の両親も「招待客」になります。
結婚式の費用援助ではなく「ご祝儀」としてもらった場合も、招待客として捉えましょう。
なお、両親への引き出物を用意する・しないに関わらず、新郎新婦からのプレゼントを渡す方法があります。
結婚式のなかでサプライズ演出するとよいかもしれませんね。
ご祝儀制か会費制で変わる!?
引出物を用意するかしないかは結婚式に招待する顔ぶれや人数で判断することもありますが、ご祝儀制か会費制かで引出物の有無を決めることも多いです。
通常、ご祝儀制の結婚式の場合、一般的に引出物は必要とされています。
家族で行う結婚式でもご祝儀制の場合であれば、引出物を用意するケースがほとんどです。
ただし、会費制の結婚式では基本的に引出物の用意は必要ありません。
お二人からの感謝の気持ちとしてプチギフトを手土産として用意するのもおすすめです。
親族の中には会費制とは別に「お祝いだから」とご祝儀を包んでくれる方もいるかもしれません。
その場合には、後日「内祝い」を贈るようにしましょう。
家族での結婚式、引き出物の予算相場は?
家族での結婚式は、少人数で結婚式をしたい人におすすめの結婚式のひとつです。
出席者が限られるため、結婚式費用を抑えることにもつながります。
その分を新生活にまわせることもうれしいですよね。
ただし、家族での結婚式とはいえ、ご祝儀をいただく場合は引き出物を用意することが一般的ですので、くれぐれも注意しましょう。
出席者への引き出物を用意するときは、どれくらいお金を掛けるのかも気になるところです。
一般的な相場は、出席者へのお返しは「ご祝儀の半額程度」が目安になるといわれています。
その金額のなかには「引き菓子」や「宴席の料理」も含む形です。
ただし、引き出物の目安相場は、両親と親戚との付き合いによっても異なります。
また、地域によっても考え方があるため、新郎新婦だけで決めないで両親と相談しましょう。
なお、引き出物は新郎側と新婦側で分けるケースも少なくないようです。
「半分返し」にこだわり過ぎるのもよくありません。
なかには、ご祝儀を奮発する人もいるでしょう。
もし、いただいた金額の半額程度を意識すると、当然、引き出物の金額も高くなりますよね。
しかし、高すぎても相手に気を遣わせることになります。
十分なお返しができないと気が引けますが、相手の好意に素直に甘える勇気も大事です。
そのうえで、今後の付き合いに活かしていくとよいでしょう。
未婚の兄弟姉妹からのご祝儀を遠慮するといった配慮も必要です。
未婚者のなかには学生もいるため、ご祝儀の用意が経済的負担になることも少なくありません。
引き出物を出席者の人数分だけ準備することになり、お互いにお金の無駄遣いをしてしまいます。
家族での結婚式はなるべくお金を掛けないで行いたいもの。
そのためには抑えるべき出費は抑えましょう。
引き出物の後日発送も選択肢のひとつです。
そうすることで出席者の荷物になるのを防ぐことが可能です。
さらに、いただいたご祝儀の金額が把握できるため、引き出物を用意する目安にもなりますよね。
なお、引き出物を当日に渡さない場合は、結婚式の司会者から伝えてもらうことで出席者にも了承してもらえるでしょう。
相場より割安になるおすすめの引き出物はある?
結婚式場と契約するときは、料金体系やサービス内容の詳細を確認することが大切です。
引き出物の持ち込み可否もそのひとつ。
持ち込み可能でも料金が発生する場合もあるため、こちらも確認しておきたいところです。
引き出物を持ち込むメリットは、品物の選択肢が広がることです。
自分たちで引き出物を探せるため、結婚式場のカタログから選ぶよりも相場に比べて割安になる場合もでてきます。
そのため、引き出物持ち込み可能・別途料金なしの結婚式場では、持ち込みを考えるのもよいでしょう。
実際、家族での結婚式など少人数での挙式に対応する結婚式場では、「引き出物の無料持ち込み」のところもあります。
持ち込みができても有料の場合は、宅配引き出物を利用する方法も検討しましょう。
こちらを選ぶ最大のメリットは、引き出物が出席者の自宅に届くことです。
出席者の荷物にならないため、遠方から結婚式に駆けつける人には重宝されます。
出席者それぞれに合わせた引き出物を用意できることがうれしいですよね。
また、引き出物の持ち込みを選ぶ場合と同様、結婚式場での購入よりも割安にすることも可能です。
さらに、宅配引き出物なら結婚式場に持ち込まなくてもよいため、結婚式当日に用意する荷物の軽減にも役立ちます。
なお、宅配引き出物を利用するときは、複数の業者から情報収集を行いましょう。
家族で挙式のみの結婚式の場合は引き出物を用意しない?
