料理を使った演出をしよう!食をテーマにした結婚式の演出とは?
はじめての方へ | 公開: / 更新:

結婚式の演出ってどのようなことをするの?
結婚式では、挙式や披露宴、プレパーティーなど、様々なシーンに演出を取り入れることができます。
定番のブーケトスやフラワーシャワー、キャンドルセレモニーに加え、最近ではプロジェクションマッピングやレターソングといった新しいスタイルも人気です。
その中でも、多くのゲストが楽しみにしているのが「料理」。
特に少人数結婚式では、一人ひとりのゲストにしっかりと心を込めたおもてなしを届けられるため、料理の演出が一層大切になります。
ここでは、料理を使った「驚き」と「感謝」が伝わる演出アイデアをご紹介します。
料理の演出1:オリジナルメニューで二人らしい結婚式に
一般的に婚礼料理は、決められたコースを価格帯や品数などで選びます。
ですが最近では、ふたりの思い出の料理や、出身地の食材を取り入れた完全オリジナルメニューを用意できる式場も増えています。
決められた婚礼メニューではなく、シェフと相談しながらふたりのオリジナルメニューを取り入れる演出はいかがでしょうか。
ただし、会場によっては料理に使う食材の持ち込みが禁止されていたり、オリジナルでメニュー変更できないところもありますので事前に確認が必要です。
料理のメニューは前菜、メイン料理、スープを数種類の中から選んでふたりの婚礼メニューに仕上げる方法が主流ですが、ここにオリジナルメニューを追加するだけで特別感が倍増します。
オリジナルメニュー演出
1.新郎の故郷のブランド牛 × 新婦の地元野菜を融合した「出会いの一皿」
2.お母さんやおばあちゃんの家庭料理をシェフが再現して“家族の味”として提供
3.初デートで食べた思い出の料理をアレンジして再現
4.プロポーズの時に食べたメニューをコースの一部に組み込む
5.ゲスト参加型で決めた一品(招待状で好きな食材をアンケート→当日料理に)
ゲストを想って準備した一皿一皿からふたりの人生を感じられ、「こんな物語があるんだ」と会話も弾みます。
また、少人数結婚式だからこそ、こうした一品を丁寧に作り込み、全員にじっくり味わってもらえるのです。
さらに、オリジナルのメニュー名をつけて提供すると「こんなエピソードがあったんだ!」とゲストも笑顔に。料理を通じて、ふたりのストーリーを共有できるのは大きな魅力です。
※ただし、メイン料理を変更する場合は品質に注意。ご祝儀や会費に見合ったクオリティを保ちながら工夫することが大切です。
料理の演出2:こだわりを詰め込んだウェディングケーキ
ウェディングケーキは結婚式の象徴です。
結婚式でしか見ることができないウェディングケーキで、ケーキ入刀やファーストバイト、サンクスバイトなど、ゲスト全員が注目する瞬間です。
少人数結婚式でおすすめなのは、ゲスト参加型のケーキ演出。
ウェディングケーキ演出
1.両親と一緒にケーキ入刀し、親子で思い出のカットシーンに
2.ゲスト全員でフルーツを飾り付けて完成させる“参加型ケーキ”
3.きょうだいと一緒にファミリーカットをして笑顔いっぱいに
4.子どもゲストにトッピング係をお願いして、和やかな雰囲気に
5.ゲストにサプライズでケーキを届ける(感謝の一皿としてサーブ)
“参加型ケーキ”は、少人数結婚式だからこそ実現できる温かい演出です。
「家族みんなで作ったケーキを囲む」その時間は、結婚式以上に“家族の記念日”として心に刻まれます。ゲストも「自分たちも結婚式の一部になれた」と感じて、より感動が深まります。
料理と同じく、ウェディングケーキもオーダーで作ることができる結婚式場が多くあります。
