レストランでウェディング!ご祝儀の相場はいくらになる?会費制との違いは?
豆知識・費用・相場 | 公開: / 更新:
結婚式を挙げる場所といえば、すぐに思い浮かぶのはホテルや結婚式場などかもしれません。
しかし、レストランで結婚式を挙げることを決めるカップルもたくさんいます。
レストランウェディングならではのアットホームでカジュアルな雰囲気や、おいしい料理などはどれも魅力的です。
この記事では、レストランでウェディングを挙げる場合にはご祝儀はどれくらいかかるのかを説明し、ご祝儀や会費でのマナーや注意したいことについても取り上げます。
1 レストランウェディングとは?
レストランウェディングとは、文字通りレストランで行う結婚式のことです。
通常、レストランを貸し切りにしてウェディングが行われ、お店によっては1日1組限定などの決まりがあります。
結婚式場やホテルほど会場が広くないことが多いので、アットホームな雰囲気になるのが魅力です。
新郎新婦とゲストとの距離が近く、自然に会話が弾むことでしょう。
ゲスト同士の距離も近いので、ゲストそれぞれが親睦も深めやすいでしょう。
普段からお客様に料理を提供しているレストランだからこそ、おいしい料理も期待できます。
こだわりの料理を婚礼料理としてゲストに楽しんでもらえるのは、レストランウェディングの大きなメリットです。
レストランで提供される料理はイタリアンやフレンチ、和食など店によってさまざまなので、ゲストにどんな料理でおもてなしをしたいかによってお店を選べます。
レストランウェディングは、結婚式のスタイルとしては比較的自由度が高いのが特徴です。
貸し切りなら別のお客さんの目が気になることはなく、お店が許可する範囲で自由に演出ができます。
多くの場合、ウェルカムボードやテーブルに置く席札、新郎新婦のプロフィールなどのアイテムの持ち込みも可能です。
たくさんのカラフルな布や紙をひもでつないだガーランドなど、装飾アイテムの持ち込みを許可しているお店もあります。
どのように進行するか、どんなアイテムを持ち込むかなど考えなければならないことはたくさんありますが、その分やりがいのあるウェディングとなることでしょう。
そして、レストランウェディングとは、普段はレストランとして営業されているので、カジュアルな印象になりがちですが、今のレストランは結婚式を挙げられる場所として初めから考えて内装が作り込まれていたり、結婚式を行える挙式スペースや設備が整っているレストランも多くあります。
ホテルやゲストハウスと違い、レストランはミシュランの星を獲得している場所であったり、おもてなしやサービスに力を入れているレストランも多く、非常にクオリティの高いお料理が最大の魅力ではないでしょうか。
よりパーティーを楽しんでもらいたい、と思う新郎新婦に選ばれることが多いのが、レストランウェディングです。
2 レストランのウェディングにかかるご祝儀の相場
カジュアルでアットホームな雰囲気のレストランウェディングは、ご祝儀は少し安くても良いのではないかと思えるかもしれません。
そのため、レストランウェディングの場合でも、ご祝儀の相場は一般的な結婚式と同じと考えましょう。
確かに、レストランでの結婚式はホテルで行う場合と比べて場所代(会場費など)は安く済むことが多いです。
しかし、料理にこだわると当然費用は高くつきます。
一般的な結婚式と同じように引き出物も用意されるので、ご祝儀も同じように考えるべきです。
レストランのグレードに合わせてご祝儀の金額を変えるのではなく、お祝いの気持ちを込めて一般的な結婚式と同じだけの金額を用意しましょう。
一般的なご祝儀の目安は3万円ですが、新郎新婦との関係や年齢差などによって相場は変わります。
友人なら3~5万円程度、親族ならそれより多く3~10万円程度が目安です。会社の関係者として出席する場合は、立場や関係性によって変わってきます。
会社の上司の立場なら金額は高めで、3~10万円程度見ておきましょう。
同僚や部下であれば、3万円程度で問題ありません。
取引先関係者なら、3~5万円程度が相場です。
ご祝儀をいくら包むかに困ったときは、ご祝儀以外にプレゼントを用意するという手もあります。
結婚式の当日にプレゼントを持参するのではなく、新郎新婦宅に直接宅配で送れば、新郎新婦側の負担を減らせます。
これまでに自分の結婚式に招待してご祝儀をもらったことがあるなら、その金額を目安にするのもよいでしょう。
3 会費制にする場合はいくらなの?