結婚式には、式と披露宴がセットというイメージが少なくありません。
しかし、挙式のみで宴席を用意しない方法を取り入れてもよいでしょう。
家族での結婚式の場合も例外ではありません。
また、挙式のみの家族での結婚式には、費用をさらに抑えられるメリットも期待されます。
挙式のみの場合は、ご祝儀を用意しない出席者もいるため、当日は引き出物の用意は控えましょう。
その代わり、ご祝儀をいただいた人には、後日「内祝い」を贈ることがポイントです。
もし、挙式当日に引き出物を渡すと、ご祝儀を準備しなかった人が気まずい思いをします。
それどころか、結婚祝いを求めているような印象を与えてしまうかもしれません。
ただし、宴席を設けないとはいえ、出席者に手ぶらで帰ってもらうことに気が引ける人もいるでしょう。
結婚式のために都合を付けて駆けつけてもらった出席者には、なんらかの形でお礼をしたほうがよいからです。
そのように考える人は、プチギフトやお菓子などを用意して、出席者に感謝の気持ちを伝える方法があります。
家族での結婚式ならではの引き出物を選ぶときのメリット!
家族での結婚式は、友人・知人などを含めた結婚式よりも出席者が少ないため、双方の家族や親戚と触れあえる時間が長くなります。
また、家族での結婚式のメリットは引き出物選びにも及びます。
結婚式の引き出物は、出席者に同じものを渡す形が多いようです。
もちろん、新郎側と新婦側が別々に用意する方法もあります。
しかし、出席者個々への配慮は難しいかもしれませんね。
一方、家族での結婚式は出席者が身内ばかりのため、1人ひとりに合わせた引き出物選びができます。
また、家族間で引き出物の話をしやすいこともメリットのひとつといえるでしょう。
もし、引き出物が個々によって異なるため気を遣う場合は、宅配引き出物として後日送る方法もあります。
家族での結婚式の引き出物は選びやすい!話し合いもできる
家族での結婚式を挙げるとき、引き出物をどうするかが大きな課題になります。
引き出物は結婚式の出席者に渡す大切なものだけに、失礼にならないように心掛けたいものです。
家族での結婚式の引き出物に対する基本的な考え方は、一般的な結婚式と大差ないといえます。
そのうえで、出席者個々に合わせた品物選びができることは、家族での結婚式ならではのメリットになります。
出席者は新郎新婦や両親にとっても身近な存在であるため、出席者個々が欲しいものや好みが把握しやすくなります。
それだけに、出席者に喜んでもらえる引き出物選びをしていきましょう。
家族での結婚式で喜ばれる人気の引出物は?
結婚式に参列されたゲストが実際に喜んだ人気の引出物とはなんでしょう。
新郎新婦の費用や、引出物の相場などお金の面で悩む方もいらっしゃいますが、ゲスト側の意見も気になるところ。ここでは人気の引出物をご紹介します。
まずは、自分で選べる「カタログギフト」です。
結婚式後にほとんどのゲストが持ち帰る引出物は重く荷物になります。
当日雨が降っていたり、二次会があったりするケースだと大変と感じてしまうゲストも少なくないでしょう。
そこで、カタログギフトですと雑誌1冊分をお持ち帰りになるだけで、自分の好きな品を選ぶことができるのです。
少人数ウェディング、家族での結婚式だからこそ、一人ひとりに合った引出物を選ぶことのできますが、新郎新婦の負担が大きくなりがちです。
カタログギフトであれば、そのときに欲しいものを選べ、なかなか普段自分では購入されないものも手に入るチャンスですね。
他には、ブランドの洋食器や、高級タオルなど。日常的に使用できるものは喜ばれるケースが多いです。
洋食器に関しては、二人の結婚式の記念のものとして愛着がわく、来客用としてあると便利などの理由が挙げられます。
また高級タオルは、一番普段使いができること、いくつあっても邪魔にはならず、消耗品であるため、重宝されるようです。
引出物はゲストにとって楽しみのひとつになっています。
気持ちが込められていることが大切ですが、ゲストの顔ぶれや年齢なども考えた上で決定しましょう。
引出物の重さが気にされる方は、引出物の後日郵送などのサービスを利用されることをおすすめします。
この記事を書いた人
- 木幡
- Wedding table掲載のすべての結婚式場を現場でチェックしているトップコンシェルジュ。少人数・マタニティなどジャンルを問わず、自分たちらしい結婚式を挙げられるウェディングスタイルを提案。100以上の記事を執筆、監修。保有資格:「The Professional Wedding認定おめでた婚サポートプランナー」、マタニティの医療サポート認定資格「マタニティコンシェルジュ」