ウェディングケーキにふたりの似顔絵や結婚式の日付を描いたり、二段、三段と重ねて大きくインパクトのあるケーキにしたり、あえてシンプルなケーキにして果物を使ったソースやキャラメルソースをかけるドリップケーキにしたりとたくさんのアイディアがあります。
季節を感じる果物を使ったウェディングケーキにするのもいいですね。
ふたりらしいケーキトッパーを差したり、ふたりをイメージして作られた砂糖菓子をケーキに飾ったり、ケーキの形を丸や四角だけでなく、ハート型や船の形、ボール型にしたりとケーキについても打ち合わせをして決めていきます。
見た目も華やかな上、写真にも残るので良く考えて決めていきたいですね。
また、イミテーションやシュガークラフトで作られたウェディングケーキもありますが、せっかくなら生ケーキにしてゲストにデザートとして振る舞ってはいかがでしょうか。
料理の演出3:ビュッフェスタイルで楽しもう
一口サイズになったデザートがたくさんテーブルの上に並び、かわいくコーディネートされたデザートビュッフェは思わずゲストから歓声が上がってしまうほど人気の演出です。
ゲストが自由に好きなものを選べるビュッフェスタイルは、披露宴よりもカジュアルで楽しい雰囲気にしてくれます。また、他のテーブルゲストとも会話がしやすいですね。
新郎新婦がビュッフェ台に立ちゲスト一人一人にサーブするとゲスト全員との会話も楽しむことができておすすめです。
ビュッフェ演出
1.ミニスイーツビュッフェ
カラフルなマカロンやプチシュー、季節のフルーツタルトなど、一口サイズのかわいいスイーツを並べる演出。チョコレートがとろ〜り流れるファウンテンに、マシュマロやフルーツをディップする体験型は、大人も子どもも笑顔になる華やかなコーナーになりますね。
2.パン&ディップビュッフェ
焼き立てパンをずらりと並べ、オリーブオイル、ハーブバター、チーズディップなどを好きに組み合わせ。香ばしい香りに包まれながら、ゲスト同士で「どのディップが美味しい?」と自然に会話が広がります。
3.世界の料理ビュッフェ
イタリアン、フレンチ、アジアンなど、各国の人気メニューを一口サイズで用意。
「旅行気分だね!」とゲストがワクワクできる演出で、グローバルな食体験を共有できます。
4.ミニ寿司ビュッフェ
一口サイズの彩り豊かな握り寿司や巻き寿司が並ぶ演出。
ゲストは好きなものを少しずつ楽しめ、会話の合間に気軽につまめるので大人気です。
5.デザートカクテルビュッフェ
シェフやバーテンダーが、その場でノンアル&アルコールのデザートドリンクを作ってくれるスタイル。
フルーツやアイスを使ったカクテルは見た目も華やかで、写真タイムにもぴったり。
ビュッフェスペースにフォトスポットを作ってゲスト同士のフォトタイムや、歓談のスペースを設けることでゲスト同士がより会話を楽しんでもらうことができそうですね。
デザートだけでなく、提供する食べ物を変えると自分達らしさを出せるのではないでしょうか。
例えば、酒好きのゲストが多いなら国内外のビールをそろえたビールビュッフェ、アルコールに合わせてチーズや生ハムといった一口サイズで食べられるおつまみをそろえたおつまみビュッフェも喜ばれます。
また、デザートビュッフェを行う時にも季節感を加えるだけでオリジナリティあふれるスタイルになります。
夏だったら、トッピングを自由に選べるかき氷、秋には栗やさつまいも、かぼちゃを使ったデザートを並べるだけで季節感あふれるデザートビュッフェを楽しんでいただけます。
料理の演出4:炎を使ったパフォーマンス
「味」だけではなく「香り」「見た目」でも楽しませてくれるのが、炎を使ったダイナミックな演出です。
オープンキッチンやゲストの目の前でフランベを行えば、鮮やかな炎が一気に立ち上がり、歓声と拍手が沸き起こります。プロの技を間近で見られるのは特別な体験です。