レストランウェディングを会費制で行うというケースもあります。
会費制で定番の金額は、1人当たり10,000円~15,000円程度です。
会費制には多くの場合、金銭的な負担をかけることなくパーティーを楽しんでもらいたいという新郎新婦側の意図があります。
そのため、2万円以上の高額な会費になるケースはほとんどありません。
ですが、お食事はコースでなく、ブッフェスタイルであったり、1万円以内の会費制の結婚式であれば、立食のケースもあるでしょう。
15,000円~20,000円程度の会費になると、着席のコース料理や引菓子(プチギフト)も用意されていることがあります。
そして、会費の金額は食事のグレードが上がるにつれて高くなりますが、ご祝儀相場よりも低めに設定されるケースが多いでしょう。
リーズナブルにレストランウェディングを行いたい場合は、1.5次会よりも2次会にしたほうが費用を抑えることができます。
4 ご祝儀制・会費制の結婚式で注意すべきこと
レストランウェディングを行う場合には、まずご祝儀制と会費制のどちらにするかを決めましょう。
どちらを選ぶにしても、ゲストには事前にしっかりと知らせておかなければなりません。
ご祝儀袋を準備したり紙幣を新札に変えたりなど、出席するゲストにも準備が必要だからです。
会費制にする場合には、招待状にその旨をきちんと記載しておきましょう。
ご祝儀制と会費制のどちらにするか迷ったときは、結婚式のスタイルや提供する婚礼料理とのバランスを考えて選びます。
料理がそれほど豪華ではないのにご祝儀制にすると、ゲストは金銭的負担が大きいと感じてしまうかもしれません。
カジュアルでリーズナブルな式にこだわって、料理のグレードもそれほど追求しないのであれば、会費制のほうが合っています。
一方、レストランウェディングでもホテルより費用がかかるケースもあります。
豪華な料理を提供したり、立派な引き出物を用意したりするのであれば、ご祝儀制のほうがバランスが取れるでしょう。
そして会費制にされる場合は、必ず両親にも確認をしましょう。
会費制のウェディングはご祝儀制よりはるかにカジュアルになるため、親族・友人・会社関係の方を呼ばれる場合は、さまざまな配慮も必要です。
やはり目上の方にも出席してもらうのであれば、失礼にならないよう、会費制であってもお食事はコース料理での提供、着席スタイルなどのおもてなしを忘れずにご招待したいですね。
5 会費制の結婚式の受付での受け渡しのマナーは?
会費制の結婚式の場合、会費は直接お財布からのお支払いでかまいません。
マナーとしては、ご祝儀袋には絶対に包まずに渡す事です。
ご祝儀袋に入れてしまうと、その場でいくらなのか確認する作業に時間がかかり、受付が混雑して他のゲストに迷惑をかけてしまう恐れがあります。
おつりが出ないようにぴったりの金額を持っていきましょう。
お札はピン札でなくても、出来るだけきれいなお札を用意するようにします。
会費制であげる結婚式には、新郎新婦はゲストへの負担を軽減したいという想いを汲まれたスタイルになりますので、基本的には、会費以外のお祝い金(ご祝儀)は必要ありません。
ですが、さまざまな理由で出席者自らご祝儀を渡したい場合もあるでしょう。
会費制でもご祝儀を包むケースとしては、親族や親戚の方、仕事の上司、特に親しい友人や、自分の結婚式でご祝儀を包んでもらった方、そして、やむを得ない理由で欠席される方々になります。
ポイントとしては、受け取る新郎新婦が恐縮しないように、高すぎる金額は避けること、当日の受付での混乱を避けるため、結婚式当日に渡すのではなく結婚式前後の吉日には届くように手配します。
プレゼントも手荷物になってしまうので、郵送の手配をすると良いでしょう。
6 式場選びで悩んだときのおすすめ
<画像出典:レストラン・パッション>
レストランウェディングの会場を決めたなら、会場や料理のスタイルに応じてご祝儀制か会費制かを選び、式の準備を進めていきます。
式場選びに迷ったときには、少人数ウェディングのサポートを行うウェディングテーブルを利用してみましょう。
ウェディングテーブルでは少人数の結婚式に携わった専門のコンシェルジュが、2人にぴったりな会場をご提案します。
少人数の結婚式といっても、さまざまなスタイルが可能です。
「自分たちらしい結婚式」にこだわってサポートいたしますので、どんな式を挙げたいのか、理想の挙式スタイルをお伝えください。
経験豊富なコンシェルジュがカウンセリングを担当し、2人のご要望に合った素敵な会場を紹介いたします。
この記事を書いた人
- 宮澤
- 婚礼衣装スタイリストとして、約1000組の新郎新婦をお手伝い。お客様の「やりたい」を実現するため、親身に、幅広い可能性を検討する接客が好評。新郎新婦たちが知りたい情報を提供できるよう日々奮闘中。これから迎える結婚式が楽しくなるような記事を多く執筆。保有資格:マタニティの医療サポート認定資格「マタニティコンシェルジュ」