妊婦を結婚式にお招きする場合の食事や配慮するべき点 まとめ
豆知識・費用・相場 | 公開: / 更新:
結婚式(披露宴)にぜひ呼びたいゲストの中には、妊婦さんがいる場合もあります。
妊婦さんに気持ちよく出席してもらうためには、どのようなことを配慮すればいいのでしょうか。
また、食事の面でも気をつけることはあるのでしょうか。
今回は妊婦さんを招待したときの注意点をまとめてみましたので、これから結婚式や披露宴を考えていくときの参考にしてみてください。
妊婦を結婚式に招待したら①挙式前の注意
妊婦さんを結婚式(披露宴)に招待する場合は、挙式前の段階から配慮が必要です。
まずは、妊婦さんが家からどのような交通手段を使って式場まで到着するのかをしっかりと事前リサーチしておきましょう。
そのうえで、妊婦さんに式場まで長距離を歩かせてしまうようなことがないように、駅からのアクセスが良い式場を選ぶか送迎サービスがある式場選びをおすすめします。
すでに式場が決まってしまっている場合で最寄り駅から遠く、その式場に送迎サービスが無いようであれば、お車代もしくはタクシーチケットを渡すなどを考えていきましょう。
また、妊婦中は悪阻(つわり)で気分が悪くなったり、胎児から膀胱を圧迫されたりするため、トイレに行く頻度が高くなります。
妊婦さんに安心して式に出席してもらうためにも、挙式前にトイレの場所を伝えておくことをおすすめします。
その方法としては、妊婦さんが到着したら、すぐにトイレの場所を確認できるようにスタッフに案内してもらうか、会場の案内図を渡して分かるようにしておくといいでしょう。
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妊婦を結婚式に招待したら②食事などの注意
妊婦さんを式に招待する場合は、食事の面からも注意する必要があります。
式場側で対応できるのであれば、妊婦さんのための料理を特別に用意してもらうといいかもしれません。
その場合は、できれば生ものを避けるようにし、薄味で味付けした料理を出してもらえるように手配しておきましょう。
また、アルコールやカフェイン入りの飲み物は妊婦さんにとってNGですので、その代わりとなる飲み物を用意しましょう。
カフェイン入りの飲み物といえば、すぐにコーヒーが連想されますが、コーヒー以外にもカフェインの多い飲み物はたくさんあります。
緑茶、紅茶、ウーロン茶、ココアなども妊婦さんが気を付けなければならないカフェイン飲料です。
これらを避けるようにして、麦茶やルイボスティー、炭酸水、ジュースなどのノンカフェイン飲料をお願いしてみましょう。
また、妊婦さんはシャンパンでの乾杯はできませんが、その代わりにシャンパンと同じような泡立ちのあるノンアルコールの飲み物(炭酸水など)ならば、他の人と一緒に乾杯することができます。
結婚式の料理について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
会場に関する注意点としては、妊婦さんが休憩したいときや気分が悪くなったときに備えて、軽く横になることができるような休憩場所を用意してあげると安心です。
事前準備段階で、そのような小部屋が用意できるかどうかを式場に問い合わせておきましょう。
また、会場内で気を付けなければならないことは、段差の少ないバリアフリーになっているかどうかです。
万が一でも妊婦さんが転ぶことがないように、段差が多い場所を結婚式や披露宴の会場に選ばないようにするなどの配慮も大切です。
さらに披露宴会場がトイレ(化粧室)に距離的に近いかどうか、妊婦さんが途中退席をしても目立たない席にあるかどうかもチェックしておきましょう。
会場内はできれば全席禁煙がおすすめです。全席禁煙にして、喫煙ルームを別に用意するといいでしょう。また、披露宴だけではなく二次会も会場内の禁煙ができるかどうかを忘れずに調べておきましょう。
妊婦を結婚式に招待したら③その他の配慮
お腹がそれほど大きくない妊婦さんの場合、周囲の人に妊婦さんだとは気づかれないこともあります。
少なくとも式場のプランナーには妊婦さんがいることを伝えておくと、式場のスタッフからも妊婦さんに対していろいろと配慮をしてもらうことができます。
妊婦さんが結婚式や披露宴に出席した場合、あったら嬉しい物として挙げられるものに「ブランケット」と「クッション」があります。
冷暖房完備の式場であっても、足元が冷えることはよくあります。
妊婦さんにとって冷えは厳禁ですので、防寒になるようなブランケットが一枚あればきっと喜ばれるでしょう。
また、妊娠後期になると、椅子に姿勢よく座ることが辛いということもあります。
そこで、クッションがあるとかなり楽に座ることができるようになるため、用意することをおすすめします。
屋外での演出やイベントなどをいろいろと考えている場合、立っている時間が長くなりそうであれば妊婦さんのために椅子を用意してあげましょう。
立っていることが時間と共に辛くなってくる妊婦さんもいるので、近くに椅子があれば安心です。
妊婦さんにはなるべく無理をさせないようにし、写真撮影のときだけ参加してもらえばいいようにしておきましょう。
食事メニューにデザートブッフェが含まれている場合、妊婦さんがデザートを持って歩き回るのは危険です。
あらかじめデザートの盛り合わせを妊婦さんにサーブしてもらえるようにスタッフに頼んでおくようにしましょう。
披露宴に妊婦さんを招待する場合は、引き出物はカタログギフトと引菓子のような小さめで軽いものがおすすめです。
ですが、地方によっては重くてかさばるものを良しとする風習がまだ残っている所もあります。
そのような場合は、妊婦さんが重い引き出物を持ち帰ることがないように、妊婦さんの引き出物は後日発送できるように手配しておくといいでしょう。
妊婦を結婚式に招待したら④当日キャンセルも想定しておく
妊娠中は、とにかく体調が変化しやすい時期です。
そのため、結婚式当日でも突然体調が悪くなる可能性もあることを認識しておきましょう。
妊娠初期の場合、悪阻(つわり)で急に気分が悪くなることが多く、好き嫌いが増えて食べたいのに食べられないことも多い時期です。
そのため、悪阻の症状が重い場合は、思うように外出できなくなるときもあります。
妊娠中期になれば体調が比較的安定してきますが、中にはずっと悪阻が続く人もいます。
妊娠後期になるとお腹がだいぶ大きくなるため、お腹が張ってきて苦しくなったり、体が動きにくくなったりします。
また、じっと座っているだけでも辛いと感じる人もいれば、いつもと変わらないという人もいます。
このように妊婦さんによって体調の感じ方はそれぞれです。
また、急に体調が変化することもありますので、いきなり出席できなくなる場合もあり得るのだということを想定しておきましょう。
妊婦さんから出席できないと報告を受けたときは落ち込んだりせずに、妊婦さんやパートナーに優しく声をかけてあげるのがおすすめです。
妊婦ゲストを結婚式にお招きした場合のまとめ
妊娠中は体調の変化があるため、昨日まで調子が良くても当日急に体調が悪くなることもあります。
そのような場合に備えて、結婚式や披露宴では妊婦さんに無理なく過ごしてもらえるように「横になることができるような小部屋」や「ブランケット」、「クッション」を用意することをおすすめします。
また、「全席禁煙」や「食事や飲み物の配慮」なども妊婦さんにとっては大切です。
このような細かな準備は、プランナーにゲストに妊婦さんがいることを伝えればスタッフにも伝わり、きっちりと手配してくれるはずです。
そのうえで、式場側が用意してくれるものとこちら側で用意するものをしっかりと把握し、漏れがないように準備を進めていきましょう。
この記事を書いた人
- Wedding table事務局
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