炎を使った料理演出
1.flambéデザート(クレープシュゼット・チェリージュビリー)
オレンジリキュールを使ったクレープシュゼットや、さくらんぼを使ったチェリージュビリーなど、テーブル横で仕上げるデザートフランベ。
鮮やかな青い炎にゲストの視線が集まり、香りまで楽しめます。
2.炎のチーズ演出(ラクレット・チーズホイールパスタ)
チーズの大きなホイールの内側をバーナーで炙り、トロトロになった部分にパスタを絡めてサーブ。迫力ある炎のパフォーマンスと、とろける香りにゲストのテンションが上がります。
3.炎のステーキショー
鉄板で焼いたステーキにリキュールをかけ、一気にフランベ。火柱が立つ瞬間に歓声が起こり、そのまま切り分けて提供。
男性ゲストからも人気が高い演出です。
4. 炎のデザートビュッフェコーナー
チョコレートスフレや焼きバナナ、マシュマロなどを、ゲスト自身が小さなバーナーで炙って仕上げる体験型コーナー。キャンプファイヤー気分で盛り上がります。
5.ファイヤーメインディッシュ(ラムチョップ・仔牛)
骨付き肉やラムチョップを、香草と一緒に焼いた後にフランベで仕上げる演出。豪快さがあり、ゲストに「見て楽しい、食べて美味しい」時間を提供できます。
炎の演出は「非日常感」を生み出すので、特にサプライズ演出やフォトタイムに最適です。
シェフにより、ゲストの目の前でローストビーフを切り分けたり、一皿ずつグリルを焼き上げて供したりと、ゲストの目の前で料理をしてくれるパフォーマンスも人気があります。
シェフのプロの技に惚れ惚れすると同時に、”できたて感”と”自分のために感”がとても喜ばれます。
またテラスやガーデンで、食材を使った演出ができる会場であればBBQスタイルで料理を提供する演出はいかがでしょうか。
グリルでシェフが肉や魚、野菜などを焼きその場で提供してくれるBBQスタイルは、全員参加型の料理を使った演出になります。外で行うことによって堅苦しさを感じることなくし、アットホームなパーティーが叶います。
但し、安全面の配慮は必須。
会場によっては火気使用に制限があるので、事前確認を忘れずに。
また、妊娠中の方やお子さまには、近くに座らせずに配慮を。
【Wedding tableより一言】
料理を使った演出は、結婚式の雰囲気を大きく左右します。
ただし、詰め込みすぎると慌ただしくなってしまうため、進行や会場の規模に合わせてバランスを取ることが大切です。
また、妊娠中の新婦さんやゲストがいる場合は、強い香りの料理演出(フランベやBBQ)は席から少し離れた場所で行うなど、体調への配慮も忘れないようにしましょう。さらに、アレルギーや苦手な食材への配慮も必須です。
結婚式は「ふたりらしさ」と「ゲストへのおもてなし」が重なり合う瞬間。
料理を通して、感謝の気持ちを表現すれば、きっと忘れられない一日になるはずです。
こうした料理演出で、家族や親族へのおもてなしや感謝を伝えたいとお考えの方は、ぜひWedding tableへお問い合わせください。
おふたりに寄り添った「料理」を提供できる素晴らしい結婚式場をご紹介いたします。
今回は料理の演出をご紹介致しましたが、他の演出はこちらでご紹介しております。
こちらもご参考にしてください!
この記事を書いた人
- 辻原
- Wedding 婚礼衣装スタイリストとして、約1,000組の新郎新婦を担当してきただけでなく、ドレスショップ勤務の経験も活かし、結婚式準備~結婚式当日までの流れを熟知しているプロフェッショナル。衣装に限らず結婚式のあらゆるジャンルの記事を執筆。保有資格:マタニティの医療サポート認定資格「マタニティコンシェルジュ」